4月30日~5月3日(シヴァが倒せないよ)
FF7Rの記録noteに、突然新型ウイルスの日記だ!
この記事でわかること
・やっぱりシヴァが倒せない
・PCR検査を受けたいならば、4日間の体温を時系列とともに記録しろ!
・PCR検査は思ったより痛いらしいぞ!
■4月30日朝
シヴァが倒せない無念のまま出勤する。
これはもしかしてもしかしなくても、クラウド1人で挑んでいるから倒せないのでは?
そういった「逃げ」の気持ちが湧き出てくる。
■4月30日昼 家から連絡が入る
弟に熱が出ていることが発覚する。その熱ファイラくらいだろうか。シヴァ倒してくれよと思いながら昼食。
■4月30日夕方 帰宅
弟の熱が39.8℃をマーク。
おい、ファイラじゃなくてファイガやん。
聞けば一昨日くらい前から倦怠感があるらしい。
そういうことは早く言いなさい!!
■4月30日 23:00
シャープ7119なら助けてくれそうだと思い電話。
症状を聞いた看護師の方から最寄りにある3つの病院を紹介される。
電話をかけて「熱に倦怠感」と症状を申告した瞬間「当院では受け付けられません」と3連続で受け入れ拒否。その後も7つの病院に断りを受ける。
どこの病院にも共通して言われることが
「そういった熱の症状でしたら、最寄りの保健所に連絡を入れてからではないと受け入れられません」。
弟は朝の時点で保健所に連絡を入れたが「病院に電話してください」と断られている。
他の病気だったらどーすんのさ。
なんという無慈悲なブリザガ。いや、ダイヤモンドダストといっても過言ではない。
とっくに保健所は閉まっている。
苦しそうだ。せめて、解熱剤を処方してもらいたい。
民間の病院検索コールセンターに連絡。急患を受け付けている5つの病院を紹介してもらう。
■4月30日 23:40
やっと明確に話を聞いてもらえる病院があった。
「PCR検査はできませんがよろしいですか」
是非もないね。
「必ずマスクをしてきてください。急患外来のインターホンで必ず名前をお知らせください」
そらそうや。
安全運転で走る。すぐに通された。廊下のパーテーション奥に隔離される弟。
内科医さん到着。超フレンドリーな問診。
「ああ、そういう業種で仕事されてるんですか、いま、仕事がないでしょう、大変ですよね」
お医者さんの方が大変でしょうに。新型ウイルス関連でお忙しいでしょう、なにかと。
「そう言ってもらえると、泣きそうです。僕の子供、学校で親が医者だからとからかわれているみたいで。ご近所さんとも色々あります。だから、そう言って理解してくださっていると嬉しいです」
人を差別する進化し損ねた原始人がまだこのご時世のさばってるらしい。獄門。
胸部レントゲン、白い影など異常なし。CTまで撮影することはありませんでした。
とにかく熱が高かったので頓服「カロナール」を処方してもらう。カロナールかあ。関西の人が作った薬なのかな。熱が軽(かろ)なーる……うっ……おっさんみたいなことを……。
帰り際、受付窓口で堅気でなさそうな雰囲気の、頭から胸部まで血まみれのおっちゃんとエンカウント。ちょっと悲鳴を上げてしまったらおっちゃんがこっちに近づいて来たのでおもわず「大丈夫ですか?」と言ってしまう。(人生で1番チキった瞬間かもしれない)
その悲鳴を聞きつけたのか、外科的なのに内科医さん登場。受付の看護師さんも駆けつけちょっと騒然となる。
びっくりした……。
■4月30日 25:00
帰宅。弟に頓服を飲ませる。慣れないことを申告する電話や謎の血まみれおっちゃんなど衝撃的なこともあってつかれた。スリプル。
■5月1日 7:30
念の為、職場に現状を説明し有給を取る。未だ38.7℃。
おかしい、頓服が効いていない。6時間経っているのでもう一度飲ませる。ケアルにはならなくてもリジェネくらいにならなければ困る。
昨日まであった食欲がちょっとなくなってきたらしい。
これも困る。
■5月1日 13:00
熱が36.7℃になった!
リジェネが効いたぞ! これは、コロナではないのかも!
