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嘘つき、とは君のこと

某ドーナツ店、トラウマで近寄れず…
あれから約10年が経ちましたが、ほとんど変わりありませんでした。
ちょっとだけ、配置が変わっていましたね。


配慮をなくし、略さずに公開いたします。
(今後、私の身に危害が加わった場合、録画そのものを公開いたします。)
※文中の◉は、私のことです。


2013年5月上旬のこと。


◉「私、何がだめで(選手として)出られなかったんだろう。知ってれば、教えてほしいんです。」

Mさん「◉って、K先輩のこと真似してたよね?」

◉「ん?白白(白道着と白袴)がとてもお似合いだったから。凛々しくてさ!」

Mさん「そうだよね!紺より似合ってるってYくんが言ってた!◉も、K先輩と同じ、副キャプテンだしね。あのさ、実はK先輩も、ずっと個人戦に出られなかったんだよね。」

◉「あー、総体のこと?」

Mさん「そう。姉ちゃんから聞いたんだけど、J(高校)剣道部には代々、女子ね、伝統があるんだって。全部、個人戦は、強さにかかわらず、必ず1年下を出すってやつ。」

◉「……は?」

Mさん「あ、ごめん。メール来た。」


(Mさんが携帯を聞いて確認している間に、◉がビデオカメラを逆向きにし、カメラを向ける)


Mさん「O先輩から。」

◉「へえ、いいよ。返信優先して。」

Mさん「見て見て、最後の試合頑張って、だって。」

◉「それ、勝手に見ていいもんなん?」

Mさん「いい、いい。あ、Mさんなら、絶対県大会に行けるから、だって。ほら!」

◉「……良かったね。私には来てないけど。」

Mさん「◉には来てないかも。個人戦に出る人しか送ってないはず、たぶん。」

◉「そう。NさんやYくんも?」

Mさん「Nさんは知らないけど、2人とも…もらってるはず。だから!Yさんももらってないと思う。」

◉「(O先輩に)アドレスを教えてって言われたのは何だったのか…?あ、(柔道部の)N先輩と一緒にやった飯トレ(の幹事)のためだけか。あっはっは、もう消してるな、こりゃ。」

Mさん「(◉が)アドレス変えてない?」

◉「いや、(O先輩に)教えてから変えてないんだな、これが。(Mさんに、O先輩の)アドレス見せて、ほら同じ(笑)」

Mさん「団体は興味ないのかな。あ、まあIくんは同じ中学だし、私はSamanthaで、O先輩はJDだからさ、そういうのもあると思う。ほら、私、メール(O先輩から、)頻繁に来るよ。(メールリストを見せられる。)色々教えてって。」

◉「そう。仲良いんだね。」

Mさん「この間さ、(O先輩が)稽古に来たじゃん?」

◉「あー、2回だけ、春にね。私、稽古相手にならなかったけど...(他の人たちが)並んでたし。」

Mさん「え、私2回お願いして、地稽古してもらったよ〜強い人とやりたいじゃん!結果的に。」

◉「(O先輩の剣道に)学ぶところ、ないし。男だし。結果にかかわらず、真剣に相手してくれる人と稽古したいから。ためになるし。」

Mさん「そういや、Yくんが「(◉は)全然後に地稽古お願いしてくれないんですよー」って。Iくんも、最近◉、俺のところに(稽古しに)来ない」って。そういうことなの?」

◉「私、YくんはO先輩と同じで、稽古相手によって、手抜きするから頼まない。」

Mさん「Iくんは?」

◉「Iくんは、手加減だから、頼んでた。下がり面の時、裾踏まれたじゃん、あれがトラウマなんだよね。だから、最近は……」

Mさん「頭打ったやつね。大丈夫だった?」

◉「軽い脳震盪。あのあと一応病院行った。ぼーっとする感じで怖かったから。もう、大丈夫かな。」

Mさん「(その3人の)違いって、好き嫌いでしょ、◉の。病院行ってたのって、月曜日ね。まさかそれ?」

◉「そう。気を遣わせるから、いつもの花粉症って言ったけど。みんなには…いやいや、剣道と好き嫌いは別でしょ。Iくんには、色々教えてもらってるし、感謝してる。だから、かな。」

Mさん「ふーん。あ、そういや先輩がね、◉に写真送ってって言ってた。」

◉「え、どなた?いつの?」

Mさん「O先輩。卒業式の(写真)じゃない?」

◉「PCにあるかなあ…メモリーカードに(データを)落とさなきゃいけないから、時間がかかりますって言っといて。」

Mさん「分かった!あと、ごめんね。私の連絡不足のせいで、月曜日休むことになっちゃったんだよね。」

◉「いいよ、気にしないで。私がLINEやってないから、二度手間かけちゃってるしね。親に反対されてるから…私こそ、この前選手発表の前に早く帰っちゃって申し訳ない。あれも花粉症だったかな…」

