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怪しい粉を見つけたらどうする?覚醒剤の取り調べを受けてきた。

こんにちは\(^o^)/

今回は、「覚醒剤の取り調べがどのようにされるか」を実体験を交えて書いていこうと思います。

実際に私は覚醒剤の所持・使用等はしていませんので、使用している方向けというよりも
覚醒剤のような怪しい粉を見つけてしまった・・・
どうしたらいいの?
警察に届けたらどんな流れになるの?

という方におすすめの記事です。

怪しい粉発見

ある日、彼氏と同棲中の部屋をかたづけていると、机の上からチャック付きの小さいポリ袋に若干の白い結晶粉末が入っているものを発見。

こ、これはなんだぁぁ

隣には中身の入っていないポリ袋が・・・

見た目は塩っぽいけど、塩があるには不自然な場所・・
しかも少量・・

なんかよく知らないけどテレビとかで見たことある気がする・・

これはもしや覚醒剤というものではないか!?

どんな彼氏かというと、金髪ロン毛、長いあごひげ、タトゥー、つまようじ眉毛、ピアス、酒、たばこ、金遣い荒い、時間にルーズ、浮気した回数数知れず・・・クズ男であることを誇りにさえ思ってそうな奴(´・ω・`)

なんでそんなやつと付き合ってんねん!というツッコミはさておき、見るからにやってそうな風貌なのである。

実際に使用している人が身近にいる環境にいたという話も聞いていたので、もうもうもうこれはほぼ確で覚醒剤だ・・・

ものすごい勢いで覚醒剤について調べる。

まず覚醒剤の見分け方について調べてみたけど、有益な情報は見つからず。

警察やプロでもきちんとした検査キットを使わないと分からないので、素人目でわかるはずがありません。

見た目はサラサラとした塩そのもの。

においは無臭。

よっぽど舐めて確認しようかと悩みましたが、やらなくてよかったです!

これを見ているみなさんも絶対舐めて確認してはいけません!

警察に行って分かったことですが、このような状況でそれがなにかを確認するために、摂取したもので、故意に覚醒剤を使用してないとしても逮捕されます。

故意に摂取している人の逃げ道になってしまうからです。

使用しようと思っていないのに、逮捕される・・・
なんとも理不尽ですが、仕方ないですね。

なので絶対に舐めて確認するという行為はしないでください。

とりあえず彼氏に連絡
LINEで写真を送り「これなに?」

彼氏「帰ったら話すよ」

私「わかった」

彼氏「絶対見つからないようにしてよ!?」

私「いやいや!そんなやつをこんなとこ置いとくなよ!なんでこんなことしたの?」

彼氏「ちょっと覚醒しようかと思って、、、ぴっぴもちょっと舐めてみて。ちょっとなら全然害がなくて快楽味わえるから。ちょっとだよ、量が多いとぶっ飛ぶから。」

・・・・・・・・・・\(^o^)/オワタ

こいつはなにを言うとんじゃ。

薬物に手を出すほど精神的に追い詰められていたのかという同情のような気持ちと、そんなものを私に勧めて共犯にしようとしているのかという恐怖感のような複雑な気持ちが溢れてきて目に涙が浮かびました。

即座に電話する。

彼氏「wwwwwwwwドッキリだよ~」

私「は?そんなこと言われても信じられるわけないやん!」

彼氏「舐めてみたら分かるよ。しょっぺ!ってなるから」

私「いやこわいわ!なめんわ!あほか!警察持っていくからね。」

彼氏「いいけど、これは塩ですね、って追い帰されると思うから行かなくていいよ。」

私「いや行く。」

彼氏「行かなくていいと思うけどなぁ~」

私「いや!行ってくるからね!」
(ここで全力で止めにきたらクロだな)

彼氏「わかったよ~」

といって電話を切った。

焦る様子もなく必死で止める様子もなく・・・

強がっているのか?本当に塩なのか?それとも潔く諦めたのか・・・

これでもし本当に覚醒剤だった場合彼氏を逮捕させることになる。
しばらく会えなくなるだろう。
私が告発しなくてもいつかはバレることなのかもしれない。
でも私が言わなければバレないのかもしれない。
もしかしたら少しの量なら害はないのかもしれない。
でも、常習犯だった場合、私が辞めてといったところで彼はやめないだろう。使用を続けどんどん体が蝕まれていくのを隣で見るのは嫌だ。
なんなら自分もそういう負のエネルギーに引っ張られる気がして怖かった。知っていたのに黙秘していたことで共犯扱いされ、自分の人生台無しになっても嫌だ。
私の手にはおえない。
ドッキリならドッキリで本当に塩だという確証、安心がほしい。
気になってなにも手につかない。
警察に行こう。

