北海道一周徒歩旅行(18日目)富武士〜紋別
6月20日、この日も朝から曇り空。オホーツク地方はこの先しばらくぐずついた天気になるらしい。
7:45分にピラオロ荘を出発。左足の小指にできていた水ぶくれが破れ皮がめくれたため、歩くたびに痛みが走る。普段より歩く速度が3割ぐらい落ちている。
今日はひたすら国道238号線を歩く。5キロほどで湧別町に入り、やがて計呂地交通公園。
卯原内と同様廃線となった国鉄湧網線計呂地駅のあった場所にSLと客車、他にベンチやトイレ、隣には無人コンビニまであり、野営の最適地と思われる。
14キロ地点で芭露の集落。郵便局や農協、ガソリンスタンドやコンビニなどがあり、常呂町以来の大きな集落だ。
やがて国道は長い直線区間に入る。両サイドは牧場や牧草地ばかりで、トラックやダンプ、農業関係の大型特殊車が頻繁に通る。
23〜25キロあたりが湧別町の中心地。ここを離れると紋別まで無人地帯が続く。
左足の小指の痛みが限界に近い。急きょ明日は休養日にしようと思いたち、今日泊まる宿に電話し連泊する旨申し出る。
湧別川に架かる湧別大橋を渡ると道は紋別に向かって一直線に伸びる。道路の付替工事が5キロ以上にわたって行われている。
32キロ過ぎに紋別市に入るが相変わらず道沿いは牧場牧草地や樹林帯ばかりで大型車か頻繁に通る。路肩が極端に狭い所も多く、すれ違うたびに風に煽られよろめく。
40キロで小向という比較的大きめの集落を過ぎると再び無人地帯。しばらく行くと左に、定期便が羽田への一日一便だけというオホーツク紋別空港。その向かいにはオホーツク流氷公園という東西2キロ以上に及ぶ広大な公園がある。残念ながら閉門時間の17:00を過ぎていたので中には入れない。
その後橋を過ぎてから国道を離れ紋別の市街地に入る。
本日の宿紋別セントラルホテルに着いたのは19:00過ぎ。左の小指だけでなく下半身全体が激しい筋肉痛に見舞われている。
この5日間で知床峠越えを含む278キロも歩いたのだから無理もない。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?