【みやまる】む歌詞ばなし 2曲目-浅草キッド/ビートたけし-

夢はすてたと 言わないで 他にあてなき 二人なのに

夢はすてたと 言わないで 他に道なき 二人なのに


 ピース又吉直樹、芥川賞受賞!このニュースがとてもみやまるは嬉しい。というのもみやまるは子どものころお笑い芸人か、作家になりたいと思っていたから。そしてその二つを両立し、さらには純文学の頂である賞を獲る人が現れるということがすごく嬉しいのだ。

 芸人については幼稚園時代から、しかもなりたいと思うのと同時に「自分には絶対無理」と既に感じていた。自分がスッと上手いことを言ってみんなを幸せにするなんてみやまる少年には口から火を噴くくらいの離れ業に見えた。いや、もっといえば口から火を噴くほうがまだ出来るかもしれない。とにかくそれくらい天性の才を持った人たちだと思っていた。今も昔もお笑いの人が「他業種」にチャレンジすることを良しとしない人は少なくない。ただみやまるからすれば「人を笑わせることが出来るんなら、ほかのことだって出来たって当然」くらいに思う。とにかく野球選手と並んで永遠の憧れの職業なのだ。

 しかしこの曲を夜中にふと聴いたりすると「『他にあて無き』人生もありだったかなあ」とちょろっと思う。憧れていないで身一つ、お笑い道に飛び込めばどんな自分になっていたんだろう・・・・。不思議なものでそんなこと思っていたら漫談を芸とする弟弟子が現れ、一番尊敬する芸人は俺と同じく「ビートたけし」と言う。


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