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北海道一周徒歩旅行(20日目)雄武〜乙忠部

6月22日、紋別は今日も朝から曇り空で肌寒く、靴を履いて少し歩いてみるとやはり痛みが強い。こんな状態で浜頓別まで歩くのは厳しい。結局予定を早め今日で最終日とすることを決める。10:01発のバスに乗り雄武町役場に戻ってきたのは11:30。雨は降ってないが防寒のため今日も雨具を身に着けてから出発。

道の駅おうむから出発
道の駅に隣接するAコープ雄夢

雄武から次の宿泊地枝幸までは52キロ。今の足の状態で一日で歩くのは到着不可能なので、あと一本しかない枝幸行きバスの時刻を見ながら行ける所まで歩くことにする。

雄武市街地を抜け、今日も国道238号線を黙々と歩く。

オホーツク海沿いの牧草地で草を喰む牛たち。この2日間ですっかりおなじみの光景に

いくつか小さな集落を過ぎ、枝幸町に入ったのは15キロあたり。

枝幸町に入る。ここがオホーツク振興局と宗谷振興局との境界

道はこれまでのような何もない原野を突っ切る起伏の激しい山道は少なく、平坦で海沿いを歩くことが多い。海の方から細かい霧雨が吹き付ける。気温は日中にもかかわらず10℃台。体力より先に気力が尽きてきた。

ゴメ島は枝幸沖に浮かぶ小さな無人島。ゴメとはカモメを意味する、海鳥の繁殖地

24キロの風烈布集落。ここで止めようと思ったが、次のバスまでまだ1時間半、待合所もなく身体が冷えるので仕方なく次の乙忠部集落まで歩く。

猛烈な風が常時吹き付けていそうな地名だが、この日は風は穏やか
風烈布集落にある枝幸南中学校。生徒数はかなり少ないと思われるが立派な校舎

雄武からちょうど30キロ地点の乙忠部バス停に着いたのが発車時刻20分前の18:00。

今回の旅のゴールは乙忠部バス停

中標津から7日間続いた徒歩旅はここで終わりとする。待合所でしばし休憩してから枝幸行きのバスに乗り込む。

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