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『シークレット・ヴォイス』


ぱっつん前髪…チコちゃん⁉️
いやいや、年齢を考えたら、チコちゃんより、インパクト強い
しかもチコちゃんはまっすぐだけど、リラはラウンド型だ❗️
などと、おふざけを言ってはいけない
この髪型、実は結構重要
「ぱっつん」がではなく、インパクトが強いことが

中毒性のある映画だ
良く練られた、でも毒気のあるストーリー
計算された美しい、でも毒気のある映像

映画サークル仲間のA子さん
カルロス・ベルムト監督を推しまくり!
A子さんの期待に答え、ストリーミングで鑑賞
凄い!毒に当たりそう!
きっとA子さんは既にどっぷりベルムト監督中毒だな

スペイン語は良く分からないけど、リラはライラック
ヴィオレッタは英語のヴァイオレット?スミレだ
両方、紫の花
母親のリリは百合?だとしたら白?
全ての始まりだから白なのかな?

実は人が生み出す芸術は全て模倣だと聞いたことがある
記憶の片隅にあるものに無意識に新しい色を付け自己流に再生する
リラの場合は「自己流」の部分がない
そのまま模倣するから、母への薬が必要だったし、ヴィオレッタは入水した

ヴィオレッタもまた「自己流」の無い模倣だけど、そこに罪は無い
ヴィオレッタの罪は娘との関係

母と娘
この話の原罪はそこにある

毒気に当てられた私は、次はベルムト監督の前作『マジカルガール』を観る予定
中毒になるのか否か?
もうひとり、映画サークル仲間のマダムMが「スペインの監督って変態作品ばかり作るの?」と宣われたお言葉に、いまいち否定できずにいたワタクシでした

21年2月17日 Netflixにて鑑賞


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