【みやまる】通ぶれる野球バナシ!100球目

 今日、2月1日は野球界の新春ということで「球春」と呼ばれている。理由は毎年全チームがキャンプインする日だから。今年初めて選手がファンの前に姿を現す日ということになるが、DeNAキャンプでは久保裕也は早速遅刻し、巨人のキャンプにはOBである松井秀喜が訪れるなど、早くもニュースがいっぱい。

★迷子になった息子は……

 というワケで今回はキャンプにまつわるエピソード。アメリカから今年阪神に復帰した藤川球児。渡米前のある年、藤川は母子を連れてキャンプインしたが、なんと球場内で「藤川○○(息子の名前)くんが迷子です」というアナウンスが。大慌てで迎えに行くが、帰ってきた藤川は一転してニコニコ。球場の係員から、藤川の息子にお茶を出そうとしたら「知らない人から物を貰っちゃダメって、お父さんが言ってた」と受け取らなかったという話を聞き、「俺のしつけがええからや~」と嬉しそうに報道陣にそのことを語った。なんとも微笑ましい光景である。

★地獄の伊藤キャンプ

 「伝説の」と枕詞が付くキャンプがあるので紹介したい。79年シーズンを5位という不本意な成績で終えた長嶋茂雄率いる巨人。チーム再建のため若手選手を中心に当時としては異例の秋キャンプを静岡県の伊東で実施した。ミスターはいつもの笑顔を鬼の形相に変え、30度近い山道の10往復ランニングや数百単位での腹筋背筋トレーニングで巨人軍を鍛え上げた。長嶋は翌年も優勝を逃し(3位)解任されるが、江川卓・西本聖・中畑清・篠塚利夫といった伊藤キャンプのメンバーの多くが球団史に残る選手に成長した。

★★★★

 今回で『通ぶれる野球バナシ』は100球目(回目)を迎えました。自分が一番驚いてるかも。まさかこんなに続くとは!

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