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有終の美

皆さんこんにちは。マッサと申します。最近寒くなって来ましたね。またコロナが流行りはじめているのでしっかりマスク消毒手洗いをしましょう。

さて、今回私は鹿児島で行われた第5回AJ杯に参加してきました。その記録を残させて頂きたいと思います。全文無料で読めるようにするので、最後までお付き合いください。

目次                  1、デッキ選択             2、採用理由              3、当日の結果             4、総評             

1、デッキ選択

今回の大会はメガデッキ発売1週間後ということで、メガデッキを使用できる1デッキ制の非公認がほとんど行われておらず、環境が定まっていないイメージがありました。

僕が考えたメガデッキ発売以降のtire表がこちらです。

tire1:赤起幻、導魔、紫起幻、ゼクス

tire2:覇王、白緑起幻、緑ランプ系

以上です。

メガデッキ発売前と比べるとかなりすっきりしたなーと思います。メガデッキ発売前はやれ超星だ、やれ皇獣だと既存の創界神を主体としたデッキがかなり猛威を振るっていた印象がありました。

しかし、

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すみません、間違えました💦

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こいつと

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この2種類のカードの登場により、既存の創界神主体でかつ横に神を並べるデッキは軒並み姿を消しました。キンタローグも零の型もこれまでより遙かに緩い条件で神を砕き、ドローも付いているので起幻対面でも腐りにくいです。

これにより、環境に残れるデッキがかなり限られてきたというのが僕の印象でした。

そして上のtire表の中で僕が保有しており、かつ回し方も把握しているのは覇王、ゼクス、赤起幻の3種類。よってこの3種のうちのどれかで出場することに決めました。

当初、最有力候補だったのは覇王でした。初動の多さ、お互いをサーチできるゴッドシーカー(オードランと猿)、攻防に安定した性能があったからです。しかし、覇王を友人と回していて思いました。

勝ちきれない……

確かに覇王はイージーウィンはされにくいデッキです。どんな相手とも対等以上の戦いができます。しかし勝ちきれないんです。攻撃の全てをロードドラゴンに依存しているため、ロードドラゴンの処理の仕方が分かっている相手には勝てない……

予選を抜けるだけなら覇王がベストでも、優勝を狙えるデッキからは程遠い。そのため、覇王はまず最初に候補から消えました。

残ったのは赤起幻とゼクスです。

赤起幻はとにかく速度と火力があり、相手に何もさせずになぎ倒すことができるデッキです。メガデッキ覇王見斬に収録されたオニドラゴンによって更に火力と速度が強化されました。そのかわり生き物に耐性が全くなく、導魔対面ではデスモポロスやエルネーゼ1枚で簡単に止まってしまうという弱点があります。また、相手が何かしらの防御手段を持っており、先2後2キルを凌がれてしまうと、返しのターンであっさり負けてしまったりもします。

一方、ゴッドゼクスは、終ノ型による一撃6点パンチと地ノ型+小型+フェニキャによるビートプランというふたつの勝ち筋を作れるデッキです。言うまでも無く魔術皇の石がキツイですが、それを除けば赤起幻以外特に厳しい対面はないように感じました。

このふたつのデッキで悩んでいたところ、AJ杯主催者のkeisukeさんから重大な情報がもたらされます。

「鹿児島導魔多いッスよ!!」

この一言で、僕が握るデッキが決まりました。

そう、発売前、SNS上で散々「弱い」「ゴッドワロスだろw」と馬鹿にされてきた

ゴッドゼクスです。


2、採用理由

僕が今回使用した構築がこちらです。

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・終ノ型:2

・地ノ型/天ノ型:3

・零ノ型:3

・影ノ型:3

・ロクテンヘイ:3

・ロクテンヘッド:3

・アレックス:3

・フェニキャRV:3

・天魔信長:3

・オワリノ世界:3

・紫の世界:3

・白晶:2、リバイバル:1

・デスアタラクシア:2

・天魔王ウェポン:1

・ラショウ:1

・アーマーバット:1

計40


このうち

・ロクテンヘイ

・ロクテンヘッド

・地ノ型/天ノ型

・天魔信長

・オワリノ世界

この5種類は確定枠なので解説を省略します。

・終ノ型

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オワリノ世界の登場で株価が急上昇したカード。オワリノ世界が場にあるだけでゴッドゼクス全てを最高レベルにしてくれること、今回のメガデッキで影ノ型が追加されたことにより、以前はロマン砲と呼ばれていた六天連鎖が驚くほど簡単に決まるようになりました。また、素のBPが高く、フラッシュで入れ替えることで奇襲をかけたりと様々な使い方ができるカードです。しかし、3は重たすぎると感じたので2。実際当日もかなり警戒されていたため、2が正解でした。

・影ノ型

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悪ィがここから先は一方通行だァ!!


