【みやまる】航空公園で見た映画監督たち

 金曜日の記事に新百合ヶ丘で西川美和監督のトークショー足を運んだことに触れたがみやまるが映画監督のトークショーに行ったのは西川監督以外にもある。このnoteの初期に書いたけどに北野武監督の東京国際映画祭でのトークショーにも行った。

 家から数駅の「航空公園」の近くに「ミューズ」という所沢市民文化ホールがある。毎年3月に「ミューズ シネマ・セレクション 世界が注目する日本映画たち」という上映会を3日間前後行われ、上映後に監督や映画評論家のトークショーがセットになっている場合が多い。今年の例を挙げれば『ペコロスの母に会いに行く』の上映後に評論家の山根貞男さんが登壇。(みやまるは予定が合わず行けず。とほほ)今日はそこでナマで見た監督の印象を書いてみます。


 是枝裕和監督(『空気人形』)

 今まさにカンヌにいる是枝監督はダンディというか、写真のまま知的なかっこいいお父さんという印象。偉ぶらず、それどころか女子高生とおぼしき若い世代からの「(作中の)あの赤い糸は、運命の赤い糸を意味してるのですか?」という質問では、顔を真っ赤にして照れに照れてました。

 ヤン・ヨンヒ監督(『かぞくのくに』)

 西川監督に感じた(学校の先生みたい)というのをさらに強く感じたヤン監督。と思ったら本当に高校教師だった時期もあるとのこと。自身初めての劇映画『かぞくのくに』では一時的に半島から帰郷した兄との交流を描かれていたが、「あの時こういうふうに振る舞えたらよかったなという気持ちで撮ったシーンがある」発言が非常に強く残った。

 塚本晋也監督(『KOTOKO』)

 みやまるは当時塚本監督のことをよく知らず、『KOTOKO』のイメージで園子温監督、三池崇史監督のような「近寄りがたい強面の鬼才」を思い描いていたのですが……、映画好きの方はご存知のとおり柔和な笑顔の監督。『KOTOKO』製作のきっかけは子供や義理の母とのひとときでと語っていました。その後、代表作『鉄男』を見たら、(こんなにおどろおどろしい映像なのに最後に「人間って悪くないだろ」みたなラストを持ってこれるのは、監督の性格なのかなあ)と思いました。

※()内の作品はその時上映した作品。



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