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わたしにとっての快適な居場所とは

 私は、九州の大きな平野の真ん中で生まれ、育ちました。
田んぼが広がり、登下校は農作業の風景を見ながら…。
 平野なので、現在でも遠くに市街地のビルが見えています。
つまり、住んでいる場所は田舎だけど、ちょっと車で移動すればそれなりの都会で、正直言って丁度いい場所です。

 若い頃は都会への憧れがあって、進学先は東京。流行っていた刑事ドラマの影響もあって、度々横浜にその刑事(デカ)たちを探しに出かけたりもしました。

 現在は、東京でのご縁に導かれて、ひと山超えないとある程度の「街」に出ることができない西日本の「市」に住んでいます。最近はインターネットでショッピングもできるから、それ程困ることはないですが、できることなら、便利な所に居を構えたかったですねぇ。

 さて、そんな私が快適に感じる「居場所」とは…?
結局今までの経験から、「雪国」とか寒い地方に住むのは無理だと思います。身体は寒いのが苦手だし、雪道に慣れてないから実際の生活が困難だと思うのです。現在地でも雪が降った日には、身体も心も動けなくなります。雪国の方たちは、本当に我慢強くて偉い!です。
 じゃあ、東京・横浜とかの大都会なら住めるでしょうか?!
それは…できないことはないと思います。学生時代の友達がいたり、少し土地勘があって、電車もわかるし…住んだことがない大阪・神戸だと、こうはいかないですよね。やっぱり、人間って経験したことが大きいです。
 でも、学生時代の4年間を東京で過ごしてみて…やっぱり自然を求めたんですよね。見渡せる景色というか、広い空間というか…。
 だから、おそらく、私はある程度田舎の景色が近くにある地域に住みたいなと思います。
 また、人間にとって生きていく上で必要な「食事」でも、快適さって必要だと考えます。それには、どうしても「出身」って大きく影響を与えるものだと思うのです。例えばラーメンの味にしても、私が心から「好きだ」と思うのは「豚骨スープ」です。ちゃんぽんも食べたい。ご飯には辛子明太子も必要。馬刺しを東京の肉屋で探して、売ってないことに驚きました。かるかん饅頭も好き。ウナギも食べなくちゃ。カボス、チキン南蛮…。どれも私に欠かせない、身近な食べ物です。九州の食卓で育ったということは、そういうことなのだと思っています。。

 それから、人間が生きていく為に必要なコミュニケーション・言葉。本当に私の心からの感情を表現するには「九州弁」じゃないと、表現できてない気がするのです。例えば「嫌い」ではなく「好かん」って言いたい。こういうちょっとした、「その言葉で意味は合っているけれど、厳密に言うとその言葉ではない」心情を表現したいって、快適に生活を送るには本当に大切だと感じてしまうのです。嫁ぎ先の土地に長く住むほど、そう感じます。

 となると…私が快適と感じる場所は、やっぱり九州なんですね!

人が、住みたい・過ごしたいという居場所には、きっと何らかの心地よさがある場所だと考えていす。それは、生まれてから影響を受けてきて、その人を形作っている何かかもしれません。

さて、皆様はいかがでしょうか?


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