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スクランブルバトル7-1 魔法の捲り!まじかる☆サーナイトの解説でござる〜

割引あり

こんちくわ、エドベルです!
今回は先日行われた、スクランブルバトル2025CL東京プレ大会にて私が使用し、7-1でCL東京2025出場の権利を獲得したサーナイトexの解説になります。


1 構築経緯とデッキ選択理由


初めに、今回のスクランブルバトルのtier表を私はこう考えていました。
tier1
ピジョットリザードン、ドラパルト系統、
タケルライコオーガポン
tier2
ルギア、レジドラゴ、オリジンパルキア、サーナイト

この他にもミライドンやトドロクツキなどのターボ系のデッキやテツノイバラ、カビゴンLOがちらほら存在している環境だと予想しました。

そして、今回のスクランブルバトルでは7-1でCL東京2025の優先参加権利が付与される形で開催され、権利を取得するためのデッキ選択はかなり安定性重視に寄せた構築にしないといけないと感じ、権利を持っていなかった私は最低ラインの7-1を目指しデッキ選択を始めました。
まず初めに候補に上がったのが大空洞パルキアです。

大空洞パルキアは、オリジンパルキアの技、《あくうのうねり》を最大限生かすためにゼロの大空洞を採用してベンチの最大枚数を増やすことで火力の底上げを行い、テラスタルポケモンが自然と採用されることから宝石探しのヨルノズクを採用し、その時に必要なトレーナーズをピンポイントにサーチすることでそのターンにやりたい事の再現性が魅力のデッキです。

私がゲキリンCSで使用した構築を少し変え、終盤の手札干渉に対する耐性を上げたいためビーダルラインの採用、ex主体のデッキが環境に増えてきたこともありエーススペックをマキシマムベルトにしていました。タケルライコやミライドンなどのターボ系デッキに対して先にサイドを取れればそのまま走り切れる、後手になった場合でも《ナンジャモ+マキシマムベルトクラウンオパール》でのダメージカット駆使して1ターンを作ることで捲ることができるため比較的有利、ドラパやリザなどの二進化ex主体のデッキに対してもアカマツとスターポータルによる《げっこうしゅりけん》連打での理不尽、スグリやマキシマムベルトでパンプをすることによってベンチを絞られてとしても一撃で二進化exを倒すことができるため五分ほどの勝率を出すことができます。
ですが、環境デッキ全体がパルキアに対する理解度が上がっており、前ほどの勝率は出せないと判断して一度別のデッキを触ってみることに。これで納得のいくデッキがなかった場合はパルキアと心中することにしていました。

次にピジョットドラパルト。
このデッキはドラパルトの強みである《最速ファントムダイブ》をコンセプトに置き、ピジョットの特性《マッハサーチ》でゲームメイクをしやすくしているデッキです。
ダメカンばら撒きによる捲りのルートが取れるためかなり器用なデッキだという事がわかります。

ピジョドラパはよくあるオーソドックスの形で練習していました。先行2ターン目に《ファントムダイブ》を宣言できた場合、
ほとんどのデッキに対してマウントが取れる。
ピジョットのマッハサーチやロトムの即席充電による安定感。
この二つを評価し候補に上げてみましたが、
ミラーが不毛であったり、ライコポンに対しての勝率が低いなどの理由で使用を早々に断念しました。

候補デッキの二つ以外も触ってみましたが、リザードンはメタられる対象であり7-1するほどの練度がない、ターボ系のデッキは息切れのしやすさがプレイスタイルに合ってないなどで使用を断念。
デッキ選択に悩んでいたところ、大空洞パルキアを使用して以降触っていませんでしが今回、自分が想定している環境ならサーナイトいけるんじゃね?と思い少し考えてみることに。

リザードン…ミミッキュの押し付けとデヴォでのサイド複数枚取りで十分に捲れる。

ドラパルト…マシマシラの特性とクレセリアのムーンライトリバースで回復しながらドロンチなどのシステムを潰して最後デヴォで捲る。

タケルライコ…早すぎるのは無理だがミミッキュにプラスしてナンジャモとアンフェアスタンプによる手札干渉の押し付けをし、数ターン作れればいける。

tier1に想定していたデッキに対して明確な勝ち筋を想像しやすく、以前から好んで使っていたため練度は人並みにはある。
これはキタ!と久しぶりに確信して、サーナイトの構築を見直してみることに。