Mさん「いいのいいの、大丈夫。」

◉「ほうじゃ、S先輩から!(HPに)コメント!」

Mさん「見た見た。良かったね、おめでとう。」

◉「嬉しかったなあ。お元気かなあ…」

Mさん「一応言っとくけど、私にはメールで来たから。」

◉「あ、そう……」

Mさん「それでさ、さっきの話。」

◉「へ?あ…」

Mさん「K先輩の。」

◉「そうだ、何だっけ。」

Mさん「K先輩と同じ伝統で、◉が(選手として)出られなかったって話。」

◉「いやいやいや、K先輩は2年の新人の時、個人戦に出てるでしょ。去年配られた年報にそう書いてあったよ。」

Mさん「そうだったっけ。おかしいなあ〜◉の勘違いじゃないの?」

◉「同じK(という名字)でも、A先輩の方ってこと?でもさあ、学年的に、、、」

Mさん「あのね、落ち着いて聞いて。最後の個人戦は、来年のJ(高校)のために、経験を積ませる目的があるの。」

◉「いや、うちの学年、去年(個人戦に)誰も出てないような。そんなこと言うなら、N先輩じゃなくて、Iくんだったんじゃ」

Mさん「女子。◉、私(Mさん)が◉に、嘘を言うと思う?3年も一緒にやって来た仲間を傷つけることを言うと思う?
Iくんもね、『◉が出られないのなんておかしい。ひどい伝統だ!』って言ってた。
金鯱旗の勝ち抜き、O(高校)にも1人だけ負けなかった。S(高校)の連勝、私たちが観てた限り、ずっと勝ってた。秋ぐらいから、、、本当に変な伝統って、(Mさんも)聞いてて思ったもん。」

◉「Iくんも、何もしてくれなかったの、か…」

Mさん「だって伝統だもん。仕方ないよ、ただのキャプテンじゃ。」

◉「みんな、この伝統?知ってて、私をバカにしてたってこと?」

Mさん「知らないと思う。(Mさんも)知ったの1週間前なんだよ?しかも、勝ちもしないサボりのNさん?Yさんもショック受けてた。Nさんはないよね……」

◉「Nさんは1人で頑張ってたけど、負けたことはない。何でだろう、、、O先生は知らないだろうから。M先生か。」

Mさん「その時は一緒に行こうね。Iくんが、◉のこと好きだって」

◉「それは、好きじゃない。好きな人なら助けてくれる。だから、もういい。」

Mさん「………」

◉「この話はもう…もう、変えられないし。団体戦はK(高校)と同じリーグだし、、、Iくんと表彰式、出たかったなあ」

Mさん「うん……Iくんは、」

◉「私、剣道部に入るんじゃなかった。初めから要らない子だったから、こうなったんだ…いじめられただけ、それだけ。」

Mさん「そんなことない!楽しかったじゃん。大切な仲間でしょ。(何もできなくて)ごめんね。◉の分も頑張るから。」

私「……。片付けてくるね、これ。」


(トレーやゴミを片付けに行き、◉は席を外す)


Mさん「はー。姉ちゃんに、あ、来た。」

◉「ごめん。もう迎え呼んだ、あと10分って。」

Mさん「うん、私、雑誌見たい。」

◉「そう…そっか。じゃ、それまで(隣の)本屋行くか。」


(◉がビデオカメラの電源をオフにし、カバンに仕舞う)


今でも、あの瞬間だけ覚えています。
頭が真っ白になって、、、高3の記憶は、苦しかったこと以外、ほぼありません。自分の中に、違う自分がいる感覚が抜けず、起きられなくなり、その年の11月ごろから学校に行けなくなりました。そのとき、部活の誰からも連絡は来ませんでした。同期が誰も助けてくれなかったこと、むしろ一緒になっていじめることを選んだことが、つらかったです。

後年、「◉が弱かったから出られなかっただけ」とOBさんたちに、Iくんが言い返している文面を見せてもらったときのことが忘れられません。
私は見捨てたのに、嘘をついて、陥れたMさんたちは面倒くさがらずに庇えるのか、と。

Iくんに対して、最後ぐらいまともであってほしいと期待したがゆえに、私の視界が曇っていたことは事実と認めざるをえません。むしろ、他の人よりひどかった。キャプテンとは、、、その前に、人間としてどうなのか。
その後のドタキャンもしかりです。

期待することはもうやめました。
全部を出し切って去りたいと思います。

それは、未来の私のために。