種村小依はなぜかっこいい大人になりたいのか(雑記)

 こんちゃ、Fujiです。先週まで心身共に最悪の状態でしたが、少しずつ回復に向かってきていていい感じ。最近は文章を書いてばっかりだったので絵の方も頑張りたいです。


 さて、今回は珍しくキャラの考察についてまったりと書いていこうかなと思います。


 二次創作の基本は原作を繰り返し読んでそこから生まれた妄想や幻想を創作物という形で表現することだと自分は思っているので、原作の方もまあそれなりに読み込もうとします。


 自分はアニメから入ったのですが、やはり原作の方も面白いですね! 8巻も楽しみ!


 先日呼称表を作ろうとわたてんを読み返していたのですが、ページをめくっているときにある疑問が湧いてきました。それがこちら――


「種村小依って、どうしてみんなに頼られたいと思うようになったのか?」


 さて、皆さんの中で小依ちゃんといえばどんなイメージですか? 


 色々あると思うのですが、やはり「頼られようとして出しゃばる子(失敗するまでがワンセット)」のイメージが強いのではないでしょうか。赤色リトルリーダーを聞いていると、歌詞に「頼られたい」という純粋な気持ちが散りばめられていて、小依ちゃんは失敗ばかりするけどいい子だなと思います。


 頼られたい! チヤホヤされたい! かっこいい大人になりたい!


 小依ちゃんがいかにしてそのような性格になったのか、個人的にすごく気になるのです。


 子供だし、みんなから頼られたい、注目を浴びたいと思うのは当然のことだと考える方もいると思います。多分それも正しいです。というか、この問いに正解なんてないと思います。


 自分は人見知りですが、小依ちゃんの年ぐらいの頃は委員長とかに積極的に立候補していましたし、結構目立ちたがりな子でした。どうしてこうなった……。


 考えたところでキリがないですし、ひょっとしたら小依ちゃんが今の性格になったのも深い理由はないのかもしれません。それでも、自分は小依ちゃんが頼られたがりになった経緯を考えてみたいのです。


 7巻書き下ろしではひなたがなぜ「みゃー姉」と呼ぶようになったのか明らかになりましたし、ひなたと花ちゃんの出会いもBlu-rayの特典にて描かれているようです(自分はBlu-ray持っていないので分かりませんが……)。小依ちゃんが今の性格になるきっかけだって、きっとあったと思うのです。


 ということで、今回はタイトルにもあるように「なぜ種村小依はみんなに頼られるようなかっこいい大人になりたいのか」ということについて考えていきたいと思います。


 今回の考察の前提として、以下の三つを設けようと思います。


・未登場キャラやモブの存在、山中先生や保健室の先生は考慮しないこととします(範囲を広げすぎるとキリがなくなるため)。


・引っ越してきたばかりの姫坂家も考察対象外です。


・小依ちゃんが大人を志し始めた年齢を4~6歳ぐらい(幼稚園児)とします。


 ではGo!


「誰のために」大人っぽくなりたい、頼られたいと思うようになったのか?


 小依ちゃんが頼られたがる理由を考えたとき、真っ先に浮かんだのは彼女の幼馴染み、小之森夏音ちゃんでした。


 夏音ちゃんのキャラソン「とっておきのことば」の歌詞からは、自身が臆病な性格であったり、そんな自分をリードしてくれる小依ちゃんに対して並々ならぬ信頼を抱いていることが読み取れます。彼女の思いが詰まった歌詞を読んでいるだけで思わず頬が緩んでしまいますね。


 一方小依ちゃんのキャラソン「あかいろリトルリーダー」の歌詞からも、夏音ちゃんがいつも自分と一緒にいてくれることに対して感謝していることが窺えます。


 この二つのキャラソンから、お互い大切な存在だと思っていることが見て取れるでしょう。もう君たち結婚しちゃえよ……。


 物心ついたときから二人は一緒で、ケガした夏音ちゃんをおんぶしてあげたり、気に引っかかった風船を取りに行ってあげたりと、夏音ちゃんを助けてあげることの多い小依ちゃん。小依ちゃんが頼られようとする背景には夏音ちゃんに関することも含まれていそうです。


頼られたいと思うようになった「きっかけ」は何なのか?


