【みやまる】通ぶれる野球バナシ 18球目

ーツバメをめぐる冒険ー

 今日本純文学界のトップに立っているのは村上春樹だろう。彼はランニング、ジャズのほかに長年愛好していることがある。彼はヤクルトスワローズの大ファンである。

ヒルトンのヒットを見て小説を書く

 村上が79年の春、神宮球場で広島との開幕戦を見ているとデイブ・ヒルトンという変則フォームの外人選手が痛烈なヒットを打った瞬間に、「そうだ、小説を書こう」と思ったという。年齢も近いヒルトンを村上はそれ以来特に応援するようになり、広尾でサインをもらったこともある。

居心地の悪かった日本シリーズ

 95年の日本シリーズはパリーグは仰木監督のオリックス、セリーグは野村監督が雌雄決する形になったが、この時イチローのフィーバーと阪神大震災もあり、世間の流れは「ヤクルトファン以外はみんなオリックスを応援」というムードに。そんな中神戸出身の村上は方々で「村上さんはオリックスですよねもちろん」と言われ、結果的にヤクルトが日本一になったものの居心地が悪かったシリーズだったという。

 現在村上は読者との交流ページを開いているがヤクルトに関する回答も多いので興味のある方はぜひチェックしてみよう。


 


 

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