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【2番弟子】今日の小話 #7 「飲み代を立て替えて下さった“ファン第一号”の方を忘れない」

俺のnoteに“好き”を、付けてくれた。全く面識は無いが、自ら「売れない物書き」と公言している方。夜中に目が覚め、気が付くと、俺が寝ている間に、そっと付けていて下さった。こんな群馬の辺境で埋もれていた俺のつたない文章を読んで頂き、認めて下さる方が出来て来たんだ、と凄く嬉しい気持ちになった。

いつもの喫煙所でタバコを吸うと、ふと、ある方の事を思い出した。ついこの間、「フェスボルタ ~鬼~」の打ち上げの時の話。「こーきちくんのファンだよ」と言って下さった方がいた。打ち上げの飲み代を、だらしなく群馬への帰りの電車賃を抜きで計算し、結果飲み代が足りなくなってしまって困っている俺に、のちに師匠となって下さる事になるジョン・ヒロボルタさんが「私が払います」と言って下さっているにもかかわらず、ファンを名乗るその方は「いえ、僕が出します!」と率先してお金を貸してくれた。

「次、またフェスボルタ来るんで、その時は楽しい芸を見せて下さいね。楽しみにしてますよ!」

そう言い残し、俺のファン(勿論第一号)の方は、手を上げて、ぺこりと会釈して帰っていった。

いつもの喫煙所で、俺はタバコを消し、感謝の念を思い出した。必ず今度のフェスボルタであの方にいい意味での倍返しをしなくては! それと、タバコ以外の嗜好品は極力抑えよう、無類のコーヒーマニア(それもインスタントと缶コーヒー専門だが)なのでコーヒーも極力控えよう、大好きなお菓子も、コーラも、エロ本TENGA EGGも抑えよう(抑える嗜好品、有り過ぎだろ(笑))。そして、金を貯めよう、あの有り難くもファン第一号となって下さった名前も知らない方の為に、と誓って喫煙所を後にした。





たしかに嗜好品は控えるけど、


「極力」ですからね。


断つわけではないですよ。

金貯まるかなあ…

なーんてっ!

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