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ふとうのつるぎ杯優勝、雷パルキア

鹿児島でポケカをやっているレゴと申します。
今回鹿児島で開催された、Crazy Code様主催の49名参加の大会「ふとうのつるぎ杯」にて予選、決勝トーナメント通して全勝で優勝できたので、デッキの紹介と、備忘録がてら対戦について軽く触れていきたいと思います。

noteを書くのは二度目なので至らぬ点はあるかと思いますが、最後までご覧いただけたら嬉しいです。

環境予想

現環境でトップtierになるだろうと私が予想していたデッキが以下の通りです。(強さと数の多さを総合しての評価)

  1. 裏工作パルキア、アルセウスギラティナ、LTB

  2. ミュウ、その他ロスト系(アメイジングバレット、ギラティナなど)

  3. キュレム、裏工作アルセウス、ロスト連ウー、ドガスダイナ、などなど

パルキアに関してはロスト系やアルギラに対して勝ちづらいと思われているのか、数が減っていた印象でしたが、やはりトップクラスに強いことに変わりはないし、デッキの構築次第では全てのデッキに勝ち得ると思うので、要警戒だなと。最悪自分もこのデッキを使えばいいかとも思っていました。

次に、1週間前に同じく鹿児島で開催されたトクサネ杯にて、アルギラとLTBが活躍しており、使いたい人が多いんじゃないかという地域メタと、純粋にこの2デッキのパワーは大したものなので、tier1の評価をしました。

tier1の中では特にパルキアとLTBを意識していました。自身で検証はできてないですが、アルギラはLTBに少し勝ちづらそうかなというところから、どちらかといえばロスト系のデッキが多そうかなという判断です。
特にパルキアには最低限でも微有利を取れるくらいのデッキを使いたいと判断しました。

実際はアルギラがけっこういたみたいで、この読みは失敗でしたが、パルキアにはたくさん当たったし、アルギラは全部避けたので結果オーライということで。笑

デッキ選択について

まず最初に試したのが「アルセ連ウー」でした。チェレン入りで、アルセウス以外にも強力なアタッカーのいるデッキが強いんじゃないかと思い、自分の好きなれんげきウーラオスを採用してみました。他にちょうどいい組み合わせも見つからなかったですし。

裏工作ラインは枠の都合上入れられず、特性ふしぎなしっぽのミュウを入れたり、ロスト系のパーツを少し組み込んで、デッキを回しつつウッウで細かく刻めるようにしてみたりしました。(存在を忘れていたので試してないのですが、特性はたらくまえばのビーダルは試してみてもよかったかもしれません。)

しかし上手くデッキを組むことができなかったためか、そもそもデッキパワーが足りていないのか、パルキアに上手く勝つことができず、時間もなかったため今回はボツに。

ここでとりあえずパルキアに勝てるデッキから選択していこうと舵を切ったところで、ヤマグチヨシユキ選手が使ったことで話題になった、いわゆる「ターボ雷パルキア」を試すことにしました。
以前から個人的にこのデッキは好んで使っていたので、第2案としてすぐ出てきました。

裏工作パルキアにどう有利なのかをわざわざここで述べるつもりはないですし、なんならヨシユキONCの有料noteをご覧いただければと思うので、今回は割愛しますが、とにかくパルキアに最低限の有利は確保できたので、その他の環境デッキに勝てるかの検討、調整を開始しました。

最終的なデッキリストがこちらです。

先ほども少し述べましたが、tier1と判断した3つ全てに勝つデッキにするのは難しいと感じたので、「パルキア」以外の残り2つの「アルギラ」と「LTB」のうち、1つは割り切ることにしました。

・仮にLTBを割り切る形にすると、 LTBのみならず、その他の非Vのデッキにもポロポロ勝ちをこぼしそうという点
・デッキの構成上LTBに寄せるほうが簡単そうという点
・アルギラとLTBの相性予想

