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ジョンが出会った読者たち【第59話】


フェス界の熱帯低気圧になれ!

『フェスボルタアジア』開催!


★さて、8/23(日)に渋谷clubasiaにて開催された『フェスボルタアジア』。過去最大規模ということで、ステージもでっかくて、3フロアもあり、タイムテーブルとにらめっこをしながら、どれに行こうかと選ぶ感じとか、フェスボルタもいよいよ名実ともに“フェス”になった気がしました。ですが同時にリポート書くのも一苦労…。ていうか僕ひとりじゃ無理! みんな助けて! ということで、頼もしい仲間たちとともに臨場感たっぷりにお届けします。

 文/ジョン・ヒロボルタ(ジ)、キネボルタ(キ)、みやまるボルタ(み)、グエンタィン照夫(照)、たまボルタ(た)、はのうボルタ(は)、シバノソウ(シ)、おに山田(山)

 写真/六波羅ボルタ、荒川のじみ、GEHAPOP

開会宣言


ジョン・ヒロボルタ、みやまるボルタ、こーきちくんによる、息ピッタリの妖怪体操第一で開会!!


2Fステージ

DJユキミ(ど田舎テクノDJ)

物静かな女性でしたが DJブースに入ると鋭い目 つきでプレイ。本人の言う 「古くてもかっこいい」を 実感。(み)

キムアス(激アツ弾き語り)

伊達メガネでオカッパ頭が送る熱い弾き語り。ラストの『サンダーファイヤー』で会場が ひとつに!(み)

BLACK RIBONS 夏(メルヘン暴走族)

今回はメンバーを2人欠いての出演でしたが、キラキラモールを振り回し熱唱!いつも楽しいユニット です!(み)


天使と悪魔たち〜デビルandエンジェルズ〜(エレクトロ)

天使の輪っかと悪魔のツノを付けた2人組。本格的V系バ ンドがいたため、自分たちの格好がちょっと恥ずかしかったそうです。(み)

佑村河内攻(三味線&赤いリストバンド)

「Fカップのグラビアアイドル、佑村河内攻」と自己紹介。怪しいリストバンドも熱心に売ってました。(み)

あヴぁんだんど(アイドル)

サイリウムを持ったファンが集結! 星なゆた は衣装の下が水着ということで会場のテンションも最高潮に!(み)

that's all folks(弾き語り)

実はアイドルガチヲタであり、”たま”の熱烈なファンでもある彼は、もしかしたら当日一番楽しんだ人かもしれません。(キ)


DJみやまい(ファンコットDJ)

『炭坑節』をインドネシア のクラブミュージック「ファンコット」にリミックス。日本のファンコットの神様であるあの人にも届いたことでしょう。(み)

青春カフェさくらい(ポエム朗読)

「初めておっぱいパブに入った話」を朗読。”読むサンボマスター”みたいな圧力を感じました。(み)


岩井志麻子・やついいちろう(怪談)

夏といえば怪談。やついさんを聞き役に迎え、実際に女性殺害現場で体験した不思議な出来事など、志麻子先生は怖い話をたーくさんしてくれました!(た)

SOЯa(コスプレメッセージロック)

涼やかな着流しでロックテイストの『ソーラン節』。客イジリが2階出演者の中でバツグンに うまかったです!(み)

月見峠(日常系コント)

「子供将棋大会に来ちゃった中二病のオッサン」など、2本のコントで笑いの渦に。(み)


DJにるい(Tribal House)

ここはclubasiaですが、大塚 deepaの店長も出張DJ!トロピカルなサウンドでフロアをアゲアゲにしてくれました。(キ)

デイジー(テクノポップ)

ロリータファッションに身を包み、蝶のように舞うデイジー。と思ってたら、舐めてたアメを突然吐き捨て、いきなり死んでし まう!見ていた石川浩司さんも思わず「死んだー!」と叫んだステージは圧巻でした。(み)


