【みやまる】通ぶれる野球バナシ 36球目

ー漢!ハマの番長ー

 野球にそこまで詳しくない人は「番長」と聞くとやはり清原和博の印象が強いかもしれない。横浜にはもう一人、球界を代表する番長がいる。

 エルビス・プレスリーへの憧れでこの髪形にしたのは三浦大輔。清原と区別するため「ハマの番長」と呼ばれることも多い。DeNAの前々身である横浜大洋に92年から一度も移籍せず所属。3回のチーム名の変遷を見届けてきたミスターベイスターズとも言うべき大投手である。黒田と並ぶ男気を感じさせるエピソードを2つ紹介。


 「他のチームならもっと勝てたかなと思ったことは一度もない」

 長らく弱小球団のエースを務めた彼の名言。勝ち星はいくら投手が好投しても打線の援護がないとつかない。しかし番長は不満の一つこぼさず横浜のために投げ続け先日のヤクルト戦で23年連続勝ち投手というプロ野球タイ記録を達成。移籍していく選手も多かった当時のベイスターズだったが「俺は横浜の三浦」とも発言している。

 「もっと俺がサインすればいいだけの話ですから」

 サイン転売問題について一言。ネットオークションでサインの価格が高騰しスポーツ界全体で問題になってた際に三浦が自分がもっとサインすれば価値が相対的に下がると発言。ファン本位の発言に横浜以外のファンもじ~ん。

 

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