今大会のMVPにして、過労死枠。多くの方がかなり厄介(カードとしても裁定としても)な天魔影武者に目を奪われがちですが、コイツの真価はLv2,3

アタック”ブロック”時の

2ドローにあります。僕はコイツのおかげで負け確盤面を覆しました。書いてること全て優秀なので3入れない理由がないです。

・零ノ型

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カビキラー!

失礼しました。カビキラーと出てしまいました。

正しくは”神キラー”です。余りに緩い条件で神破壊ができるカード。1ドローも付いており、山を掘るにも重宝します。除去に巻き込まれやすいため、影ノ型を投げて跳ね返したりもしやすいです。こちらも当然3。

・アレックスRV

信用が落ちたとは言え、まだまだ現役のお手軽防御手段。手札から召喚してドローやコアブでアドを稼ぐこともできます。こちらも3。

・フェニキャRV

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今大会の紛れもないMVP。最強のブレイヴ。召喚時のファラオムを踏まない二面破壊はもちろんのこと、地ノ型/天ノ型だけでは打点が足りないゼクスにおいて3コストや4コストの生き物をダブルシンボルにしてくれるのが強すぎる。その強さ、一度体感してみてください。サーチできないカードなので3。

・紫の世界

通称”札束”。このデッキで唯一1枚当たりの価格が1kを超えているカード。赤起幻対策として投入。このデッキは紫と6色のネクサスしかないので、必ず1コアシュートができます。当初ここの枠は工場島でしたが、やはり5コストは重い……そのため予備資金全てを投入して再び3枚揃えました。2コストで消されにくい足場を作りつつ1ドローして山を掘れるのでとても強かったです。

・白晶2、リバイバル1

リバイバル前の白晶を2、リバイバル後を1採用しました。リバイバル後を1枚採用した理由としては、

・地ノ型/天ノ型を回復させ、もう一度殴れる

・ライフバーンを防げる。ゼクスはライフバーンケアがないため、相手の計算が狂う

です。これも正解でした。

・デスアタラクシア

紫の世界をより強く使うため、赤起幻を見るために採用。ライフが減った時にノーコストで使用でき、相手のスピリット1体から3コアをリザーブに飛ばせます。トラッシュにカードが6枚あれば一応無色になることもできます。

相手の後続を処理してもよし、殴っている生き物を処理してアレックスを開くもよし、様々な使い方ができるカードです。

・天魔王ウェポン

ファラオムを踏まない1ドロー+サーチできるブレイヴとして採用。終ノ型の六天連鎖をより発動させやすくする役割もあります。ただ使ってみた感じそこまで強くなかったので、ここの枠は自由に変えていいと思います。

・ラショウ

最強の制限カード。ソウルコアがトラッシュにあれば相手の通常ネクサス全てを消滅させます。元々ここの枠は吊られた古城だったのですが、緑ランプに負けるのが嫌だったのでラショウに変更。結果緑ランプには当たりませんでしたが、使い勝手は非常によかったです。

・アーマーバット

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「導魔くんさぁ、最近ちょっとちょーしのってない?」

このデッキの肝にして、僕の構築のアイデンティティとも言えるカード。アンブロメタ。上には導魔と書きましたが、実はWBSのロカマや(いないとは思いましたが)ジャガンナート、ミラーの天ノ型など色々な対面に刺さります。トラッシュから仕事をするカードなので手札に来た際には生きる軽減シンボルとして扱うことも可能。先行アーマーバット→天魔信長orオワリノ世界で1ターン目に2~3シンボルを立てられるのも優秀。1枚あれば十分なメタカードなので1。

3、当日の結果


1回戦 

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「贅沢な名だねぇ、今日からお前にはアンブロダブシンを叩き込んであげるよ!」

はい出ました。非公認で見かけない日はない黄色いtire1、導魔です。

しかし、僕のデッキにはアーマーバットがいます。

僕「アーマーバット召喚で。」

お相手「(^◇^;)」

手札には白晶防壁もあり、相手のデッキもかなり薄い。アーマーバットで耐え、さあ地ノ型を投げて反撃だ!そう思っていたのですが、

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フェデルマ、テメェェェェ!!!

フェデルマによってシンボルを消され、軽減が0に。一応零ノ型を置いて影ノ型カウンターを狙っていたのですが、きっちり黄の世界でケアされてしまいました。お相手が上手かった。仕方なく僕は紫の世界だけを配置し、ターンを返します。次のターンもまたアーマーバットループで耐え、今度こそ地ノ型を!