などを考慮した結果、パルキアとLTBに勝てるようにする方向でいくことにしました。

アルギラ相手は、油断してアルセウスでたくさんエネルギーを付けてくれたところを、スターミーVでカウンターするくらいじゃないとキツいかなと思います。

上記に加えて、tier2以下で警戒したいところとして、「ミュウ」がありました。
数を減らしているとはいえそもそもキツい相手で、不意に当たると圧倒的に負けかねないので、しっかり対策は積んでおきたいと考え、ドラピオンを採用。一枠設けるだけでミュウVMAXを一撃で倒せて勝ちやすい相手にできるなら積む価値はありかなと。

以上のことを考慮して、当日の予選5回戦のうちマッチングの想定として、

・パルキア1,2回
・LTB含むロスト系2回
・ミュウにできれば1回以上当たりたい
・それ以外と1,2回

と設定しました。それ以外の部分に一度アルギラが入ってきても4-1は狙えるのでちょうどいい塩梅かなと思います。あとから当日のマッチングは記述しますが、ほぼほぼこの通りだったので、それが勝てた要因かなと思います。

デッキの内容について


基本的なところは割愛します。調整過程でこだわった部分のみ述べていきます。

・エンペルトV
キュワワーの特性はなえらびを止めるために採用。アクロマの実験もあり、相手のロストゾーンが貯まるのを完全に止めるのは難しいが、相手のロストゾーンがミラージュゲートの条件である7枚以上になるのを数ターン遅らせるのが強力。(=ヤミラミはそれ以上に阻止できる)

エンペルトかミュウやゲッコウガなどの非Vポケモンでスタートできたとき、回収ネットなどを使い、エンペルト単騎をめざす。
これによってあなぬけのヒモやボスの司令でながされず、らせんぎりの追加効果のエネのつけかえもなくなり連続で攻撃可能になるため、数ターンは作れる。かがやくリザードンやギラティナなどを手張りで育ててきたときは要警戒。

現在頂への雪道を採用しているロスト軸のデッキは多くないため、この単騎の形が作れたらサイドを少なくとも2枚以上はリードした状態からゲームが始められる。
あくまで時間稼ぎが目的なので、過信は禁物。
一撃で倒される危険のある場面ではしっかりと盤面を用意し始めるのが肝要。

・ドラピオンV
ミュウ相手で残りサイド2-2や3-2の展開までは行きやすいため、もう一押しとしてVMAXを一撃で倒す役割。ドラピオンがいればミュウに勝ちやすくはなるが、ミュウ自体数を減らしているのも間違いないため環境を見ながら検討が必要。

・スターミーV
アルセウスデッキ相手に大ダメージを狙う役割など。ワンパンするにはベルトが必須な状況が多かったりで意外と通らない...。

・エネルギー転送3枚
枠の都合で1枚減らした。対面次第で雷エネに触れるかで勝てるかどうかが大きく変わるので、できれば4がいい。バケツ0エネ転4もありかも?

・トレッキングシューズ2枚
枠の都合その2。ふしぎなしっぽの最後のひと押しにもなるのでできれば増やしたいところ。

・メロン4枚
できるだけネオラントに頼らずに、絶対に引き込みたいからとハイパーボールを3に減らして4枚に増やした。恐らく正しかったと思う。

・ロストシティ
かがやくリザードンを2回以上使わせないようにロストゾーンに幽閉するために採用。しかしリザードンを採用しているようなデッキには他の勝ち筋も十分あることが多いため、不要だったかもしれない。
パルキア相手の雪道ツツジの耐性を上げて、勝率を上げるべきで、59枚同じデッキの仲間はこの枠をバケッチャにしており、そうするべきだったと感じる。

当日のマッチアップ

予選

  1. 裏工作パルキア 先攻 勝ち
    残りサイド6-2でリードしていたところから雪道+ツツジを食らいつつ、前を倒されて4-2に。
    手札が回収ネットとクイックボール2枚になったので、バケッチャが入っていればもっと簡単にリカバリーできていたと思う。
    最終的にはふしぎなしっぽでトレッキングシューズを拾い、そこからメロンを引けたおかげでなんとか逃げ切れた。

