【21号】急上昇株に群がる「イナゴ」は儲かるのか!?
株式の世界には、長期間あまり値動きのしない株もあれば1日で急激に変動する株もあります。
後者の急上昇株に飛びつき、短期間で売買を行う投資家のことを、またはその戦術のことをイナゴと呼びます。
イナゴはタイミングよく売買すれば超短期間の間に大きな利益を上げることができる手法である一方、タイミングを外すと大きな損失を出すハイリスクハイリターンな投資戦術です。
イナゴとは?
イナゴは急上昇している株、何かしらの発表や大物投資家のsnsでの発信によって急上昇している株に集中する、短期で参入を狙う投資家のことです。
※デイトレーダーとはニュアンスが違う
イナゴタワーの形成
イナゴが集中するこによって形成されるチャートをイナゴタワーといいます。
イナゴが特定の銘柄に集中すると、株価が凄い勢いで上昇した後殆どのケースで同等かそれ以上の勢いで急落します。
イナゴは儲かるのか?
多くのケースから根本的な株価上昇には結びつかないことからイナゴに対してマイナスイメージを持たれた方もいると思います。
結論から言いますと、売買のタイミングを間違えなければ大きな利益を上げることができます。
しかし、現実問題大半のイナゴは損失を押し付けられます。
情報収集力やスピード、経験、勘に長けたトップ10〜20%くらいが大きな利益を上げ、それ以外は損失を出すことになります。
激しい値動きの中で、誰かが利益を上げた分だけ、他の誰かが損失を出している「ゼロサムゲーム」が行われているだけです。
搾り取られるイナゴに
ならない為には
イナゴは自体はハイリスクではありますが、戦術の1つです。
タイミングを誤ると大きな損失を出す可能性もある為、参入する際は気を付けなくてはなりません。
参入する際の3つのポイント
・自分がどの段階のイナゴなのかを知る
→新しいイナゴが群がり続けている間は株価が上昇する可能性が高いですが、終盤に飛びついた場合は買った価格が天井ということもあります。
自分がどの段階で参入しているのか、チャートや情報を頼りに知る事が重要です。
・逆指値で撤退ラインを設定
→タワーが形成されてから株価が落ちるまではあっという間です。
一瞬目を離しただけで、下落することもしばしばあります。
そこで利確にせよ、損切りにせよ必ず逆指値を貼っておくことがポイントになります。
・遅れたと思ったら参入しない
→株価が現在進行形で上がっているが、既にかなり値上がりしている状態だと今から入っていいのか迷うこと出てくるでしょう。
準備が万全では無い状態で無理に掴みに行くと大概、痛い目に合います。
そこで重要なポイント3つ目が、
「迷ったら参入しない」
まとめ
迷いがあるくらいなら後悔しない為にも、参入はしない方が得策です。
大半のイナゴが犠牲になる構造を忘れず、冷静な判断を行いながら立ち回ることが重要です。
今回は以上になります。
それではまた。