座間三郎(30代全共闘フォークゲリラ)

まさかの大遅刻。そしてリハ中の佑村河内さんの素顔を見て、「見てはいけないものを見てしまった!」と失礼な絶叫。しかし、フィリピンで戦死した詩人・竹内浩三の作品に座間さんが曲をつけた『骨のうたふ』は、それこそ骨の髄に染み込む名曲でした。(み)


物販エリア

POOP THE HOPE(カレー販売)

無農薬、玄米、夏野菜で作るバターチキンカレーは大人気! あっという間に完売!(キ)

GEHAPOP(Tシャツ販売)

一枚一枚が違う タイダイ柄のフェスボルタTシャツ。結構売れてたんで自分も買いました。(は)

けーもーのっ(スナック)

めちゃくちゃ美人だったし、いい人だったし、ちゃんと相談に乗ってくれてふわっと肯定してくれる感じが最高だった。(シ)

キヨ(手作りクッキー販売)

青山なら500円くらいで売ってそうなクッキーが、なんと100円!ちびっ子にも大人気でもちろん完売!(は) 

MAKI DA SHIT(医大生ラッパー健康相談)

健康診断で引っかかりがちな中年に大盛況!最近肥満気味なジョンさんも真剣な顔で相談してました。(キ)

水野しず(似顔絵)

お客さんの列がずっと途絶えませんでした。Maison book girlのときはブースを離れてフロアで踊りまくっている姿も印象的でした。(キ)


1Fステージ

石川浩司(たまのランニング)

「フェスボルタに着いたー!」で登場!フォークギター1本で圧倒的な存在感!初見の方もそのステージに引き込まれていました。「オレの音源は10年後にプレミアつくから」と言って販売したCDはかなり売れたみたいです。と っても気さくで最後まで残って盛り上げてくれたりと実にいい人! (キ)

カズキズ(中学生清志郎バンド)

この日、清志郎になった中学生、KAZUKI。お世辞抜きで今回一番感動したステージ!ステージにもフロアにも、カズキズファンのちびっ子だらけになり、一瞬保育園かと思うくらい癒されました。ジョンもちょっと泣いてました。(照)

ハービバノンノンズ(湯けむりロック)

いつもトップバッター、いつも同じ曲、でもこれぞフェスボルタの定番!(ジ)

白鯨ゴリラ(絶叫漫談)

上半身裸で白いおっぱい揺らしながらダンスを教えてくれた。簡単ですぐ踊れたから楽しかった!(た)

シバノソウ(現役シンガーソングJK)

(彼女に関してはいくらでも語れますが)相変わらず白くてプニプニのソウちゃんは可愛い…。観にきてた友達も可愛いかった!こんなにギターが似合うのは小林旭以外、僕は知らない!(山)

Maison book girl(アイドル)

変拍子を多用した独特な世界観の楽曲でフロアを躍らせる躍らせる! 9/23に待望の1stアルバムをリリース予定とのことです。要チェック! (キ)

ジョナサンズ(ロックバンド)

前回は弾き語りだったが、今回はバンドだったので印象が変わって、とにかくうまかった。『クレイジ ージャーニー』はちょっと泣けた。個人的に1番かっこよかった。(た)

ラッキーハノイ(Vietnam系バンド)

まさかの片言ポイズン(反町)で爆笑。拙い日本語から繰り出される不良っぽい歌詞が面白かった。(た)


SOULSTAR MIURA with JUSTALEBITS ORCHESTRA(ロケロ!)

