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推しが亡くなった話①

最近、私の大好きな人が亡くなった。
3次元で本当に実在している人だ。
20代という若さで、私達の手の届かない所にいってしまった。
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元々アイドルが好きで昔から色んなアイドルを推していた。
キラキラと輝くアイドルは、いつも私達に生きる希望をくれたものだ。

飽き性である私が、こんなに推したアイドルは、後にも先にも彼だけである。
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この知らせを聞いたのは一昨日の朝。
LINEで友人から
「大丈夫?」「無理しないでね」
と労いの言葉を受け取った時。
慌ててTwitterを開いて、トレンド入りしている彼の名前を恐る恐る検索した。
「熱愛か…?それともグループ脱退?いや、芸能界引退とか?」

【訃報】と書かれた文字を見た時、明らかに心臓がバクバクしたのを今でも覚えている。
羅列された文字を読み、状況を把握するのに必死で、出勤時間なんて気にしてなかった。

一度携帯を伏せ、とりあえず身支度を済ませようとした。
家族に心配されないよう、平静を装って。

しかし明らかにいつもより手際が悪いのを感じた。
何をやるにも要領が悪く、刻一刻と時間が過ぎていき、頭の中で整理できないまま出勤した。

この日は意外と仕事に集中できた。
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1人になるとふと彼を思い出して涙が出てしまうので、夢中になれる仕事場が、私には合っていた。

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今でも彼の顔をみたり、曲を聴いたりすることが苦しい。

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それほど大好きな人だったのだと感じた。

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