量子コンピューターは社会の役に立つ。

参加したイベント

6/24(火)19:00 - 21:00
【オンライン開催】「量子コンピューター × 超感染症社会」- sight update session エンジニアへのラブコール -
※ イベントのメモになります。

大関真之先生(東北大・Sigma-iのCEO)について
社会課題を解決することで、『量子アニーリング』を広めようとされているように思いました。取り組みとして、COVID-19のChallenge1~6が面白い!
・Challenge1:コロナ患者をリスク最小限に移動させるにはどこに搬送するのが良いか。
・Challenge2:PCRのリソースをどこに持って行けば、感染拡大の要因を効率的に発見出来るか。
・Challenge3:軽症者の搬送モデル作成する。
・Challenge4:お店をどのように再開していけば良いか。
      コンビニ等の再開でユーザーのカバー率の最大化を考える。
・Challenge5:オフィスとリモートとの併用について。。
・Challenge6:お客様の数を減らさずに集客する方法について。。
※ 変化する社会課題に合わせて、量子アニーリングで素早く最適化問題を解き、社会に発信されています。大学と企業とのスピード感が違うので、会社を作った、という話もありました。

大学と社会
日本の大学はアカデミアに閉じ籠もっている。海外の大学は起業していないと大学の先生にはなれない、、、という風潮もある。
 # 基礎研究の研究者が起業するのは難しいかも、、、と思いますけど。

大学の研究(世間からはこう見られている。)
大学は凄いことを研究しているように思うんだけど、社会にどう貢献するんだろう、とか、ヨドバシカメラで買えるようになるのはもっと先の話だし、自分たちには関係ないよね、その研究。と思われてる。

大関先生が起業された理由の一つでもあると思いますが、今の問題に技術(研究)を使うと社会から受け入れられてくる、といったのがあったのではと思います。
【ポイント】
 沢山の人が知っていることが大切。この[沢山の人]はエンジニア。
 エンジニアの人が理解すれば、アプリで実装され、世の中で使われるようになる。
→この先は、企業のサービスとして落とし込み、持続させてお金を稼ぎ、研究に投資するサイクルを作っていくことが持続するために必要になる。

量子コンピューターによる最適化問題
<既に>デンソーの工場では、無人搬送車の最適化問題は研究され実装し始めている。そもそも、工場は効率化を求めて設計されているのでシステム化し易い。実際の自動運転社会では、人はどう動くか分からない(複雑系の塊だ!)ので、量子コンピューターの出番になる。

首都と地方の再定義
例えば、リニアが出来れば東京と山梨は25分で行き来出来る距離になる。
Zoom等のNW空間も充実(技術や利用浸透)することで、場所と時間から解放され、多様性が増していく。

情報過多の時代
選択肢は沢山増えるけれど、何を選べば良いのか分からなくなってしまう。
Trust frameworkのような、誰か信頼できるところに判断して欲しい、、というニーズは出てくると思う。

面白いワード
 3(作ってみる):6(プロモーション):1(使ってみて改善する)
 →サーロイン、って読むらしいです。


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