【みやまる】通ぶれる野球バナシ 57球目

-ホリエモンと幻の不死鳥-

堀江貴文という人物を04年の球界再編騒動で知った人も多いことだろう。ライブドア社長としていち早く近鉄球団買収に乗り出し、新チームの席は東北楽天ゴールデンイーグルスに譲ったものの、「新規参入」で楽天・三木谷浩史社長を差し置いてその年の流行語大賞のトップ10を獲得。今日はライブドアが夢見た仙台の幻の新球団のお話。

★ライブドアの新球団は「楽天」?!

球団名は「ライブドア・フェニックス」を予定していた。一度は公募サイトを作り募集したものの、「浦和レッズ」「仙台ジャイアンズ」「田代まさし」とふざけたものばかりになってしまいこの名前に落ち着いた。

チームのペットマークは本拠地仙台の「仙」を模した形になった。チーム名公募のランキングはネット上で現在も見れるが、「仙台・オブ・ジョイトイ」「いえ〜いめっちゃホリエ」など時代を感じるものも多い。またズバリ「楽天」という名前も……。

★最初で最後の球団イベント

監督は阪神やヤクルトで活躍したトーマス・オマリー、ゼネラルマネージャーには新庄剛志の大リーグ時代の通訳だった小島克典と人事も発表していたが、残念ながら不死鳥の球団は狗鷲に敗れた。落選後すぐの12月に宮城県内で堀江社長のトークショー、ロゴ入りグッズの販売、少年野球教室を開いた最初で最後の球団イベントを開いた。その後も広島東洋カープ買収を目指していた時期もあったがライブドア球団は日の目を最後まで見なかった。

▲落選後にフェニックスが「ソフトバンク相手に大勝」という挑発的なジョーク記事を出したことも。

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