最初は以前から使っていたお守りフワンテのパッケージを採用してライコポンなどのアグロデッキに対して有利を取れるカードを入れていました。ですが、ドラパ対面には基本フワンテは使わず、リザ対面でもフィニッシュとしての役割は強いが逆に言ってしまうとそれ以外で使う事があまりないと感じたため一度お守りフワンテを抜いてみることにしました。

お守りフワンテと夜のタンカをサーナイト3枚目、ハバタクカミ2枚目、クレッフィに変更してみました。
サーナイトの現物を増やすことによってメインアタッカーを非ルール持ちのポケモンからサーナイトに変えることで耐久戦を仕掛けることを想定してみました。その他にも素引きする確率をあげることでサーナイトに乗れない事故が多少軽減されることに。
ハバタクカミは他のサブアタッカー達より使う頻度が多く、夜のタンカを抜いた都合上、現物を増やし釣竿でサルベージする機会を減らすことで複数回使用する事を簡単にするために採用。スタートしても悪くないので増やしておいても良かったなと思いました。
クレッフィはフワンテを抜いたことによってライコポンやターボ系デッキに対してのガードを下げたくないため採用。カビゴンLO相手にも狙い落とすでサーキュレーターを壊し、エネ移動をしづらくさせる動きが強力でした。
かなり感触は良かったのですが、サーナイト特有の手札のかちゃつきと捲り手段を減らした事での捲り性能の低下が次の問題点となりました。
ポフィンやネストがあるけどキルリアやサポがないなどで貴重な試合を落とすのは勿体無い。
お守りフワンテ抜きでターボ構築に勝てるか?
この二つが課題となり、また構築を見直すことに。

そして、完成したのが今回使ったサーナイト。
シャリタツと重力玉を採用する事で上記二つの課題を解決。
また、プレイする中で手帳の使用頻度が少なくなっていたのでフトゥーを増やし、現環境のスタジアムが強力なことからネストボールをボウルタウンの3枚目にすることにしました。

まず、シャリタツ。最近のサーナイトによく採用されており、仲良しポフィンからサポートに繋げる動きが強力。JCSの時に使用したサーナイトにも採用を検討していた時期がありましたが、当時はピィを採用していました。JCS以前の自分に言ってやりたいです。
「ピィだと使いたいターンにペパーが使えないぞ?」と…

続いて、重力玉。こちらは新弾のステラミラクルに収録されたカードでついているポケモンがバトル場にいるとお互いの逃げエネが1多くなる効果を持っているポケモンの道具。
このカードのおかげでサーナイトが持つ伝家の宝刀、「ベンチ呼び→手札干渉→吠え叫ぶ」の黄金捲り手段に逃げエネを重くするが加わる事で相手の必要札が+1枚多くなることになり、捲れるゲームが多くなりました。

そして、ボウルタウンの3枚目。
個人的にはかなり気に入ってる枚数になっています。
現環境ではゼロの大空洞やポケストップ、偉大な大樹等の強力なスタジアムがあり、Eレギュの時にあった雪道環境ほどではないですがスタジアムが強い環境だなと感じ、サーナイトの既存構築に+1枚スタジアムを採用したら強いのでは?と仮説を立て、検証してみたところ全体的な安定感も上がりつつ、上記スタジアムが採用されているデッキに対しての勝率が上がったためボウルタウンを3枚にしました。相手側に利用されたとしてもムーンライトリバースやほえさけぶでのベンチ狙撃手段が豊富なこのデッキではそこまでストレスはなく使えるカードだと思っています。


ここまで記事を読んでいただきありがとうございます。
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有料部分ではデッキリストの詳しい解説や基本的なプレイ方針、ちょっとためになる小テクや各対面で意識することを記載していますので購入していただけると幸いです。
ここまでで気になることがありましたら是非エドベル(@tanaka_edopoke)に質問してください!可能な限り回答させていただきます。
それでは!

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