【みやまる】みやまるの懐ゲー野郎! 5連射 -ウイニングイレブン8-

このコーナー初のPS2のタイトル。「ウイニングイレブン8」のパッケージはこの人。

今はFIFAの会長を目指してる当時の日本代表監督、本名アイトール・アントネス・コインブラさんことジーコ監督。ジーコ(ZICO)とは愛称で「ガリガリ」「痩せてる」というような意味である。

▲最近はちょっと「ジーコ」じゃないけど。

『ウイイレ』なんてロングセラーだし、ジーコジャパンってそんなに昔か?うーむ「懐ゲー」と題してるのにこれはイイのか。確かジーコって、今のハリルホジッチの前のアギーレの前のザッケローニの前の岡田武史(第2期)の前のオシムの前の監督だよなあ。充分昔である。

日本代表プレイ。ジーコ監督の祖国ブラジルとエキシビジョンマッチ。陣容はこんな感じ。

うーん、やっぱ昔だ。

こちらは控え。唯一遠藤保仁がまだ代表入りの可能性くらい。

いざキックオフ。実況はジョン・カビラ。このシリーズが大ヒットしたのはカビラさんの実況が大きいように思う。自分で「操作」してる選手なのだ。普通の中継とは違う熱がこもる。情熱的に「ゴルゴル、ゴール!決めてきましたっ!」と言ってもらうのはなんだか努力が報われたように感じる。同じくサッカーのロングセラータイトル『プロサッカークラブをつくろう(サカつく)』は「情熱より正確性」というスタイルの八塚浩の実況だが、こちらのゲームは社長や監督になり選手を実際に動かさない、一歩引いた立場なので「カビラソウルフル実況」よりやはり「八塚しっかり実況」だ。要は2大サッカーゲームには素晴らしい実況の人選あり、ということです。

そんなこと思ってプレーしてたらあっさり失点。ロナウジーニョはこの試合1人で4点稼ぐ。


▲サッカー王国は強いなあ。

過去のウイイレを含めたスポーツゲームの楽しみは当時の選手の評価やチーム事情を伺えるところにある。確かに古本屋で昔の選手名鑑等は手に入らないこともないが、いちいちどの選手にも細かくは書かれていない。

実例を挙げれば写真の田中マルクス闘莉王。彼の怪我耐性はA〜Cのうち最高評価のA。この後彼はちょこちょこ怪我するようになる。しかしそれはまだ未来のことなのだ。まだ闘莉王に怪我のイメージが無かったんだ、ということがこれだけでわかる。このゲームはこうした細かい能力値が全選手に割り振られている。こんなよくわかる実在選手の評価はない。とても貴重である。

▲この後JリーグでMVPを獲得したロブソン・ポンテもこの当時はドイツのクラブに。

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