  2. ドガスダイナ 後攻 勝ち
    相手はムゲンダイナがなかなか育たず、かがくへんかガスの中でもこちらは攻撃はできていた。その上でマリィを使ったらまた止まったので、優勢を保って勝利。

  3. ロストギラティナ 後攻 勝ち
    ミュウでスタート。エンペルトを出して相手のキュワワーを止めつつ、メロンと合わせて2ターン目に3エネ供給。ミュウも回収してエンペルト単騎に。
    アクロマやアビスシークで少しずつ相手のロストは貯まっていたものの、こちらが残りサイド2枚くらいのタイミングでようやく準備が整い出した程度だったので、そのまま押し切った。

  4. ミュウ 先攻 勝ち
    ミュウ相手は序盤はある程度無理をしてでもサイド2枚をとる、もしくはフュージョンエネのついたメロエッタを取りに行く。サイド差を大きくつけられない展開になるように意識。
    いずれミュウVMAXで攻撃してくるターンが出てくるはずなので、そこをドラピオンでカウンターする。

    今回は特にカミツレを引けてないようだったので、メロエッタで攻撃されず、ドラピオンでミュウVMAXを上手く倒すことができた。

    相手のデッキにはロストシティが入っていたので、先にベンチに出さざるを得なかったドラピオンをロスト送りにされていたらキツかったので反省。

  5. 裏工作パルキア 後攻 勝ち
    手札がずっと芳しくなく、ふしぎなしっぽも使えない状況が続き、マリィかナイトアセットのどちらかは忘れたが、使用した後手札のうち一枚を除いて全部水エネになってしまうなど、なかなか攻撃が出来なかった。
    しかしお相手がそれ以上になにもできておらず、自分はパルキアVに3回手貼りをして先に攻撃開始。その後はきちんと動き出したので、なんとか出てきた相手のパルキアをボスで呼び出して倒したタイミングで投了をもらった。

決勝トーナメント

  1. 裏工作パルキア 後攻 勝ち
    お相手がメッソンスタートに対してこちらがパルキアでのスタート。お相手はミラーだと思ったそうで、最悪ゆっくり準備することになってでも手札を整えたいと判断したとのことで、ゲッコウガをサーチ、結局はパルキアを置けていなかった。
    それに対して1ターン目にクワガノンのパラライズボルトでメッソンを倒しつつグッズロック。カイでパルキアを1体用意するも返しのターンのボス+超電磁砲でほぼゲームセット。

  2. ミュウ 先攻 勝ち
    予選で当たった方との再戦だったため、ロストシティには警戒しつつ、サイドレースで置いて行かれないようにパルキアから攻撃開始。またもカミツレを引けてなかったのもあって、上手くドラピオンを通して勝利。

  3. 裏工作パルキア 後攻 勝ち
    お相手がメッソンスタートでそのままターン終了。ライコウかクワガノンで攻撃できれば勝ちだったので全力で決めに行った。パルキアも置かれていなかったので、仮に決めきれなかったとしても、ある程度リソースを吐き切っても大丈夫だろうと判断。パルキアがいたならもう少し慎重に進めていたと思う。
    (もし失敗したとき、次に出てくるパルキアを倒しやすいように、本当はライコウを育てたかったが、サイド落ちしていたので、クワガノンを育てることになった。はず。)

    クロバット、メロン、ふしぎなしっぽを使い切り、回収ネット4枚orふうせん2枚のどれかに届けば勝ちの状況に。ラストチャンスのトレッキングシューズでなんとかふうせんに辿り着き、そのままパラライズボルトでメッソンを倒して勝利。

まとめ

アルギラがキツいこと以外、現状なかなかいい立ち位置にいるデッキだと思います。
環境に合わせてカスタマイズも効くし、安定感や上振れたときの爆発力もあるいいデッキなので、ぜひ試してみてもらえると嬉しいです。

想像より長くなりましたが、ご覧いただきありがとうございました!

ヤマグチヨシユキONCのnoteもおすすめなので、ぜひ。それでは。

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