いや、まだ戦える。2Pick ウィッチ 攻略

どうも、構築チーム”W's”に所属している蓮華です。ここでは、「アルティメットコロシアム」2Pick環境におけるウィッチクラスについて詳しく書いていければよいと思います。なかなか他の記事でもウィッチに関して書いている人はいないので、今回も内容たっぷり約7000字。参考になりそうなところを拾ってぜひウィッチで遊んでみてください!

ウィッチクラスの立ち位置(今環境当初~現在)

ウィッチクラスの今環境における立ち位置は「ネメシス」「ロイヤル」の二大上位クラスに次いで3位や4位のいわゆる「中堅クラス」として使われ始めました。今環境当初の特徴として、比較的に盤面形成を重視した後ろ寄りの試合が多くなりそうなことが予想され、そういった試合になった時に強力なカードが今弾のパックで実装されたことがウィッチの順位を上げた理由になりました。その代表的なカードが以下です。

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しかし、環境が進むにつれてウィッチの強さに疑問をもつ人もでてきました。その理由の先ず一つが「アディショナルカードのパワーが低い」ということです。

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現在のウィッチは「式神」カードの追加もあり、どちらかというとスペル関係のカードのほうが秘術(土の印)関係よりも優先度が比較的に高い上、能力自体もパワーが抑え気味なため、強力なゴールド・レジェンドカードの表示ノイズとなる形になったためです。

また、リソース補充カードが少ない点とデッキ20枚以下で強力な能力を発揮するカードの存在から「先行」での安定したバトルが難しいといった点も考えられます。

そんなウィッチですが私の中では強力なカードもまだ複数存在すること、私の戦い方的に扱いやすいクラスなため、現在でも個人内評価ですが4位と中堅クラスとして使っております。

ここからは、そんなウィッチのカードについてのPick方針をできるだけわかりやすく説明していきたいと思います。単体カードで1枚ずつ個人的な優先度をつけて比較しやすいように紹介していきます。もちろんデッキの内容によって臨機応変に評価も変わってはきますので、ある程度の基準として見ていただけると嬉しいです。

ゴールド・レジェンドカード

今回も先ずは二大巨頭と呼ばれるカードの紹介から入ります。

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猫耳の魔法使い・キャル:今弾に追加された新能力「ユニオンバースト」を持つカード。その能力で、盤面と相手リーダーの体力に甚大なダメージを与えフィニッシュへと繋げるだけでなく、大きく盤面を取られているときにでも、進化時能力で形成を一気に逆転する、現プール内最強のカードです。複数枚あるとそれだけでデッキは成立し、またマナリアの偉大なる研究で増やすなど本来なら使いにくいカードにも役割を与えます。下記で紹介するもう一つの巨頭「魔道具専門店」よりも使いやすくパワーも高いため、基本的には最優先と言っていいと思います。

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魔道具専門店:普段2Pickをやらない人でもこのカードが2Pickで暴れていることは耳にしたことがあると思います。一度着地するとその後永続的に「2ダメージをばらまく」ため、アミュレット対処カードがないと盤面も体力も勝手に削られていく恐ろしいカードです。着地後は、能力を発動させながら他カードをプレイし続けられるため、「存在の霧散」や「大紅蓮」といった強力なスペルはもちろん「知恵の光」や低コストフォロワーなどのカードさえ脅威になります。

しかしそれと引き換えに7コストでのプレイを行うと、そのターン大きく隙を作ってしまう形になるため、体力を詰められすぎていたり、盤面を展開されすぎていると設置が難しくなります。また「必中の狙撃士・ワルツ」や「パペットボックス」などで処理されてしまうと、大きく不利になりやすいことも注意が必要です。

いずれにせよ大きな勝ち筋として頼もしい一枚です。進化権を使用した「直接召喚」を狙ったり、配置後に「存在の霧散」で楽に大型フォロワーを処理することができるようにする、またウィズダム・コアなどで能力発揮の「弾(リソース)」を多く確保しておくとよいでしょう。