いきなりトロンボーンの人の紹介からスタート!歌の途中でジャンさん(ベトナム人)がしゃしゃり出て、ベトナム笠をかぶせていたけど、アフロだから全然取れなくて場内爆笑!(照)

街裏ぴんく(漫談)

お客さんと一緒に楽しめる漫談というスタイルが新鮮。っていうかとにかくデカい!もちろん笑いの才能は「ある!」← 見てた人はわかるでしょう。(照)

おに山田(ロリコン紙芝居)

ちょっと、いや結構アウトなロリコン紙芝居だったけど、盛り上がったし、本人が楽しんでいたのがよかったですね。(照)

こーきちくんVSコンボルタ(40代漫談対決)

ネタとしてはコンボルタさんの方が絶対に面白いけど、こーきちくんはマイク落としたり、ついたー!のつもりが思わず「来たぞー!」と言ってしまって石川さん本人から突っ込まれたり、とにかく素晴らしい泥仕合。(た)

ミュボルターズ(ロックバンド)

ボブ・ディランを彷彿させる 熟練のロックでした。フェスボルタは40代が 力強いですね!(は)

Yuneve(次世代シティポップ)

バイト先で、食べ方も見た目もきれいな女性客がメニューを汚くしたらしく、そのギャップにすごく興奮して作った曲、『モスバーガー』。ヴォーカル超うまい。やばかった。(た)

おやすみホログラム(アイドル)

とにかくかわいい! 金髪ちゃん(八月ちゃん)が淡々と歌う感じ、赤髪ちゃん(望月かなみ)がロックな感じで頭振りまくりで、独特の世界観が最高!(た)

酒井少年(下ネタの貴公子)

2曲目の『不幸になれ』が名曲!売れてない人の思いが赤裸々な感じで描かれてグっときます。ラストは『オナニー〜それがすべてさ〜』を大合唱。みんながステージに上がったので、フロアがガラガラで終了という前代未聞の展開に!(た)

Heretique Aventure(本格V系バンド)

まさかフェスボルタで本格的なビジュアル系が見られるとは思わなかった! メイクもすごいしベースもすごく上手かった。ファンタジーな世界観の中、観客にバイト先をバラされ(支店名まで)、「やかましいわっ!」とツッコミを入れるやりとりも最高。(は)


猫耳坊主(木魚叩き語り)

お客さんと一緒に、しかも日本語がわからないベトナム人たちまで一緒にノレる木魚で楽しかった! 途中「ニャン」って言うはずが「ワン」って言ってたところも含めて 満足!かわいい!(た)


フェスボルタアジア、大成功。しかし…

 開始前は不安でいっぱいだった『フェスボルタ アジア』。しかしフタを開けてみると、僕にとっては過去最高に楽しめたフェスでした。

 その理由(1)「運営のレベルが格段に上がった」。正直、前回のサブカルくそ婚活やフェスボルタ鬼では、 現場で忙殺されてフェスを楽しめない自分がいました。しかし、今回は徹底した事前準備、動線の確保、スタッフの配置を行い、みやまるボルタの成長、新メンバー・コタボルタの追加もあって、当日はかなりラクをすることができました(歳のせいで翌日は 全身筋肉痛でしたが)。みんなに感謝!

その理由(2)「複数会場同時開催」。どこに行っても何かしら賑わっていて、なおかつお客さん同士がトークできる場所も十分ありました。物販も大盛況。シバノソウはCDを40枚も売ってたし、今まで売れた試しがなかったフェスボルタTシャツも今回はなんと完売!

その理由(3)「最高レベルのカオスっぷり」。これに尽きます。出演者のジャンルの幅広さもさることながらお客さんも文字通り老若男女(なんと赤ちゃんまで)、こんなフェスは類を見ないと思います。これだけたくさん見られて入場料はたったの2,000円。「値段」と「面白さ」を考えても、どこにも負けてないと思ってます。

でも、良いこともあれば悪いこともある。今回、過去最高250人のお客さんが来てくれた『フェスボルタアジア』ですが…

過去最高の赤字、マイナス13万!

  このままいくと、キネボルタと僕は破産します。入場料を2 ,500円にしたらトントンにできたのですが、中学生や高校生や無職もいるし、やはり敷 居はできるだけ低いままをキープしたい…。一体どうしたらいいんだ…。(つづく) 

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