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15年来の友人に言っていなかったことを話した!

※暗いので苦手な方は読まないでくださいね!
すんませーん!



ずっと言っていなかったことを話しました!うわー!緊張した!

嘘をついていたわけではないし、隠していたわけでもありません。
お互いにその話題に触れないようにしていました。
私からは決して話さなかったし、友人も気を使ってくれていたのだと思います。

そのタイミングは不意に訪れました。
いつものように家で駄弁っていた時。

「嫌なこと思い出させたら申し訳ないんだけど、あの時本当はどうしたかったの?」

と言われて、いつもなら冗談で済ますところを、素直に心から出てきた言葉で返しました。

その時の私は、多くの皆さんと同じように人生に絶望していて、自分のことが憎くて、全てのことから逃げたいと思っていました。
今思えばただの甘ったれなのですが、子供の自分にとっては重大なことでした。

13歳の頃、どうやったら自分という存在と人生から逃げられるかを毎日真剣に考えていました。
眠れずに、どうしたらこの世から自分を消せるか必死に考えていました。

私はいつも自分のことが憎くて仕方ありませんでした。
自分が自分として生きていることが許せませんでした。
怒っていました。
毎日、自分で自分を叱りつけていました。
自分を傷付けることが正しい行いだと思っていて、それで心の安寧を得ていました。
そして、それらを決して人に見せまいと思っていました。
人に迷惑をかける自分が許せないからです。

家族と友人に心配をかけるのが嫌でした。
自分がこの世から消えればこの苦しみから逃げられるという考えが何度も生まれましたが、それで苦しむ親を想像して、踏みとどまっていました。
踏みとどまれる程度なのだから、まだ私は大丈夫だと言い聞かせていました。
良い子供にならなきゃ。皆と同じようにやらなきゃ。真っ当に生きなきゃ。

そう思えば思う程、出来の悪い自分が嫌になって、自分を俯瞰で見ている自分が怒り狂い出します。
腹が立つんです。自分に。本当に。どうしようもなく。
私は、他人に怒ることは滅多にありませんでしたが、怒りの矛先を全て自分に向ける癖がありました。
自分が悪いと思えば楽でした。他人のせいにするのは辛いですから。

いつかこの感情が消える時まで、大人になって精神が安定するまで、自分を傷付け続けるしかないと思いました。
自分を罵倒することと、満足に食事をしないことを何年間も続けました。
唯一、自分が正しいと思える行為で、それは極めて効果的でした。
その時だけは自分を許すことができました。

今もその癖は少し残っています。
当時とは比べ物にならない程の頻度になりましたが、自分を叱る癖をやめられません。
もうやめられないのだと思いますし、それはそれで仕方ないと思います。
それも、他人や環境のせいでは無く自分の個性なのだと思っています。今更矯正できません。
きっと、同じような方が沢山いらっしゃいますよね。私なんかよりもっとお辛い方が沢山みえますよね。


自分が甘ったれなだけだとわかっていますし、良い人生を送らせて貰えて幸せだとわかっています。
せめて、自分の発言や行動で人を不快にさせないように努力したいと思っています。

これらを誰かに話したことは一度もありませんでした。

当時、友人はそれに気付いていたのかもしれません。
「あの時、あんたちょっと変だったよね?」と言われたので、
「うん、そうかもしれない」と答えました。

「頑張って生きててくれてありがとね」
と言われて、
「こちらこそ、見捨てずにいてくれてありがとね」と返しました。

ちょっと泣きました。
初めて人に話しました。
15年後には、もっと楽しく生きていることを約束しました。

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