ウィッチの大きな勝ち筋である二大巨頭を紹介したところで以下私が評価している他ゴールド・レジェンドカードの紹介をします。(上から優先度高

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秘蹟の魔女・メディア:個人的に大好きなカードです。デッキの内容にかかわらず非常にパワーの高い能力を発揮してくれます。「暗雲の巫女・エネス」や「座敷童」といった「攻撃できない」フォロワーの除去はもちろん、大型フォロワーにも有効である進化時能力を備えており、エンハンスではガーディアンゴーレムも出してくれます。さらに、能力発動で「魔女の大釜」からワンドローも可能と素晴らしいです。しかし、破壊後にも魔女の大釜がでてしまうため、デッキに「土の秘術」カードがない場合は盤面が一面埋まってしまうことは注意です。

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陰陽の開祖・クオン:説明不要のパワーカード。しかしデッキにスペルカードが少ないと「クオンを引く→スぺブする」自体が困難になるためデッキのPick方針には注意が必要になるカードではあります。

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小さな優等生・キョウカ:こちらもユニオンバースト能力が非常に強力。さらに通常で使用しても、二回のスペルブーストと2ダメージは十分であり優先度は高いです。ユニオンバーストにこだわらずここぞという場面で強く使うことをおすすめします。

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カースエンチャンター:スペル軸のデッキであれば非常に欲しいカード。盤面を横並べする点も評価点として高く、先行時は二枚のサーチからデッキ20枚以下能力カードも起動が早くなる利点もあります。Pickの際はサーチ先を十分作ることをおススメします。また進化のスタッツは3/3であることから、場合によっては対面のフォロワーを除去しきれないことも考えられますが、こちらの体力が高く保たれている場合は進化置きエンドも視野にいれましょう。中盤以降はデッキの中身のスペルブースト枚数によって評価が上下します。

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老練の大魔術師・エラスムス:「「魔法の極致、ここにあり!!」」

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蒼の反逆者・テトラ:こちらも以前からに引き続き安定的にパワーを発揮するカードです。使いやすく、また「機械生命体」等の機械カードと合わせるとより大きなパワーを引き出せることも利点と言えます。

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魔神の使役者:こちらも高いパワーを持っているカードではありますが、一枚加えるだけでは運要素も高く狙ったカードへのアクセスが不安定である点、またスタッツが2/2と低めなこともあり、全力で取りにいくカードではないと思っています。「カースエンチャンタ-」やスペルカードが多く存在する場合や他に強力な攻める札がないようでしたら優先度を上げて取りに行くべきだと思います。

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呪いの言霊・ジンジャー:パワーは落ちるが、「ジンジャーの言霊」により「鬼呼びの導師」や「クラシカルソーサラー」、「陰陽の開祖・クオン」などを0コスで使用することができたり、「魔道具専門店」の弾に使うなど汎用性は比較的高いときも多いです。使用の際は進化を切れるようにしたいですね。

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カオスウィザード:2ドローとデッキ圧縮、進化時の力でスぺブ可能と小回りが利くカードです。本体もスぺブでコストが下がるので、可能であれば、やはりできるだけ低コストでプレイしたいです。

ゴールド・レジェンドカードについての紹介はここまでになります。

シルバーカード

ウィッチのカギとなるパーツを多く含むのがシルバーカードです。こちらも最優先二大カードがあります。

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大紅蓮:数少ないAOEカード。ケアも難しいうえ、連打するのも強力。加わった「紅蓮の魔術」は残ったフォロワーの除去に使ったり、直接打点としても使えるので便利ですが、使いどころは慎重に。「コストが余ってるからとりあえず顔に打つ」という安易な考えは抑えたほうがいいです。最優先カード。

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存在の霧散:1コスト確定除去。ケアも不能で大きく利点を稼げます。シンプルに最強といったカードです。

この二枚のカードが左右に散った時はPickに迷いますが、私がおススメするのは「大紅蓮」です。もちろんデッキ内容によって霧散を高くすることもそこそこありますが、どうしても迷って決められないときには「大紅蓮」を私はとっています。

理由は「大型確定除去」よりも「横並べに対するAOE」のほうが貴重であるからです。「ブルームキャバリエ」や「ギンセツ」など大型で処理ができないとゲームENDしてしまう恐れのあるフォロワーもいてもちろん霧散が「最強」となる場合も多くありますが、大型単体を処理するのであれば、ゴールド・レジェンドカード内の「秘蹟の魔女・メディア」や最悪ケイマン進化や、進化下当たりなど、どうにか処理することは可能です。

しかし一方で複数の横並べに対してはやはり回答札が「猫耳の魔法使い・キャル」か「大紅蓮」のみとなっていきます。しかしキャルに関しては可能な限りUB発動で使いたく、また大紅蓮とプレイできるターンは同じである点もあり、横並べの処理に関してはやはり「大紅蓮」が優秀であると感じています。また、手札に加える「紅蓮の魔術」がバーンダメージとして有効であり、7T以降であれば体力6までのフォロワーが一体いても全処理が可能になる点も強い点です。

以下上記二枚に続くシルバーカード

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ウィズダム・コア:デッキに一枚は欲しいカードです。デッキ圧縮で強力なカードへのアクセスを早めたり、スペルブーストを可能にしてくれることから、デッキの内容にかかわらず能力を発揮しやすいです。とりすぎには注意!

