【みやまる】電車映画のようなもの その29-ひまわり-

「みやまる」という名前は本名の最初と最後の2文字を足したもの。「まる」という響きを持つものには親近感を覚える。ちびまる子ちゃん、まるちゃんラーメン、武蔵丸と多岐に渡る。さらにマルクス、マルシオ、マルティネスと「まる界」は世界に広がっている。『ひまわり』はまる界屈指の色男、マルチェロ・マストロヤンニの映画である。

マストロヤンニはまあ〜同じ「まる」なのにみやまるとは比べものにならない美男だ。この『ひまわり』を始め女性に振り回される役が多いのは、あそこまで顔がよくて性格がいいとなんというか、バツが悪いのだろう。マルチェロだけに。完璧すぎてつまらなくなるはずだ。列車に飛び乗った去った恋人・ジョバンナ(ソフィア・ローレンもまぁ〜カッコイイ。長生きしますよ)に豪雨の中、会いに戻っちゃうなんてかなり女々しい。いや、女々しいはずなのに優雅で華麗で豪華になってしまう。ずるい男である。

よく「ただしイケメンに限る」という言葉をネットで目にするけどマルチェロ・マストロヤンニという俳優はその極み。女を捨て、外国で別の女性と結婚する奴なのに「でも、マルチェロならしかたないかな」と全ての男に白旗を上げさせる映画。


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