もんてろソロ「二十一色目」

もんてろソロ「二十一色目」は
吉祥寺Planet-Kでの魁(ALLiCA)企画

魁、8月1日に向けて【決起集会】でした

言わずもがなの「魁ちゃん」とは
この日で15回目の共演(ソロのみ)となります。
のうじょうりえさんとは二回目、
前回もここ"プラケー"での共演でした!
そして
サナダヒデトさんとは初共演

とは言え、お互いの前身バンド
絶叫する60度(もんてろ)
アイラブユーベイビーズ(サナダヒデト)での
共演がありますから
まったくの「はじめまして」ではない間柄です

そんなサナダヒデトさんは
昔に対バンした際のもんてろとのエピソードを
オープニングに披露して会場の空気を和ませてからライブをスタートします。

ここで一つぶっちゃけますと、
サナダヒデトさんって
いつも「ベロンベロンに酔ってる人」って
イメージが私の中で
いっとき出来上がっていまして・・・ね。

もちろんたまたまのタイミングが重なっただけのことなのでしょうが
そーいう印象というのは
強く心に残ってしまうもの
(以前西新宿にあったとあるBarで良く見かけたんですよね、、)

そんなフィルターのかかった気持ちが影響してか、何度か見たライブではそれほど心に響いて
来なかったんです。

ところが
その印象をガラリと変えたのが
確か・・・
去年の年末だったと記憶してるけど
「プラケー」で行われた
【レンガフェス】でのステージ

「あんた」も出演して
トッパーを務めたそのフェスで
トリを務めたのがサナダヒデトさんでした。

さらにぶっちゃけると
錚々たるメンツの中
"サナダさんがトリかぁ・・・"
(そのニュアンスはご想像下さい)という気持ちがあったんですけど、
そのライブがエグかった!

完全にサナダヒデトさんの歌に音に
飲み込まれてしまいましたからね!

フォルティチュード9.0
圧倒的な歌唱と表現力で
歌で人を飲み込んでしまう大怪獣だったのです!

ライブを見るのはその日以来

あの日感じた「この人はヤバい!」
その想いが揺るがないものとなったこの日のライブ

とは言え
まぁこの日も
ご多分に漏れず「いい感じに」出来上がっていましたけどね(笑)
ただライブが良けりゃあ、良いんです!

しかし、
サナダさんがエピソードトークをした
大阪での共演の時のこの写真
ここに映るメンツが何ともエモーショナル!

2018年4月24日大阪での対バン時、魁ちゃんの生誕二日目とういサブキャプションがついていたみたい

紆余曲折
いろいろあって
一周も二周もまわって
あの頃には想像もつかなかった未来で
また再会している

それは「続けて」きたから

形なんて変わるもの
もちろん「想い」だって
その時々に変わりはするけれど
もっと根本的な芯の部分
これが変わらなければ
形なんてどうだっていい!
(どうだっては言い過ぎ)

そう!
形にこだわらないからこそ
規格外になる

てか、アーティストたるもの
規格外でなきゃ!

そういう観点から行けば
この日の演者さんはみな「規格外」

特にもんてろと縁の深い
魁ちゃんの「規格外」っぷりは
誰も異存の無いところでしょう

魁ちゃんはハッサン(ハシグチカナデリヤ)を
評して"天才を通り越して変態"と言うけれど
真の"変態"は"あなた"です!
(←褒めてるんだからね)

自己肯定感の低い"もんてろ"は
「私なんか・・・」と言いそうですが
いやいや、あなたも規格外ですから!
というか
あなたこそ「規格外」ですから!

それも
フォルティチュード10.0の大怪獣レベル

それを象徴するのが
ステージと普段のギャップ
この日は弾き語りでしたから
「普段」のもんてろに近いのでギャップの振り幅は目立ちませんが
バンドで
【あんた何か】のヴォーカルとして
ステージに立つもんてろの豹変っぷりたるや

まさしく「規格外」

そして何と言っても可愛さがまた規格外!!

見た目だけでなく
中身の可愛さがまた・・・ね。
もんちゃんの天邪鬼な部分は
それを悟られないための"シールド"だと
ワタシは知っているのです。

責任感も桁外れ
お腹に"命"を宿しながら
31日間連続でステージに立った
あの夏。
復帰してからこの日まで
93本のライブに穴を開ける事なく
ステージに立ち続けているのは
コロナ禍以降で劇的に変化した
ライフスタイルにあって「キセキ」のようなこと。

なぜなら
仕事も生活スタイルも
いつでもライブへ行けるように
「全振り」しているワタシですら
発熱で三本、尾てい骨骨折で一本
(拗ねて一本もあったなぁww)ライブを飛ばさざるを得なかったのですから。

そんなもんてろを評するに
ぴったりな言葉は何だろう・・・。
しばし考え思い浮かんだのが

【かたくな】

言葉の意味だけをかいつまむと
あまりいいイメージを抱かない言葉かもしれませんが
もんてろの場合はその意味が
他者へ向く事はありません!
常に自分に向けられたベクトルであること!
それゆえの「かたくな」

漢字で表記すると【頑】

頑張るの【頑】
そして「頑張る」とは【我を張る】の当て字

完璧主義なところ
負けず嫌いなところ
他人に流されず自分の意思を持ち
自分のモノサシがあるところ
爆発的な集中力を持ち
それでいて流行ると冷めたり・・・

圧倒的な魅力
そしてまだまだ秘める
もんてろというアーティストのポテンシャル
出会ってから6年あまり
いっときも冷めることなく
まっすぐ一途に推せてもらえてるのも
もんてろの「かたくな」さ。

ホント
こんなに頑張る人を見たことないですもん!

