【みやまる】通ぶれる野球バナシ 49球目

ー球界のゆるキャラたちー

 埼玉西武のレオ・ライナ兄妹の手塚治虫を始め大物デザイナーがマスコットをデザインすることは多かった。以前のオリックスのマスコット・ネッピーは松下進、オリックスと合併する前の大阪近鉄のバフィリードはハンナ・バーベラプロダクション(『トムとジェリー』の生みの親)と豪華な名前が並ぶ。今日は球団の「顔」であるマスコットにライトを当ててみよう。

★大人気ドアラは「2代目」。

 もはや野球ファン以外にも認知されるようになった中日のドアラ。

 アクロバットな動きも出来、Wiiのゲームソフトも発売されたマスコット界のスーパースター。しかし今のどこか憎めないルックスになる前の前段階がある。

 今ほど「濃い」顔じゃなかったのだ。そういえば酔うとこういう色の顔になる友人がいるなあ。


★つば九郎、FA宣言

 そんなドアラに対抗意識を燃やすのはヤクルトのつば九郎。激しい動きのドアラとは対照的にまったりした動きの燕は2012年マスコット界初のFA宣言という仰天の行動に出る。他球団・団体と自由に交渉できる身になった彼にはJリーグのFC東京を始め、プロレス団体や出版社などからオファー殺到。しかし球団社長から「もし出ていくならYSのロゴが入ったヘルメットは球団に返してもらう」、19年ヤクルト一筋でプレーした宮本慎也からは「ヤクルトにそんな気持ちなら出ていけ」と厳しいコメントを受け、残留を決意。

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