シヴァがたおせない。
■5月1日 21:00
熱が38.2℃に再び上がる。リジェネ切れた。オラ頓服飲んどけ。
シヴァがたおせない。
■5月2日 10:00
あかん38.5℃や。
ここで、私は考えた。なぜ最初保健所に連絡を入れた時に門前払いされたのか。
あの弟のことだ、おそらく「熱があるんですが」とそれだけ言ったに違いない。電話をした時点で詳細な症状が言えなかったのだ。
となれば、厚労省だかのHPに乗ってる受診の目安である熱が出てから4日間のデータをできるだけ正確に詳細に言えば、若い男性でも門前払いされないのではないだろうか。これはみやぶる。
そういうのはマメな方ではないのだが、今回は嫌な予感がしていたのでこれまでの検温日時と結果は全てメモっている。勝てる。
もう、あとは、保健所に申告できる弾を充填するだけだ。弟には申し訳ないが明日の朝まで闘って頂こう。
ああ、その熱をシヴァ討伐に分けてほしいくらいや。
■5月2日 13:00
友人の西村ちゃん(HN)にクライシスコアを貸すためにPSPを拭く。こんな状況の我が家だが、アルコールなど無いため、次亜塩素酸ナトリウム?(合ってる?)を準備する。階段でつまずきぶち零す。泣く。
階段を消毒したあと、とても適当に梱包したPSPはヤマトさんに集荷されて行った。明日の昼に届くらしい。早い。
どうかザックスの物語を楽しんでほしい。彼がどれだけ魅力的な人物か体感してほしい。
シヴァがたおせない。
■5月2日 20:00
熱が39.0℃。リジェネをかけ続けるしかない。
ファイガどころかイフリートやバハムートに思えてきた。頼むから弟じゃなくてシヴァの方を倒してくれよ。
■5月3日 10:00
38.6℃。ほんまに頓服が効かない。
シヴァがたおせない。
■5月3日 13:00
朝は電話が繋がりにくいらしいので昼まで待ってみた。
よし、4日のデータは溜まっている。後は撃つだけだ。しかし、今日は日曜日。保健所の電話は開いていない。新型コロナ受診相談センターとやらに電話をする。
すっっっっっげえ丁寧に話を聞いてくれる。
いつから熱が出たのか、どんな症状が出ているか。私の方もきちんと検温結果を控えていたのが功を奏したのか、話がとてもスムーズ。看護師さんはどうやら、カロナールが効いていない所にひっかかりを覚えたようだ。
「それでは、最寄りの保健所に連絡を入れさせていただきます。しばらくお待ちください」
やったね!
最寄りの保健所から折り返し電話がかかってくる。なるほど、休日なのに頑張ってくれてるなあと思った。
症状や使っている薬など、相談センターから丁寧に引き継ぎされたようだ。とてもスムーズで、ほとんど状況確認のようなものだった。
ただ1点、弟の職業を伝えると間があった。
そうなんよなあ、感染リスクが高い職業なんよなあ。
政府の要請はないものの、会社側が自主休業はしてるのやけど。
「それでは、検査を受けられる病院に連絡を入れます。その後もう一度連絡させていただきますのでしばらくお待ちください」
やったね!!!!!
保健所からもう一度連絡が来た。どうやら、手詰まりの4月30日に受け入れてくれた病院が、もう一度受け入れてくれるらしい。
■5月3日 14:30
すっごくひっそりした入口に感染者外来があった。意図的に見えないところに入口を設けているんだろうな……。
弟は、PCR検査、胸部レントゲン、血圧、採血、検尿などしっかりしてもらったらしい。
ちなみに、PCR検査はものすっっっっっごく痛かったらしい……やりたくないねえ、やりたくないよ……。
■5月3日 18:05
病院から帰ってきました!
待っている時間を有効に使おうと、ここ4、5日に起こったことをメモと共に思い出しながら書きました。
現実空間で精神的にゴリゴリ闘ったせいで、シヴァに割ける力がまったく起こらず……とりあえず感染病の病棟に足を踏み入れたので、お風呂に入ってさっぱりした体でゲームをしようと思います。
追記:西村ちゃんにクライシスコアが届いたらしい!
楽しんでくれよ!!!
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