しかし……

keisukeさん「時間でーす」

僕「(゜Д゜;)」

ライフを数えたところ僕が3、お相手4。

そうです。20分という制限時間に阻まれ、僕は95%勝てる対面を落としてしまったのです。これは本当に計算外、予想外でした。

2回戦 00ガンダム

やってしまいました。一番当たりたくない相手と対面してしまいました。

言うまでも無くゴッドゼクスは00ガンダムが苦手です。覇王爆炎撃やオリジナルゼクスを積むなどすれば対策は可能ですが、僕のデッキにはどちらも積んでおりません……

お相手は手札が悪かったようで先1、先2をドローゴーで終わります。僕は信長や紫の世界、ロクテンヘッドや影ノ型を出して場を整え、地ノ型を出してアタック、回復。が、白晶防壁で防がれ、返しにダブルオーが着地。僕は手札が7枚ありましたが、防御札は0。

終わった……僕のAJ杯は0-2で終わるのか……しかし、神様とは時に残酷ですが、時に優しく、平等なようです。

お相手「ダブルオーでアタック!ロクテンヘッドを破壊します」

僕「影ノ型ブロック、ブロック時でダブルオーのコア1個をリザーブに」

これにより、ダブルオーはLv1となり、回復効果が使えなくなりました。お相手の「ミスった……」という声が小さく聞こえましたが時既に遅し。返しのターン、僕は再び横展開し天ノ型からアタック。ダブルオーに乗っていたソウルコアを吹き飛ばして白晶を無力化。勝利しました。

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常日頃からこれを心がけている僕に神様が微笑んでくれたようです。なら最初から不利対面とマッチングさせるな等と言ってはいけません。

3回戦 超星

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生きていたようです。やはりメガデッキは強いですね。仕方ない、今年発売のメガデッキとの力の差を教えて上げましょう。

がしかし、またしても事件が起こります。

初手「影ノ型影ノ型影ノ型白晶」

僕「(゜Д゜;)」

どうして僕のデッキはこう、事件ばかり引き起こすのでしょうか。しかもお相手はジャンケン勝ちで初手にbonds of forever Danを貼ってくるつよつよムーヴ。

トップドローにかけるしかない僕。ドロー!

デスアタラクシア「きたでー(^_^)」

もうね、手札ぶん投げたくなりましたよ。苦肉の策として僕は4コスト影ノ型をプレイ。

すると次のターン、天魔信長がドローでき、配置して神託。しかしコアはひとつしか乗りません。その間にもお相手は絆弾2枚目、ノヴァドロー、タルボス、と着々と場とリソースを整えて行きます。

後3、僕は零ノ型をドロー、零ノ型からさらに零ノ型をドローし絆弾を2枚割ることに成功。アレックスもドローし窮地を脱します。影ノ型で殴って更に2枚ドロー。

その後はノヴァXの超界放を影ノ型で跳ね返したり、ダノヴァのブロックに終ノ型を合わせてBP勝ちしたりして勝つことができました。

これで2-1、あとひとつで予選抜け確定です。

4回戦 電王

はい、またしてもジャンケンに負けます。

僕は予選ジャンケン0ー4のクソザコです。好きなだけ罵ってください。

先1、お相手は五角形の砦をプレイ。僕はアマテラスと判断し、後1ロクテンヘイ、サーチで信長を回収します。

先2、お相手が3コストの白のライダーを出してきてようやく電王であると判明。しかし僕の予想通りロクテンヘイが残ったので次のターンで信長→フェニキャの黄金ムーヴ。フェニキャで相手の生き物と砦が焼け落ちます。

こうなればあとはもうこちらのペース。アレックスを伏せて影ノ型で白晶を引き込み、地ノ型をプレイ。電王ライナーホーム?を除去して勝ち。予選で唯一ヒヤヒヤしない試合でした。

結果、3ー1で予選4位抜け

(ジャンケンは0ー4)

決勝T

1回戦 アルケーパラディングッドスタッフ

鹿児島一、いえ九州一のグッドスタッフ使いとして有名な方との対面。

これまでの試合、ジャンケンは全てパーを出して負けていたので、今度はグーを出すと勝てました。

今回は手札こそよかったものの、縦に引けるカードと防御札が全然捲れず、内心ヒヤヒヤ。お相手のバーストが99.7%ファラオムであるため、召喚時効果は使えません。

いつアルケーガンダムにボコられるのかと終始怯える試合に。

結局お相手もドロソを余り引けておらず、(というより僕がキングスコマンドを踏まなかったのが理由らしい)ドローゴーをしていたところに地ノ型着地。フェニキャと合体してバーストを焼きつつダブルシンボル2点パンチ。勝利することができました。