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式神カード:スぺブカードではあるものの、そこまでスペル枚数とにらめっこしなくてもサクッとPickしてしまう印象です。どちらもパワーはあるのでできるだけコストを低くして一気に横展開をするなど、強みを生かし切れるようにしましょう。

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エレメンタル・マナ:10ターン目以降に使いたいカード。直接打点としてバーンの強みがありロングゲームには強いですが、取りすぎると序盤中盤が厳しいのでそこまで積極的に取らなくても今環境は良いと思います。他の自然カードも優先度が下がっていたり、「ナテラの大樹」で盤面を埋めるのが嫌だというのも理由に挙げられます。

ブロンズカード

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マジカルラット:現ウィッチの勝ち筋の一つ。エンハンスが複数ついているため、どのタイミングで引いても強力な横展開を行うことができます。ネメシスのキーカードである「ブーストキッカー」の存在から敬遠しがちなプレイヤーもみられましたが、非常に優先度は高いです。複数枚欲しいカードとなっております。実はこのカードの評価については私も以前まではそこまで高くありませんでしたが、JCG8回優勝のあのお方からのアドバイスで優先度を上げたところかなり勝率が上がりました。

マジカルラットが頭一つ抜け、以下のカード達。

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符術の門弟:ウィッチというクラスは序盤の動きがあまり強くないのですが、このカードはそんな弱点をしっかりとカバーしてくれるカードです。初期手札にある場合はキープをして、ほぼ確定で「暴鬼」をチョイスし3ターン目にプレイする流れとなります。自身に「守護」がある点から中盤以降自身の体力や横のフォロワーを守ったりと1コス以上の働きをしてくれます。くさることも少ないのも◎。

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ゴーレムの暴走:除去をしつつ横展開、文句なしのカードです。土の秘術カードであり、土を消費したいカードでもあります。相手の進化有利トレード後の体力2を処理することでアドも稼ぎやすいです。複数枚あっても困りません。

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アースエレメンタラー:デッキ20枚以下で発動能力が非常に強力。しかし自然カードのボーナスが落ちていることから「ナテラの大樹」をまわすことがやや困難になっているため、ナテラは必要なタイミングでないなら手札に構えておくとよいです。最悪2/2/2として利用できることも◎。

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ライトニングキャット:アースエレメンタラー同様デッキ20枚以下で能力を発揮するカード。2点ダメージが盤面とリーダー両方に飛ばせることから使いやすく小回りが利く優秀なカードです。

上記四つが次点。個人的には門弟=暴走>エレメンタラー>キャットとなります。

さらにその次点

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マナリアリッチボーイ・シラティ序盤の動きを担ってくれ、手札に加える執事のケイマンは回復と進化後必殺持ちであることから、盤面処理と体力回復など複数の点で活躍をしてくれます。

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式神の使役:20枚以下で2/3/3を出すカードでありカード性能としては高いです。しかし、序盤に2/1/3として出すのはあまり強くないため、アースエレメンタラーやライトニングキャットよりは低めの評価です。スペルブーストが多い時には評価を上げてもいいと思いますが基本はこの位置。

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知恵の光:手札を減らさずデッキ圧縮とスペルブーストを1コスで可能とするカードで、シンプルだが実はかなり偉いカード。

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双刃の魔剣士:スペルブースト対象カードで疾走も付くが、とりすぎには注意。私は可もなく不可もなくといった評価です。似たような効果を持つ、ライトニングキャットのほうが使いやすいです。しかしデッキのスペル軸の枚数によってはシナジーを狙って複数取ります。(それでも取っても二枚までが理想なイメージです)

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ゴーレムの錬成:序盤を支える2/2/2スペル。デッキのバランスを整えるカードです。

