【みやまる】通ぶれる野球バナシ! 98球目

-六甲の風に誘われて-

この歌無くして日本プロ野球無し!阪神の球団歌『六甲おろし』。他の球団歌は知らなくても、この曲だけは知ってる人も多いだろう。しかしこの曲には意外な秘密がある。

★『六甲おろし』じゃない?
実は『六甲おろし』は正式なタイトルでは無い。これは愛称であり、正式な曲名は『阪神タイガースの歌』である。しかしこの曲が出来た1936年(!)当時の球団名は「大阪タイガース」。もちろんこの曲の題は『大阪タイガースの歌』であった。球団名変更により61年から現在の題名になったのだ。

★古関裕而と野球

この曲を作曲したのは古関裕而(こせきゆうじ)。後に『栄冠は君に輝く』も作曲した甲子園にはゆかりの深い人物だが、実はこの古関、巨人の球団歌『巨人軍の歌(闘魂こめて)』の作曲家でもある。プロ野球界の永遠のライバルは同じ音楽家の歌を歌っているのだ。
ちなみに古関は「大学球界の」永遠のライバル、早稲田大学と慶應義塾大学の野球部にもそれぞれ『紺碧の空』、『我ぞ覇者』という曲を制作している。

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