ひとりっ子スペースから、ふたりっ子スペースへ。
産まれた当時からほとんど手のかからない次女。
特に手をかけなくてもすくすく育った。
そう、すくすく育ち過ぎて9ヶ月でハイハイ&つかまり立ち&伝い歩きをマスターし、家中をあちこち探索する日々を過ごしている。
私は「そんなものよねぇ」とコーヒー片手にぼんやりと次女を見つめるのだが、長女はそれどころではない。
長女のマイブームはごっこ遊び。
特にお店屋さんごっこが大好きで、どうしても物を広げる必要がある。
だが、綺麗に並べた商品達を片っ端から次女が持ち去っていくのだ。
最初は逃げたり、他のおもちゃを手渡していた長女だったが、
「これはだめ!」
「こっち来ないで!」
と、目が合うだけで威嚇するまでに至ってしまった。
酷い時は次女を突き飛ばしたりするものだから、長女は日に何度も母から雷を落とされるのである。
自己肯定感だだ下がり強化週間だ。
そこで考えてみた。
元来優しい気質の長女がなぜここまで追いつめられてるか。
やはり安心できる遊び場がないからではないだろうか。
パーソナルスペースというものだ。
大人も子どもも1人の時間は必要である。
特に子どもは遊びに集中することで自分自身を癒すとどこかの教育本で読んだ事があった気がする。
そんな記憶を辿りながら母は長女のスペースを作り出した。
コレ、である。
捨てられない義母のピアノとローソファーの隙間に、縦長で半畳もないこの僅かな場所。
囲いもトランポリンや牛乳パックの椅子を積み上げ、少し押せば崩れてしまう。
まだ未完成だと言い訳をここに置いていく。
だがしかし、このスペースを作って数日。
明らかに長女の遊び方が変わった。
正直このスペースで遊ぶ時間は少ない。
けれど安全に遊べる場所の確保で心に余裕が生まれたのか、また次女と一緒に遊ぶ気になってきたようだ。
とりあえず「だめ!」が減った。
これで一安心と言いたいところだが、ローソファーの背もたれはあっという間に乗り越えられる予定だし、何よりトランポリン側の囲いは押せば崩れる。
まだ次女は気付いてないだけなのだから、対策は必要だ。
また対策を強化したら記録していこうと思う。
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