 ここでは先述の小依ちゃんと夏音ちゃんの関係を意識しながら、大人になりたいきっかけとなったであろう出来事について考えていきたいと思います。


 原作やアニメを見ても分かるように、二人きりになると夏音ちゃんを助けることの多い小依ちゃん。しかしドジな彼女らしく、夏音ちゃんを助けようとして自分がケガをすることも多いです。おんぶの時も転んでいますし、風船を取ろうとしたときも足場から滑り落ち、転び方まで心得ている始末。すごいな……。


 そんなタフ(?)な小依ちゃんですが、所詮は子供。ケガによっては動けなくなってしまうこともあるでしょうし、子供だけでは解決できない状況だってあると思います。


 いつもは助ける側の小依ちゃんがアクシデントに見舞われて夏音ちゃんが何もできなかったり、逆に夏音ちゃんの危機に対して小依ちゃんが何もできず無力を痛感する場面もあったのではないでしょうか?


 そして、窮地に陥った状況で大人に助けられ、それがきっかけで小依ちゃんは夏音ちゃんを助けられるように、あるいは夏音ちゃんを困らせないように、自分を助けてくれた大人みたいな人になろうとしたのではないのでしょうか?


 唐突に「大人に助けられた」と出してしまいましたが、じゃあその大人が誰なのか、次の項目で考えていきたいと思います。


小依ちゃんの言う、かっこいい大人のモデルになり得そうな人物は誰か?


 ここで、「小依ちゃんの言う大人がどのような人なのか」ということについて定義したいと思います。


 アニメ公式サイトでも「頼れる大人になりたい」と書いてありますが、本編では「お姉さん」という言葉も盛んに口にしています。このことから小依ちゃんの考える大人の意味としては、成人している人ではなく自分よりも年上の人を指していると思えます。


 そこで、小依ちゃんの理想となっている大人を「年上の人」とします。


 モブとまだ出てきていない人物を除いた上で絞り込むと、四人の人物が当てはまります。


 まず一人目は「千鶴さん」。クールな性格の千鶴さんなら「かっこいい大人」のイメージにピッタリです。しかもちゃちゃっと解決しちゃいそう。母は強し。


 次に「みやこ」。ひなたの面倒を見てきたので小さい子の扱いには慣れていそうですし、彼女の登下校中に小依ちゃんと遭遇した、なんてエピソードが隠されていそう。


 そして「松本」。松本にも妹もいるので子供の扱いも慣れているはず。みやこと同じように困っている二人を助けることだってできると思うのです。


 ただ、小依ちゃんは物語の中でこの三人と遭遇したことがあるんですよね(千鶴さんも、ひなたの見舞いに来たときに多分姿を見ているはず)。小依ちゃんがこの三人と遭遇したときに何も思い出さないのは不自然な気もするんです(大きな目標を掲げるきっかけになった人なので)。


 そこで「春香さん」ならどうでしょうか? 


 春香さんはどちらかといえばお淑やかですしかっこいいというイメージには当てはまらないような気もしたので最初除外しようと思いました。しかし、春香さんは小依ちゃんと直接会っていない。だから除外しにくいんですよね……。文化祭で見かけたのを入れる場合、また話がややこしくなるのですが……。


 あくまで候補なので、ここから誰か一人に絞ることはあえてしません。というかできないんじゃ……。


 ちなみに、この記事書く前に夏音ちゃんと小依ちゃんのママについても考えてみたのですが、情報がほとんどないので諦めました。小依ちゃんママと夏音ちゃんママの性格が明らかになる日は、一体いつになったら来るのだろうか……?


まとめ


 これまでの推測を基にして、小依ちゃんがかっこいい大人を目指すようになった経緯を整理してみると――


 何らかのアクシデントが発生して、小依ちゃんが困難に陥る。夏音ちゃんは何もできない。

→近くを通りかかった大人に助けられる。

→小依ちゃんは、自分を助けてくれた大人のように頼られる存在となると宣言。夏音ちゃんはそのサポートをすると小依ちゃんに言う。そして、今の支え合う(?)関係ができた。


 こんな感じでしょうか? 他にも色々考えてみたのですが、この流れが一番わたてんっぽい感じがしたのでこれに決めました。


 さて、ここで解説は終わりですがいかがだったでしょうか?

 

 考察したことをこうして文字にして伝えるのって難しい……。もっと分かりやすい文章になるよう訓練していきたいですね。


 本編ではどのように描かれるのか、あるいは分からないままなのか、今後の展開が楽しみです!


 では、またどこかで――


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