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【リザードン争奪戦】「優勝できるデッキ」と「勝てるデッキ」を考える

※注記 今回の記事はあくまでシールド戦のパックのピック(引き)が下振れた場合にのみ当てはまるものです。
また、優勝のみを目指している場合には参考にならない部分が多いのではじめに注記致します。

こんにちは、karuuです
今回は先日参加したリザードン争奪戦の備忘録も含めnoteを作成しました。


さて、早速本題に入りますがシールド戦は普段私達が遊んでいる構築戦とは全く毛色の違うレギュレーションとなります。

当たり前のことではありますが普段の構築戦は広いカードプールから自分が使いたいカード、属性、種類、枚数を選択してデッキを作る。

方やシールド戦はそれぞれに割り振られたパックからピックされた狭く限られたカードプールの中からカードを選びデッキを構築しなければなりません。

そんな条件付きのシールド戦において、参加者のデッキは大きく分けて3つのデッキに大分されると思います。

① 強いカードが入っている優勝争いできるデッキ

② それなりに強いカードが入っている予選突破できて決勝トーナメントに進出できたデッキ

③ あんまり強いカードが入っていない予選突破できなかったデッキ

単純にマッチ運や引きの運も大きいレギュレーションではあるので細かく分けるとあと2項目くらいはありますがざっくりわけるとこんな感じ…

どの項目も複数人が集まって予選を勝ち抜いて優勝を決める形式なので当たり前のことではありますが、絶対にどのデッキとも当たる可能性があり、自分が作ったデッキもどれかに該当すると言うことを忘れないようにすることが少しでも『勝率』を上げる上で一番重要な部分だと思います。


実際にTwitter等で見た優勝している方のデッキは①.のデッキが7〜8割、2〜3割が②のデッキかなと感じました。

これまた当たり前のことですが、単純にデッキの強さも1>2>3と言う順番になる訳です…


ピックできたカードの枚数やバランスによって多少誤差はありますがそれぞれの項目のデッキの特徴はこんな感じ↓

① 強いカードが入っている優勝争いできるデッキ

メインとなるアタッカーが進化軸のVmaxの場合2-1ラインで入ってる、または採用しているVポケモンが3匹以上存在している。
また、ダンバルやケララッパ、トレーナーズカードといったサポートカードが潤沢に入っている。
基本は2〜3色がメインのデッキ。

② それなりに強いカードが入っている予選突破ができて決勝トーナメントに進出できたデッキ

メインとなるアタッカーが進化軸のVmaxの場合1-1か2-1ラインで入っている、または採用しているVポケモンが2匹以上。
また、ダンバルやケララッパ、トレーナーズカードといったサポートカードが最低限入っている。
基本は2〜3色がメインのデッキ。


③ あんまり強いカードが入っていない予選突破できなかったデッキ

メインとなるアタッカーが進化軸のVmaxの場合1-1ラインで入っている、または採用しているVポケモンが2匹以下。
また、ダンバルやケララッパ、トレーナーズカードといったサポートカードが無い、少ない。
基本は2〜3色がメインのデッキ。


では自分がシールド戦に参加する際、どのデッキを使いたいでしょうか?

もちろん①のデッキですよねw

でも①のデッキを使える確率は②と③よりも低いのが現実です…ww

じゃあ②でいいや…と、言いたいところですが、②のデッキが使える可能性も③よりも低いです…www


もちろん参加するからには優勝を目指したいですし、強いカードを1枚でも多く使いたいという考えは当然ですが、少しでも『勝率』を上げるのであれば一番最悪の場合を想定して準備することが重要だと思います。

ここからようやく本題に入りますが、今回自分が参加する前に心がけてしたことは主に2つ

①カードの特徴を知る

②優勝できなかった『それ以外のデッキ』を知る

です。


①カードの特徴を知る

これも参加する人なら誰もがやっていることだとは思いますが今回の新弾のカードがどういうカードが収録されていて、どのような評価なのかをちゃんと理解しておくこと。

強いカード、弱いカード、使いたいカード、使いたくないカードを覚えておくことはもちろんですが、
自分のデッキが『強いときに使えるカード』と『弱い時に使えるカード』が違うことを理解し、覚えておくことが状況に応じてデッキを作る際に重要だと感じます。

また、自分で主観的にカードリストを見るだけでは正しい判断はできないので、今回は私が所属しているチームメイトのタケさんが作ってくれたカード単品ごとの評価表を何度も読み返して収録カードの評価の整理を行いました。

自分以外の客観的な評価を知ることで全く新しい採用優先順位、構築を見るだけで1%でも勝率が上がる可能性があるのであれば積極的に人の意見を見たり聞いたする方が良いと思います。

実際、何度もシールド戦の練習をしたタケさんの単品評価は簡潔に要点がまとめられていて実戦をあまり積まなかった自分にとって大きな武器になりました。


②優勝できなかった『それ以外のデッキ』を知る

構築戦では多くの方はネットやTwitter等でデッキを調べる際に優勝デッキを見て自分の参考にすることが多いと思います。
たしかに『強いデッキ』を作る際は結果を残されている方の構築を参考にすることが一番の近道ではあると思います。

ではシールド戦のデッキはどうでしょうか?
前述したようにシールド戦は全員が全員同じカードを使うことはできず、いくら構築力が優れていても、プレイスキルが優れていても、結果のみを見るとどうしても『強いデッキ』と『それ以外のデッキ』に二分化されてしまいます。
ただ、今回のシールド戦のレギュレーションでは、優勝が狙えなくても予選を突破するだけでもSRが獲得できるという恩恵を受けることができます。

