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ルームランプの怪現象と点灯しないトランクルームのランプ

DSを走らせていると、なんだか視野の片隅にチラチラと光るものがあるようだ。
確かめてみると、消えていないといけないはずのルームランプがちらついている。走り続けていると完全に点灯状態になったかと思うと、信号待ちだと消えたり再び走るとチラついたり点灯しっぱなしになったり。

一般的なルームランプは、エンジン始動前にドアを開けると点灯するわけなので、
こんな状態になるとかなり困る。バッテリーが消耗してしまうからだ。それに、昼間ならまだしも夜間にこんな状態になったら少々恥ずかしい。

配線かスイッチか、どっちにしろ自分でやるしかない

理由は簡単、普通の車屋に任せたら適当な修理しかしないから。ランプがつかないのを治して請求書が何万円になるなんてのは、配線修理を売りにしているごく僅かな車屋以外の普通の車屋は大抵嫌がる。配線いじったこともないような客なら文句が出ることもあるしね。

室内灯の仕組み

DSがいくら特殊とはいえ、ルームランプの点灯の仕組みは一般的なもの。
常時電源のラインが引き込まれルームランプのプラスに入りランプのマイナスから出ていく。出ていった配線は、ドアの開閉でオンオフするスイッチに入っていき、ボディアースに抜けていく。ドアを開けると開閉スイッチが動いてマイナス線から来ている電流がボディーアースに流れて点灯、閉めると開閉スイッチが閉じて消灯
そして、ドアが閉まっていても点灯させるためのオンオフのスイッチがダッシュボードにあるわけだ。

例によってとんでもない配線修理が見えてしまう


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出ました毎度おなじみのオリジナルコネクタ。引っ張らないのに触ると外れちゃう、しかもここに剥き出しでなんの処理もしていない配線が差し込んであるだけ、呆れ果てるくらい適当な修理。

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緑色したオリジナル配線が溶けている。原因は、分岐させようとして失敗して溶かしたのか、それとも過電流で溶けたのか
いずれにしてもこんなので今までよく火事にならなかったものだと、変に感心してしまった。

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そしてベタベタになった粘着テープを剥がしてみれば、適当に配線を剥いて適当に配線をグルグルと巻き付けてハンダ付け、予想していた事だけど毎度ため息。
インチキ配線は、取っ払ってコネクタを使って直してみるもやっぱり症状は出る。
何度かやってみても結果は、良くなるけれど症状消失までは至らない。ドアのスイッチは正常、強制点灯スイッチも正常、オリジナルのランプユニットもおそらく正常。悪さをしているのは、おそらくオリジナルの配線が劣化してボディの金属のどこかと接触してしまうことだろうと推察。

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おそらくオリジナルだろうと思われるけれど、ここが固定されていて状態の確認ができない。室内灯は、厄介なことにマイナスコントロールなのでどこかのマイナスからきたラインがボディの金属に接触してしまうと点灯状態になってしまう。
そして恐ろしいことにDSは、金属メッキされたモールすらもアースラインと繋がっている。
となれば、やることは一つ。


室内点灯配線全部引き直し
うんざりコース決定


以前に引き込んでおいたバッ直の常時電源ラインから新たにプラス線を引き直す。ランプはLEDだから0.2sqでいいんだけどギボシ端子も使うかもしれないので0.5sqで-60度から200度まで使え銅線に錫メッキされたより線を使う。
接続にはなるべくワンタッチ接続を使う。

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配線をむいて差し込んでパチンとするだけ、だけど安全で確実で分岐も接続も思いのまま。

問題は、ドアスイッチ
純正のスイッチは、どう頑張っても外せない。なんでこんなふうにしてるのか理解できない、外すにはフェンダー外さないとダメじゃん

そこで、こいつの出番

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ご存じエーモン、お世話になっております。
オリジナルからこっちに変更、配線はコルゲートチューブに通して絶縁テープを巻いてエンジンルームに出してから室内に持ってくる。これを左右のドアに設置。
マイナスラインだからエンジンルームでボディアースにつなげてもOKとは思うけれど、完全に独立させたかったので室内に引き込んで強制スイッチのマイナスラインとまとめてから、一気にボディアースに落とす方法にした。
ダッシュボードにある強制点灯スイッチに来ているオリジナル配線は引っこ抜いて、新たに配線を作って新しく作った回路に組み込む。
とにかくオリジナルの点灯ユニットも配線も使わないようにした。

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ついでに買った時から点灯しないトランクルームの配線も新しく引き直した
オリジナルの常時電源ラインはぶった斬り、引き込んだ常時電源ラインとコネクタを使って接続して、ランプはLEDに変更。トランクを開ければ点灯、閉めれば消灯を確認。

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トランクルームへの配線をしているときに見つけたインチキ修理
おそらく外国でやられてしまったと思う。塗装を適当にむいてつけた様子で腐食して鉄板を錆びさせている上にカシメもいい加減にしてある。やっつけ仕事もいいところ

無事に点灯して完成するまで3週間


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配線も長い部分はカットヒューズも組み込んで内装を戻す、ドアを開ければ点灯閉めれば消灯、ドアを閉めた状態で強制点灯スイッチを入れれば点灯

車を1時間ほど走らせてみても症状の再発もない。

こうやって文書に書いてみれば大したことはない作業に思えるけれど、休みを利用して導通確認、ネジを外すとデローンとぶら下がる内装と格闘して配線を何メートルも引き直してコネクタを繋げて動作確認して運転して確認して、内装を戻してまた運転して確認する作業は、うんざりするほど時間がかかった。天気が良くても遠出もできない。やれば精神的にもスッキリするとわかっていた事とは言え、やりたくなかったんだよなぁ。

LEDに変えると何が良いか?消費電力の大幅な縮小とオリジナルよりも明るいという事。
LED左右で二個、トランクルームに一個のLED、合計三個のLEDの合計は、0.15A=1.8Wでオリジナルの1/20程度になる事、そんな程度。

それにしてもiphone13proMAXは役に立つ、天井近くの内装の影にある配線のチェックをするのにこれ以外は、なんの役にも立たない。


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