異国で頑張る推しに初めて出したファンレターの話
これは2021年の話になります。
今や、昔に比べて韓国の文化が身近になった気がしますが、
皆さんはアイドル、俳優に推しはいますか?
韓国には兵役制度があるのは有名かと思いますが、
私の長年の推しも、去年入隊しました。
その時のお話になります。
入隊までの妙な空気感
兵役制度と言っても、私にはピンと来るものではなく、正直入隊する半年前くらいにようやく緊張感みたいなものを感じ始めた感じです。
正直舐めてました笑笑
なんなら、飽き性な私は、兵役行く頃には推してないだろ笑
なんてことまで思っていました。
ただ、徐々に彼自身の小さな変化みたいなものは、行く日が決定する半年前くらいからあったような気がします。
推しとの時間
さて、その推しは誰じゃという話なんですが
SHINeeのテミンくんです
出会った経緯などは長くなるので省きますが笑
本当に世の中にこんな王子みたいな子がいるんだ。
なんて思ったほど、綺麗で、目が離せなくて、ゆったりと推したことから始まっています。
元々韓国自体はひっそりと好きで、SM事務所が中学の頃から好きでしたが、まさか5年の付き合いになるなんて思いもしませんでした(2017年から〜好きでした)
ちょうどSHINee自体が、テミンくん以外がようやく長い兵役から帰ってきて、完全体になる年が2021年だったので、
いよいよ帰ってくるのか〜!!なんてそっちに気を取られてました笑
泣くつもりなんて一切なかったんですが、帰ってきて早々のGood eveningは無意識に号泣してましたね!
人って無意識で泣けるんだ?!ってびっくりしました笑
ただそんな幸せな日々も束の間でして、SHINeeとしてのカムバック(新曲リリース)を着々とこなして、ライブも決定していく中で
なんとなーく、スケジュールが詰め詰めになってきたな〜という違和感はありました。
そして、私の幼なじみの長年のケーポオタクがいるんですが、そっちの推しが先に入隊が決まり、4月に凛々しい姿で入隊していきました。
その時に長年のオタクである幼なじみも、落ち込んでいるところを見ていたので、私もいよいよ現実味が帯びてきたのが4月の中旬です。
そしていよいよ4月の下旬のある日ですかね(忘れた)
私の健康診断の前日の日ですよ笑笑!
入隊日が彼の口から知らせられたんですね。公式よりも先に涙ながらに話している彼に、私もどうすることもできず、
と強く思いました。本当に何も出来ない言葉の壁。というものを初めて私はここで体験しました。
翌日の健康診断は過去最悪になり笑笑(原因泣きすぎによる寝不足)本当に最悪でしたね笑
その強い苦しみから、私は残りの時間を韓国語を少しでも読めるように、話せるように、聴き取れるように。
無謀な挑戦を始めます。
ファンとアーティストとの残り時間
ここで私の無謀な日々が始まります。
残された時間は既に1ヶ月しかなかったのに、勉強もろくにできていなかった私は勉強方法もわからず笑
とにかく韓国語に触れる時間を作ろう!とテキストと、アプリを通勤電車や、単語を書いた紙を仕事のデスクに貼ったりなど…
本当に色んなことをやりました。
多分こんな世の中じゃなければ何も考えず渡韓してた気がします笑
さて、そんな私ですが、やはり色々と勉強していく上で、現地の人と話すのが1番だ…と思い、ずっと避けていたHello talkというアプリをいれます。
出会い系みたいな部分もあると聞いていたので、どうにも気が引けていたのですが
これがビックリで、使い方さえ間違わなければ 自分が知らなかった海外の人たちの想いが見れて 私にはかなり価値観が変わったアプリでした。
ちょうどオリンピックやるかやらないかの物議があった時期で、各国も感染やらなんやらでストレスでウンザリしていた時期だったと思うので、この小さな端末からTwitter以上に色々な情報を知れて新鮮でした。
さてさて、私の無謀な挑戦はさらに加速しまして、ここで一度とにかく入隊までに手紙を書こうと決意をします。時間ないのにね笑
もちろん手紙はあっさりしちゃったけど( ˆ-ˆ )まぁSHINeeは日本語が本当に上手いので…、、
こうして私の海外の人への初めての手紙が一通完成しました。
この時の内容はただ、ファンですという簡単なお手紙でした。
頑張っていたのは、私だけでなく、彼もでした。
本当に人がやれる量なのか?という他人から見ても明らかにおかしいスケジュール量をこなしていて、それでもひたむきに、ただ真っ直ぐ、自分を忘れないでほしい。という彼の願いが込められたように 全てにおいて全力を越えてた日々だったんだと思います。
たまに痛々しく、明らかな疲労が見えても、もうただ見ているしかありませんでしたま
こうして日々、毎日合間をぬって欠かさずにきてくれるテミンくんに、また私は言葉の壁を感じ始めます…!
