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どの世界地図が好きですか?

『人生が変わるすごい「地理」(角田 陽一郎 著)という本の中で、興味深い話がありました。

どんな地図にもメリットやデメリットだけでなく、作る人や使う人の意図があります。例えば、私たちがよく目にするメルカトル図法は、極に行くほど面積が肥大化するという特徴があり、欧米による植民地主義の固定観念を植え付けられているかもしれないとのこと。

確かに、本来の面積は南米はヨーロッパの2倍以上あったりしますが、メルカトル図法だとほとんど同じ大きさに描かれています。これに対して本の中で紹介されているピーターズ投影では、メルカトル図法をベースに大陸の形を崩さずに縦長にしたような形で、面積を正しく表示すという特徴があります。

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ピーターズ投影では、北米やヨーロッパに対する、アフリカや南米の大きさが目を引きます。メルカトル図法では、実際の面積に対して、北米やヨーロッパを大きく見せているという側面があるようです。

私たちも日本が中心の世界地図を見ていますし、正確に把握するには地球儀を見るしかありませんが、下記サイトでは、世の中には色々な世界地図・投影法が示されています。

あえて様々な世界地図を見て、普段見慣れない見方で世界を見るというのも面白いかもしれません。






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