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ジョンが出会った読者たち【第2話】

前回の妖怪柄ワンピを着こなすサブカルくそ女(いい意味で!)キクボルタさんに続き、小樽のヤリマンぺちゃボルタさん、スズメ柄のサブカルくそ女(いい意味で!)あんころボルタさんが登場! 変な人がいい感じに集まってきました!
ごく普通の会社員である僕が血迷って携帯番号をTVBros.誌面に載せたところから始まる、アメイジング・ドキュメンタリー!


小樽のヤリマンかかってこい!

海鮮丼といえば三角市場! 北海道は小樽在住のファッキンぺちゃパイさん(通称:ぺちゃボルタ)からお電話をいただきました。


読者ブロファイル② ぺちゃボルタ:24歳女性。北海道在住。コスプレ好きなオタク。実母のいる前で「自分はヤリマン」と連発。

「サブカルのサの字もないヤリマンなのですが、いいですか?」

—— そんなの全然いいですよ! なんでまたお電話を??

「いやぁ、キクボルタさんが気になって」

—— 僕も気になってるんですよね。でも今はぺちゃボルタさんの名前の由来が気になります。

「昔の男が、メールで何かにつけて『ファック!』って書いて送ってくるヤツで。別れ際に送ってきたメールには『ファッキンぺちゃパイ!』って書いてあったんですよ!」

—— うーん、だいぶDQN(ドキュン)な彼氏さんだったんですね。ぺちゃボルタさんはどんな人がタイプですか?

「DQNはイヤですね」

—— そうですか…。なんだか、言ってることとヤッてることが違う気がしますが。

「地味っぽく見えるオタクが好きなんです。私自身も暗い方で、オタクなんですよ」

—— 送っていただいた写真を見る限りでは、確かにコスプレ好きのオタクな感じもしますけど、少なくともヤリマンには見えませんよ。

「いや、ヤリマンでした(キッパリ)。でもつい最近 “お母さん” になったので、今は控えめです」

—— お子様が生まれたんですね! そもそもぺちゃボルタさんは、いつからブロス読者なんですか?

「私ではなく母が読者でして、私はたまに読む程度です」

—— お母様が読者なんですね! では、お母様に好きなコーナーを聞いてもらえませんか? 今、一緒に住んでますか?

「はい。ちょっと聞いてみますね」 (保留中)

—— どうでした?

「ドグラ・マグラが好きだそうです」

—— ブロスと関係ない! ナイスレスポンスありがとうございます。なんとなくお母様のことがわかった気がします。ちなみに、ぺちゃボルタさんは普段どんな雑誌を読んでいるんですか?

「KERAかな。きゃりーぱみゅぱみゅさん、ブロスでも連載してますよね」

—— はい。きゃりーさんのファンなんですね。ぺちゃボルタさんがきゃりーぱみゅぱみゅさんみたいになったら「ふぁっきーぺちゃぺちゃ」って名前ですかね。……すみません、今後やりたいこととかありますか?

「とりあえず就職したい! 最近仕事辞めたんですけど、ベビー服とか買わなきゃいけないし、お金稼がないと!」

—— わかりました。ベビー服、僕が買って送ります! ぺちゃボルタさん、住所送ってくださいね!


スズメ柄のサブカルくそ女(いい意味で!)

さらに! おっとりとした口調が魅力的な都内在住、あんころもちさん(通称:あんころボルタ)からもお電話をいただきました。

読者ブロファイル③ あんころボルタ:38歳女性、東京都在住。愛読書はブロス、サンデー。趣味はスーパー銭湯巡り。バツイチ。Mr.ビーン似。


「こ~ん~ば~ん~は~」

—— ずいぶんとおっとりしたかわいいお声ですね! なんでまたお電話を?

「おもしろそ〜だったので〜」

—— ものすごくお若い気がしますが、おいくつですか?

「38歳ですぅ」

—— 38とは思えない妖精ボイスですね!

「よく真似されるんですよぉ」

—— なんでお名前が、あんころもちなんですか? まさか、あんころもち柄のワンピースとか着てるなんてことはないですよね?(注:前回登場キクボルタは妖怪柄のワンピを着用していた)

「そんなわけないじゃないですかぁ。でもスズメ柄のワンピースは持ってますよ〜。名前は単に思いつきですぅ」

—— お顔は誰に似てるっていわれます?

「えっとぉ、Mr.ビーンみたいってよく言われます〜」

—— 僕もよく言われます。挙動不審だから。ところでブロス歴はどのくらいですか?

「学生の頃からだから、えーと、もう18年くらい〜?」

—— そんなに長いんですね!

「コーネリアスが大好きだったんですぅ」

—— 失礼ですが、あんころボルタさんはご結婚されてらっしゃるんですか?

「実はぁ、バツイチなんですよぉ」

—— 理由は聞かないでおきます。最後にこれを読んでいる人たちに一言お願いします!

「ブロスは身近で気軽に読めていい雑誌だと思います〜」

—— 確かに身近ですね。今や、何か気になることがあったら電話できますからね。これからもよろしくお願いします!

「キクボルタを追え!」

第1話でご紹介させていただいたキクボルタさん。その強烈な個性に圧倒されたのか、多数のお問い合わせと共に目撃情報もいただきました! 以下、熊本在住の読者、アフロチカさんからの情報です(通称:アフロボルタ)。

目撃者のアフロボルタさん

熊本で開催している「野うさぎ市」に行きました。野うさぎ市とは、3・11の震災で、東北関東から熊本に自主避難した方々が中心になって活動しているマルシェです。

会場でひときわ異彩なオーラを放っている女子がおりました。フェス慣れしていそうなフラワーなフリーダムな雰囲気を放つ出品者たちの中に、一人ぽつねんと文化系の雰囲気を漂わせている女性が。食べ物や野菜や服や雑貨を販売している出品者の中で、彼女一人だけ小さなテーブルを前に、床に直に座っているのです。テーブルには「占い300円」の張り紙が。安い!!

でもよく見ると、あれ? もしかして、今発売のブロスに載っていた、ブロス読者のキクボルタさんでは? ジョン・ヒロボルタさんの描いたイラストにそっくりな彼女。もしや…と思い、
「もしかして、キクボルタさんですか?」と声をかけました。

ビンゴ! ご本人でした。

「よく私だとわかりましたねえ!! 初めて言われました!」
とキクボルタさん。

「占いって、東京にいた時からしていたんですか?」
と聞くと、

「いえ、今日が初めてです」
と彼女。

その堂々っぷりたるや恐るべし、キクボルタさん。

ってやべー! 続きが書ききれねー!!!

ということで今回も語りおろし!  話の続きは090-6143-2407へ! スペースの都合上書ききれなかった各種ボルタのエピソードをお話します。ジョン・ヒロボルタ(平日は21時以降におかけください。土日はいつでもOK)。メールはhirotakufr@aol.comまで。

(「TVBros.」2012年10月10日発売号掲載)



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