今度は入隊した後でもいいから、ちゃんと言いたかったことを言わなきゃダメだ
後悔する!そう思い、私はHello talkで、韓国の方に聞くしかない!と更に強く決意をし、また手紙を書き出しました。
最後の時間
5月下旬にさしかかろうとしていた時、私の最愛のメインジャンルの生誕祭の準備も差し迫り、この頃には単語も、ハングルも、聴きとるだけなら単語として認識できるようにはなっていました。人って1ヶ月でやろうと思えば最低限は出来るんだなと思いましたね…
(ただ全然わかったうちに入らないですが…)
そもそも、私が勉強を強化しようと決意したのは、入隊お知らせの配信だったのですが、韓国語を覚えようかな。と思ったきっかけはもっと単純で
テミンくんの「おはよう。」でいいから聴き取りたかったんです。
何故おはよう、かと言いますと、課金してアーティストからメッセージが来たかのような(LINEみたいな)機能があるアプリがあるんですが、ほぼ毎日テミンくんが何かをくれてたんですね。
その中で朝のボイスメッセージにあった、挨拶(おはようみたいなニュアンスのもの)だけでも自分の耳でちゃんと聴けるようになりたかったんです。
まさかちゃんとわかるようになるとは笑
人って本当に何が起きるか分かりませんね笑
いよいよ下旬の最後の週にかかったとき、色々心配なこともありながらも(長くなるので割愛)久しぶりにあんなに、好きな存在がここにいるだけでもとても嬉しくて、幸せなことなんだなと考えた気がします。
私にとってテミンくんという存在は
いつも毒をたまに吐きながらも、割とクールなイメージがありました。
けど内に秘めているものは常に燃えていて。本当にそんなイメージです。
けどこの入隊までの数ヶ月間、アイドルとして見ていた彼を、一人の人間としての姿で見ること、考えることが出来た私にとっても大事な時期だったなと思います。
あんなに弱音を吐いた姿、そして愛おしそうにファンを想う姿、毎日を一生懸命不安を取り除くように頑張っていた彼の姿を見て私は前に進む力を貰えた数ヶ月間でもありました。
余談ですが、私も別件でかなり凹んでいた時期にだったので笑笑余計だと思います笑
そういった意味でも、私はそんな彼に今でも「ありがとう」という言葉を伝えたいです。
最後に彼が入隊した後、私は韓国人の方に手紙を赤ペン先生をしてもらってました
今度はしっかり、背中を押してもらったこと、そして私の感謝の気持ち、ずっとまってるよ。という事を書きました。
余談ですが韓国語で"背中を押してもらった"という表現は難しくないらしいです🥲
こうして彼を見送った私は、メインジャンルに投資する毎日に戻っていきました
色々終えて、心に残った言葉
やっぱり、虚無感というのは1ヶ月そこらじゃ消えなかったです。
特にテミンくんは本当に心配を通り越して、私自身も不安定になっていた気がします笑
そんなある日、Hello talkの方で私は弱音を吐きました。
確か、兵役で突然居なくなって寂しいとか、本当にそんなことです。
その時に韓国の方が私に言ってくれた言葉がありました。
この言葉が当時の私にどれだけ響いたか。
テミンくんは何度も私達ファンに、自分の見ている空の写真を送ってくれていたことを思い出し、私もそれからは何気ない景色を撮ることにしていきました。
ということで、1年前を整理するようにつらつらと書きましたが、色々ありながらも、テミンくんも来年かな?あとちょっとで除隊です。
長くも短くもあり、そして戻ってきて欲しいけど、もう生きているだけでいい。
入隊するより前の私の考え方とはかなり変わった気がします。
きっと泣いちゃうと思うけど、また完全体が見れること本当に楽しみにしてるし、浮気もしていないので笑
それを堂々と伝えたいですね。
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