あなたは腸の検査してますか?


 🐨はオストメイトです。S状結腸穿孔からS状結腸癌を患い、人工肛門造設手術を受け、お腹の上にパウチと呼ばれる袋を貼り付けて生活しています。
 オーストラリアに住むカンガルー等の有袋類と違い、袋はストーマと呼ばれる人工肛門・人工膀胱袋に被せるように貼り、中には👶赤ちゃんではなく身体の中を通過した💩排泄物が溜まります。

 あなたは💩排泄物がどのような色や形状をしているのか、マジマジと見た事ありますか?
 和式トイレから🚽洋式トイレに変わり目にする事の少なくなった自らの身体の中を通過した💩排泄物を、日々何度も自らの手で処理しなければならないのがオストメイトです。
 匂いも気になりますし漏れる心配もあります。
 オストメイトには直腸も肛門部はありません。人工膀胱の場合には膀胱も尿道もありません。
その代わりを自ら行わなければならないのです。

 このような症状はないですか?

① 腹痛が起こるようになった。
② 腹部にしこりがある。
③ お腹が張りやすい。
④ ダイエットしていないのに急に体重が減ってきた。
⑤ 便に血や粘液が混じる。
 「痔瘻家系の方、痔瘻による下血ですか?」
⑥ よく下痢や便秘になる。
⑦ 便秘と下痢を繰り返す。
⑧ 便が以前より細い。
⑨ 排便回数が増えた。
⑩ 残便感があり、すっきりしない。

 オストメイトにならない為に、まずは精神的負担の少ないまずは検便と呼ばれる「便潜血検査」です。異常が見つかれば「内視鏡検査」を。
 🐨も定期的に「内視鏡検査」行ってますがその度にポリープが見つかり切除しています。

 大腸癌発症リスクの高まる40歳になったら「内視鏡検査」を。

 大腸癌の発症のピークは60歳代であり、リスクが上昇しはじめるのは40歳です。40歳になったタイミングで内視鏡検査を受ける事をお勧めします。
 ただし、大腸癌のリスクが高い方は、それより前に検査を受ける事をお勧めします。
★ 大腸癌とは肛門部から、直腸、結腸、大腸までの癌をいいます。

 大腸癌等の消化器系の癌リスクが高い方

① ご家族に大腸癌になった方がいる。
② 食事内容に肉や油分が多い。
③ 大腸疾患(潰瘍性大腸炎やクローン病など)がある。
④ 大腸癌等の消化器系の癌以外の癌の既往症がある。

 大腸カメラでわかる疾患。

「内視鏡検査」と検査中の組織採取により、早期・進行大腸癌、大腸癌の前癌病変であるポリープ、そして腸に炎症や潰瘍を起こすさまざまな病気の確定診断が可能です。前癌病変であるポリープ切除も同時に行えますので、大腸癌等の消化器系の癌の予防にもつながります。

 大腸癌予防のために大腸ポリープの切除を

大腸ポリープは放置しているとポリープの内部から大腸癌が発生することがあります。ポリープは癌化した後、進行癌になります。進行癌になってしまうとリンパ節や肝臓などに転移して命にかかわる可能性がありますし、人工肛門造設等の大変な治療が必要になって日常生活やお仕事に大きな支障を与える事になってしまいます。
 ポリープの段階で発見して切除する事は、将来の大腸癌予防になります。大きさや形状によりリスクは変わりますが、10㎜以上になる前に切除する事が望ましいとされています。
 内視鏡検査でポリープを発見した場合、その場で切除する事が可能です。またすでに大腸癌になっていても内視鏡検査で早期に発見できれば内視鏡切除で完治可能です。ポリープや早期大腸癌であれば、日常生活やお仕事にほとんど影響なく治療が可能であり、完治できるのです。

内視鏡検査って大変?

 はっきり言って大変です。前もって下剤を渡されます。そのお土産自体が鬱陶しいんです。
 消化器系疾患を患うと造影CTを始め、検査の度に絶食です。もう絶食には慣れました。
 ですが「内視鏡検査」の準備は別物。前日からの準備、食事制限、下剤飲んで絶食。朝から下剤飲んで昼からの検査・・・。
 ですが「内視鏡検査」をしてポリープを取り続けなければ癌が再発し転移してしまうのです。

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