準決勝 赤起幻

よお、お前とここで当たるとは思わんかったぜ……

2本先取の1戦目、お相手ガン回りで負け(後2キル?)。2戦目、赤の世界は引かれるものの、ヴィーナの神託が弱く、総軍団長も着地しなかったため、お相手リソース枯渇。勝ち。

1-1で迎えた最終戦、ここで今までニートしてたアイツが仕事します。

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お相手の手札は3枚、ライフは5、僕は前のターンに防御札を切っているため、後がありません。場には信長、オワリノ世界、紫の世界、ロクテンヘッドにフェニキャ……

相手がバーストを伏せていない今しか無いと思い、ロクテンヘッドを召喚、効果で3枚オープン。来ましたよ。主役は遅れてやってくるらしいですね。

続けて影ノ型、ノーコスで地ノ型を召喚、影ノ型でアタックし、終ノ型とチェンジ。お相手の使えるコアはリザーブの2つのみ。

気持ちよく6点が通って決勝進出。

決勝 赤起幻

泣いても笑っても最後の試合。またお前かなんてツッコミはもうしません。

先制は僕。次はお相手。1ー1で迎えた正真正銘のラスト1本。お相手のリソースは枯渇気味、しかしこちらも防御札はアレックスのみ。手札に白晶はありましたがリバ後、カウントは0。お相手は手札全てを消費して最後の攻勢をかけてきました。

ドラグノ攻城兵アタック、赤の世界転醒、ライフで受けてバーストアレックス。アタックステップは終われないものの、壁が2面できます。ワイズアタック、アレックスブロック……

結局ライフ1で僕は耐え、返しのターンで地ノ型×2、一斉攻撃を行いました。

結果:優勝!!


4、総評

今回は鹿児島という非常に環境が読み辛く、事前情報も少ない場所で大会に参加してきました。当日事故こそあったものの、

導魔と赤起幻をとれるゼクス

という選択は正しかった、アーマーバット採用も正しかったと今だからこそ言えます。環境を読んだ適切な構築と諦めないプレイング、それこそが運を引き寄せ勝ちに繋がるんだと今回学ばせて頂きました。

ゴッドゼクスは環境に応じて様々な型を選択できるとても柔軟性のあるデッキです。4章でも強化が決まっており、これからも環境上位に居続けることになるでしょう。

最後になりますが、僕の無茶な呼び出しに応じて調整を手伝ってくれたなかとくん、かずきくん、主催者のkeisukeさん、そして鹿児島の皆さんありがとうございました!

今年最後の非公認、優勝できて本当に嬉しいです。来年も頑張ります!

1/13 追記

某ウイルスのせいで緊急事態宣言が発令され、非公認や店舗決勝が延期になってしまいましたね……

僕は休日友人2人を家に呼んで3人で調整を繰り返しています。

ゼクスの構築がちょこっと変わったので公開します。

天魔王ウェポン→イチバンスピア

元々微妙で、AJ杯でもほとんど仕事しなかった天魔王ウェポンが遂に抜けました。信長が焼かれた時に六天連鎖を成立させるのに役立つかなぁと思ったんですが、そんなことするくらいならイチバンスピアから高速で地ノ型に繋げた方が強いです。

アレックス3→ショコウ3

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僕がAJ杯に出場した際はメガデッキ発売の1週間後で、環境が全く固まっておらず、扱いが簡単でアドを稼ぎやすいアレックスが強かったです。

しかしメガデッキ発売から1ヶ月が経過し、ゼクスのバースト=アレックスとバレるようになってきました。そして環境の母数は覇王(と導魔)が圧倒的です。

僕は覇王に対しゼクスは有利だと考えていますが、サカタやキンタローで序盤の盤面を処理されると厳しい……

そこで新しく採用したのがショコウです。コイツの利点は4つ。

・トラッシュから影ノ型、ヘッド、ヘイを使い回せる。特に影ノ型を蘇生してブロック→2ドローできるのが強力

・立たせにくい黄のシンボルが立つ

・アレックスの印象が強すぎて全く警戒されない

・フェニキャの右側にくっ付く。

正直今の環境のアレックスは全くと言って良いほど信用がないので、サカタやキンタローをケアするためにも、アレックスよりショコウを採用したほうがいいと思います。

以上で今回の追記を終わります。

大会はありませんが、気の合う仲間と自宅でワイワイフリーするのも楽しいですよ!

それでは!


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