私のシトロエンDSは死んだってことだ
車屋に入院して約1ヶ月後何が起こっていたのか連絡があった
クラッチがバラバラになっている
ミッションのギアもダメになっている
シリンダーヘッドも亀裂が入っている
点火系で長く使用していたCDIが死んでいる
ヒーターユニットへ行く接合部から水漏れ状態
後でわかった事だけれどもガソリンタンクが錆びている
聞いているだけでも目の前真っ暗
実際に車屋で見ると絶望感
ミッションギアは素人が見てもダメなのがわかった
シリンダーヘッドの亀裂も ヒータコアの部分からの水漏れも
目の前に、既に降ろされてバラされたエンジンとミッション
その後ろに心臓がなくなったDSのボディがあった
要するに私のDSは、死んだ
それで、どうします?と聞かれた
そりゃ治すしかないでしょう
答えた後でちょっと後悔もあった。とんでもない金額になるのは当然だから
それでも治すしかないと思う理由はいくつかあった
ガソリンの車の生存が怪しくなってきてること
今時の車には興味がなくなっていること、DSに乗ってから車雑誌など買ったこともない
軽自動車を持っているから、仕事上は問題がなかったこと
もし新しくDSを買ったとしても今回みたいなトラブルが起こるのは当然なこと
20年6万キロを過ごした車を捨てられないということ
そして最も重大な理由は、車屋の年齢と私の年齢だ。ほぼ同じ年齢、現役でいられるのも長くない、せいぜい20年。20年がどれほどあっという間か、それは若い人には、到底理解できない事だろう。切ない事実、後20年もしたら私は、乗りたくても乗れなくなるだろう事。車屋は治したくても治せなくなっているだろう。それをリアルな現実として想像ができること、現実になるのが瞬時に理解できてしまう。切ない事だと思う。
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