優勝できたデッキを参考にして、優勝を狙うことはもちろん大事ではありますが、ある程度のピックの運が存在する以上、自分は『それ以外のデッキ(予選突破できなかったデッキ)』を分析し、対策をすることで自分が所謂『下振れたピックをした時にギリギリ勝てるデッキ』を重点的に予習をしました。




シールド戦本番

そしてリザードン争奪戦当日、自分のピックしたカードプールはというと・・・

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こんな感じ・・・
人によって評価は色々あると思いますが前述した自分の強いデッキと弱いデッキの定義に当てはめると

Vmax軸1-1、Vポケモン1枚(セキタンザンは種のみだった、進化ありきのカードなので数には含まず)
ケララッパライン1-1-1、ダンバルなし
トレーナーズ枚数標準or少な目

となり、③の「あんまり強いカードが入っていない予選突破できなかったデッキ」に分類されます・・・

そこで自分が組んだデッキはこんな感じ↓

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トゲキッス、レックウザ、一部ポケモンを入れる以外は雷ポケモンオールイン
ほぼ雷単w

【構築理由】
なぜこのような構築になったのか?
それは下振れのピックを引いたことで『優勝を狙うデッキ』から少しでも勝率を上げて予選突破するための『勝てるデッキ』を作ることにシフトしたからです。


以前MTGをやっていた際にブースタードラフト(ポケカでいうシールド戦的なやつ)を行っていた時に自分は必ず

3種類のデッキタイプの構築を心がけていました。

ある程度良いカードがピックできてるならば

「安定感を重視したデッキ」

エキスパンションの中で吐出して強いカードタイプがあるならば

「みんなが使うであろうカードをメタったデッキ」

ピックが悪かったならば

「デッキを尖らせて上振れを狙うデッキ」

の3種類。

今回は所謂『下振れ』のピックになった中でも比較的雷タイプがバランスの良いカードプールだったため、雷に極端に尖らせることで前述した

『② それなりに強いカードが入っている予選突破できて決勝トーナメントに進出できたデッキ』
と、
『③ あんまり強いカードが入っていない予選突破できなかったデッキ』
に少しでも勝てる確率を上げようと考えました。

もし①の『強いカードが入っている優勝争いできるデッキ』に当たった際は勝てる確率はかなり低いと思うのでその時はあきらめようと初めに決めましたw


【採用、不採用理由、立ち回り方法】
トゲキッス、ケララッパなど誰でもピックすれば採用するカードは省略、今回自分がピックしたカードで(下振れた際に)事前に採用、不採用しようと考えていたカードのみ紹介します。


● ゲノセクト

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これは割と採用されている方も見られましたが、このカードがあることで自分より強いデッキの相手を追い詰める可能性があるカードとして高く評価していました。
なぜかというと、事前に調べた『予選突破できなかったデッキ』で多く採用する傾向にあったマッギョがいたから。


マッギョは特性のはんげきが非常に強力でバトル場にいるだけで大きな壁になる優秀なポケモンです。
ただ、その反面逃げるエネルギーが3、技に必要なエネルギーも3と、非常に大きいため、ずっとバトル場にいるとそのあとの行動が大きく制限されてしまうことに着目しました。
相手がマッギョをバトル場に出したらちょくげきだんでベンチのポケモンにダメージをのせて、自分の後続ポケモンが倒せるだけのダメージ域に引き上げることができる点にチャンスがあると思い採用を決めていました。
ちなみにもし今回の自分のカードプールでマッギョをピックしていたとしても場を硬直させることでは上振れは狙えない点から採用はしないように決めていました。


● ゼラオラ

画像6これも採用されている方が多いカード。
入れ替え手段が限られるシールド戦において逃げエネ0は優秀すぎるし、技「とうしのいかずち」はVポケモン相手に110ダメージを出せるので、「Vポケモンが少ない下振れのデッキ」において優秀なアタッカーとなるカードです。
今回は不幸中の幸いで雷がメインのデッキだったので無理なく採用することができましたが、雷以外がメインのデッキで「下振れのデッキ」だったとしても多少無理をしてでも採用していたと思います。


●ラクライ

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ライボルトは置いといてラクライですw
ラクライの技「もってくる」は無色エネ1個で使える点を評価、先ほど前述したマッギョや、相手から受けるダメージによってダメージ量が増えるハガネールがバトル場にいる際に壁になりながらアドバンテージを増やすことができる優秀なカードです。
また、ライボルトに進化すれば優秀なドローソース、下振れデッキでは貴重なアタッカーにもなれる無駄の少ないカードだと思います。


●ゼクロム

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下振れの自分のデッキが自分よりも強いデッキの相手に勝つために重要となるのがいかにVポケモン以外のアタッカーを用意できるか。
その点で一番強力なアタッカーになりえるのがこのカードだと思います。
技「ワイルドショック」は2発撃ちこむことでハガネールやトゲキッスを倒すことができる点が強すぎます。
これもゼラオラ同様、属性的に多少無理があったとしても採用する価値は大きいと思います。


その他、今回採用したレックウザはたまたまピックして入る余地があった為採用しましたが、事前の自分の『採用するポケモン』として構想はありませんでした。
ただ、結果的に『少しでも上振れを狙うデッキ』を使う自分のコンセプトを象徴するカードではあると思います。

結果運良く2-1でサイド数でギリギリ予選突破後、決勝トーナメント1没

パックを開封した段階で目標設定していた「予選突破」を果たすことができました!

ここまで長々と構築云々について記述していますが、実際対戦相手の方の事故や、負けた試合でも一枚でも多くサイドを取りに行ったことも運良く上振れを狙えたと要因であると思います。



以上、争奪戦で強いピックをした方々には鼻で笑われる内容、採用カードだとは思いますがこれから争奪戦に参加される方で、「もしも・・・」の引きをした方が少しでも参考にしていただけると幸いです。





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