平成16年(2004)の板金塗装
今年2022年7月に板金塗装にDSを出して1ヶ月後に完成した。
待っている間に、ずっと昔にしてもらった板金塗装の記録写真が出てきたので書いておこう。
平成16年は、西暦で言えば2004年。ある日洗車をしているときに左のフロントフェンダーのウインカーの脇に塗装が膨れているところを発見してしまった。
塗装の下にある鉄板が錆びてしまったのだろうという事は、すぐに理解できた。
整備のついでに車屋さんのメカニックに、『これはなんでしょうか?』と聞いてみたら返事は、『出ましたかぁ?』で終わり。特に説明もないし、こうしましょうということも無し。
雑誌に出ていて、古い車を手がけているお店がそんなに遠くないところに存在していた。電話をして車を持って行く。社長さんも職人さんのそのお店で、大体の予算を伝えてやれる範囲でやってもらうことになった。
黒い塗装は、簡単なのかなと思っていたけれど全然違うということを教えてもらった。
作業完了後に、引き取りに行くと社長さんから説明を受け、記録写真ももらった。
予算の範囲ギリギリでやってくれていた。これ以上やり始めると、いくらになるかなんとも言えないけれど、今の塗料の性能は、すごく上がってきているから大丈夫だと思うとのことだった。
切開したところを開いてみれば、恐ろしい
切開した鉄板をめくり上げると外側の鉄板も内側の鉄板も錆がひどい状態になっている。ダメなところは切除、新しい鉄板を板金作業で溶接
塗装が膨れていたところだけじゃ済まなかった
塗装が膨れてはいなかったけれどタイヤハウスに近いところもダメだった
ここも切開した内部は酷かった
ここもダメなところは切除して新しく鉄板を切って繋いでもらっている
この時かかった費用は、約25万円
高いとかは思わなかった
フェンダー外すのだって大変、フェンダーについているすべてのパーツを外す作業だって、到底自分ならできない。そこからの作業もできるわけがない。
完成した黒は、元々の黒と全然違った
同じ黒なんだけれど、太陽の光の下で見るとよくわかった。
元々の黒は、灰色がかっている
作業完了した塗装は、同じ光を浴びているのに真っ黒だった。と言って隣のパネルとものすごい違和感もない。出来上がりには本当に嬉しかった。
がっかりな車屋
板金塗装が終わってしばらくして、通常整備に車屋に出す。
塗装してもらった話もしていたのだけれど。
車を取りにいって愕然とした。あんなに言ったのに、フェンダーは傷だらけになっていた。泣きそうになった。
初めて車屋に失望し、文句を言った。車屋は謝罪をして、プロに磨いてもらったけれど、クリア層の深い傷は取り切れてはいなかった。
その後、フェンダーに被せるカバーを買って整備士に使ってくださいと言ったりもしたけれど、使いもしない。相変わらず整備に出すたびにフェンダーは傷だらけになり、フロントのステンレス製のバンパーも擦り傷だらけになっていった。
もはや、文句をつける気力もない。
そりゃぁ、車は外装で走るわけじゃない。だけど、客の車の外装をなんの気遣いもしないっていうのはどうなんだろう?
車に乗るために近づいて持ち主の目に入るのは、外装なんだけどな。
2022年塗ってもらったフェンダーに塗装が膨らんでるところなんてひとつもない
あの時やってもらって本当によかったなと思う。
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