以上が単体カードの解説となります。

デッキ構築の大まかな枠組み

ウィッチに関しても欲しいのは積極的な攻め札となります。最終的な勝ち筋をどこに設定するかでデッキ内容も組み立て方がやや異なり、スペル(ブースト)系カードの評価を上げたりします。

また攻め札が一番とは言ったものの「デッキ20枚以下」で強い能力を発揮するカードはやはり強力です。攻め札でなくても1枚の能力に注目してPickを行うことも重要です。

まとめると、ウィッチはデッキのコストカーブが良くても強い動きができるわけではありません。デッキのバランスを綺麗にすることよりも、パワーに特化したカードを重点的にデッキに組み込むことが必要になると思っています。

立ち回り

ウィッチは中盤から後半にかけての動きの強さで勝ちを取りにいきます。そのため序盤の展開について、あまり無理して相手リーダーにダメージを与えに行くことは考えず、デッキ圧縮しながら手札にパワーカードを集めること、盤面負けはしないことに注視してください。低コストスペル除去カードが存在しないことにも注意が必要です。「攻撃されない」フォロワーや「潜伏」フォロワーはやや弱点となります。そうなる前に上記で紹介してきたカードを中心にPickを行い、強力なカードの押し付けまで繋げられるように立ち回ることが望ましいです。

デッキにパワーカードが本当に少ない時には、大紅蓮等のカードもキープの視野に入れます(後攻時)。できるだけ1枚のカードを強く、強く使えるように自身の体力をリソースにしていくことも考えます。

また、ネメシス対面に関してはブーストキッカーをうまく切らせ、マジカルラットにつなげる動きが強力です。複数枚Pickしておくことで、一枚目はいなされても二枚目でさらに横展開、といったことも考えられます。どちらにせよネメシスに限らずAOEが少ない今環境ではマジカルラットでなかろうとも「横並べ」はしっかりとした勝ち筋であることは間違いありません。

主な対面で考えていること

対ネメシス

横並べを意識することと相手リーダーへの直接ダメージに進化を切ることを念頭に戦っていきます。ある程度のダメージは顔で受けることは問題ありません。盤面のやりとりに時間をかけすぎると試合が後ろに傾きすぎて、相手のフィニッシャーアクセスに間に合ってしまったり、こちらのリソースが続かなくなります。

繰り返しになりますが、横並べには強力な「ブーストキッカー」返しがあります。対面の動きをみつつ、基本的には1枚は持たれている前提で動くと、一度いなされても思考が鈍ることが少なくなります。「式神カード」や「マジカルラット」を用いて継続的な横並べが理想的な形です。

また、手札リソースの雑切りには要注意です。例えば、霧散や大紅蓮といった強力なスペルも可能な限りバリューを上げて使えるようにしています。「リスクとリターン」を天秤にかけて、強く強く使えるタイミングを狙いましょう。

弱点となるのが「暗雲の巫女・エネス」です。容易に使える除去札が現在のウィッチのプールにはありません。進化を切られるとかなり厄介になるので、少し無理をしてでも進化を切られないように盤面を作ることができると良いです。

対ロイヤル

個人的には戦いやすいクラスだと思っています。序盤はこちらの体力を守ることを意識します。盤面を丁寧にとっていき、デッキが20枚以下になったターンから、強力なカードをプレイして少しずつ相手体力を削りに行きます。普段やっていない人は「秘伝の抜刀者」「ブルームキャバリエ」「居合の真髄」「必中の狙撃士・ワルツ」が返しできたときはどう動くかを決めてからプレイすると良いです。慣れてきたら他のカードに対しても同様な思考をできるようにすると良いと思います。

 

おわりに

ウィッチというクラス、Pickをやっている人でもどうやら順位を下げ始めている人が見られています。しかし私は依然としてウィッチは評価しております。ぜひ時間のある人はウィッチ触ってみてください。よかったら拡散等よろしくお願いします。

また、今後もこういった記事を出せていければよいと思います。

おまけのシャドバクイズ

Q1:ROG(リバースオブグローリー)パックで追加されたウィッチのゴールドカードを全て答えよ。

Q2:「符術の門弟」「クラシカルソーサラー」「鬼呼びの導師」「陰陽の開祖・クオン」カードイラストの中で一番「おふだ」の枚数が多いカードはどれか。

正解は実際に確認してみてください!ありがとうございました!!!

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