そして想います
ワタシ自身も相当に「かたくな」だと。

こと、
「もんてろ」に関してはね!

おっと、いけませんね。
ライブレポはどこへやら
ついついこの日の「規格外」なメンツのライブで熱くなり、想いが爆発してしまいました。

それでは
ライブレポートへ
(というか言いたいこと、伝えたいことはほぼほぼ書いてしまいましたが・・・)

8月1日 渋谷Spotify O-WESTで行われる
魁、活動10周年
そして
ALLiCA 2nd EPのレコ発ツアー初日

その【決起集会】のトッパーを務めた
もんてろ。
ステージに姿を見せると、
もんてろの手にはコード譜の他に
サワーグラスが握られていました。

「決起集会」ですから
その景気付けに乾杯の音頭を取り
フロアの
そして8月1日へ向けて
みんなの心の温度を上げるべく
もんてろの気合い「黒霧島の水割り」を携え

「前に、上に、下に、真ん中に・・・」
(おぃ!!・・・と魁ちゃんの声が聞こえます)
「引いてぇー、乾杯!」と
魁ちゃんがいつもやる乾杯のルーティンを真似て見せたもんてろ。

オープニングナンバーは
魁ちゃんのいちばんの「お気に入り」
カウントダウンから。

知っての通り魁ちゃんが十周年なら
もんてろも8月1日で十周年になります。

三年間ステージから離れていたもんてろに
「もんてろだって十周年だよ!」
そんな言葉を贈り
もんてろの心を軽くしたのは、
もんてろが
ただ戻ってくるだけじゃなく
もんてろ自身が大きく変わって
隔たりがあった関係を修復すべく
勇気を出してくれたから。

もんてろが変わっていなければ
「あの日」勇気を出して
魁ちゃんへ声をかけることなく
避けるように距離を置いたままだったなら
今の二人の未来は無かったでしょう。

2022年8月22日
盟友「まなみのりさ」の15周年ワンマンが
行われた日

再始動を発表して
一ヶ月強を過ぎたそのタイミングで
再会することになった二人

活休から約三年が経過し
「もう、会うこともないんだろう・・・な」
もんてろはそう思ってたと言います

会いたくない・・・という訳ではなく
そこにはもんてろが抱く様々な感情を読み取る事が出来ます

「魁ちゃん来てるけど・・・大丈夫?」

大親友でもある「まなみさん」から入ったLINE

"合わす顔がない・・・"

正直、気まずかったのだとその日を振り返る
もんてろ

出来ることなら
魁と会う前に、絡む前に帰ろう
実はそんなふうに思っていたのだとも言います

しかし、
「運命だったんですかねぇ」と
その日の映像がもんてろの心のスクリーンに
再生され始めたのでしょう
表情をパッと明るくさせながら
もんてろが話を続けます

ライブ終了後に
労いの言葉をかけるべく
関係者が集う場所で待機していると
望むと望まざるに関わらず
魁ちゃんと顔を会わせざるを得ない
シチュエーションになったのだと言います

というか
ワタシにはこう思えるのです。
きっと心のどこかで
もんてろはその「再会」を望んでいたのでは
ないでしょうか・・・と!

「あっ!どうも」←もんてろらしい(笑)

よそよそしくかけた
その言葉が「形を変えた未来」へと繋がる
すべての始まりに。

「飲みに行かない!?」

もんてろが魁ちゃんへ声をかけて
二人でグラスを傾けた時間

景色が巻き戻り
改めて二人で同時に
あの日々の再生ボタンを押せば
すべてのシーンが
良き想い出に塗り変わっていたのです。

デビュー前につき顔はまだ・・・これももんてろのかたくなさの一つですね笑

それからの
二人の親密具合は
説明するまでもないでしょう

これまでの距離を埋めるかの如き
「いちゃつき」っぷりたるやそれは
・・・もう(笑)

でも、それは
ボクらが心底望んでいたカタチ

もんてろの三年間は
「今」に繋げるための【休符】

だからこそ
惜しげもなく
魁ちゃん自身が積み重ねたきた
経験、財産(人)を
もんてろへと差し出すのです

そうやって魁ちゃんが
引き合わせ
もたらしてくれる機会(世界)が

アーティストもんてろとしての
世界と可能性を
どんどん拡げてくれることへの感謝を
心を込めて口にするもんてろ

その心情が表れた
この日の歌の清らかさ

"一度も止まらない 知らないまま突き進めば
どんな未来が この先あったのだろう"
"まるであの花みたいに 繰り返す日々を
壊れてしまう前に 立ち止まれば

【あの花】の歌詞が心に沁み入り
そしてきっと
こんな未来を願い、想像して
もんてろは
この歌詞を書いたのだろうと
そんなふうに思えたのです。

まもなく十周年を迎えますが
されど「十年」
その先の未来へと繋げるため
感謝を忘れずに
今出来ること
今やれることに
全力で臨みながら
もっともっと精進します!

最後まで
もんてろらいし【かたくな】さを見せた
決起集会な吉祥寺の夜

カウントダウン
あの花
キャスト
ぬりえ

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