そう決心して警察へと足を運びました。

警察・取り調べ

私「家に怪しい粉があったので、これがなにか調べてください」

警察署に着いたときには数人しか警察官がおらず、静かでガラーンとしていたのに、私が例の粉提出してしばらくすると、ぞろぞろと警察官が集まってきて警察署内は騒がしくなりました。

名前などの個人情報、粉を見つけた経緯、状況、彼氏との関係など詳しく聞かれました。

警察官「彼氏最近なんか様子が変だったとかある?」

私「元々普通ではないですが、特に異常な感じはしなかったです」

警察官「注射器とかそばにおいてなかった?彼氏の腕に注射の跡とかない?」

と言って私の腕をチラッと見る。
そうか・・私も疑われているのか・・・・

私「ないです。彼氏曰くドッキリらしいです。」

警察官「普段からそんなドッキリとかするような人なの?これがドッキリだったら笑えんで~。じゃあこの紙に名前とか書いて。」

怪しい粉についての所有権放棄書と任意提出書という紙に個人情報と、いりませんということを書かされました。

尿検査

その後尿検査をされました。

警察官「善意で持ってきてくれたのに嫌な思いをさせて悪いね~。でも協力してね。」

ここから随所で警察官から写真をとられます。

粉のときと同様に、尿についての所有権放棄書と任意提出書を書かされました。
書いているところを撮影。

パックに入った、尿を入れるカップを渡されます。
それを持って撮影。

警察官「新品、未開封ということを確認してください。」

要は警察側の方で仕組んでいないということを証明するための工程だそうです。

そのカップに名前を書き、それを洗わされました。
そこも撮影。

トイレの前でカップを持って撮影。

便器の中に墨汁を入れられます。
警察官「本当に使っているやつは、便器の水を入れたりするからそれができないようにね。」

婦人警察官に見られながら、尿を採取。
さすがにここは撮影されませんでしたが、別に私は覚醒剤なんて使ったことないしなにも恐れることはないのに、尿検査の工程が徹底しすぎていて、もしこれでなんらかの理由で陽性だったらという恐怖感と、多少なりとも私も疑われているんだというのでだんだん嫌な気持ちになってきました。

尿を採取後、尿入りのカップを持ってトイレの前で再び撮影。

病院のように提出して、検査待ちというようなものではなく、目の前で検査キットを用いて検査してくれます。

検査キッドも未使用・未開封であることを確認させられます。

これも警察側が仕組んでいないですよという事を分からせるため。

警察官「ここに7滴尿を垂らして6分間で線が4本出れば陰性です。4本でなかった場合は陽性です。」

なぜか手に汗握る瞬間。

10秒ほどですぐに結果は出ました。

ちゃんと4本の線がくっきり。

はぁぁぁぁぁぁ、よかったぁぁぁ。

覚醒剤チェック

次に、粉末がなにかを調べる検査。

てか、私の尿より先に粉の方調べろよと思いましたが。
これがただの塩かもしれないのに。

粉末がなにかを調べる検査キットも同様に新品未開封であることを確認。

2つの短い棒が出てきました。

警察官「この棒に粉を入れて、パキッと割って即座に青と赤に変われば、これは覚醒剤です。」

お祭りなんかで売ってあった、パキッと割って光る棒のような感覚です。

運命の瞬間・・・

必死に手を合わせて祈ります。
ただの塩でありますように!!!!

ドキドキドキドキドキドキ

パキッ

・・・・・・・

色が変わらない。

警察官「違うわ」

よかったぁっぁぁぁぁぁ。

心の底から安堵感。

警察官「彼氏にバカっち言っとけ」

婦人警察官「私だったらぶん殴ります」

警察に来てから約2時間。

ながいながい精神的ジェットコースターから降りた気分でした。

私の場合、結果ドッキリだったというオチでしたが、これが本当に覚醒剤だった場合、拘束時間は更に伸びていたことでしょう。

彼氏「だからドッキリだって言ったじゃん~」

私「信じれるわけないやん!!」

私の生活に再び平和が訪れました。ちゃんちゃん。え?

まとめ

・変な粉を見つけても決して舐めて確認してはいけない
・警察に持っていくしか判断のしようがない
・2時間ほどの徹底した取り調べを受けることになる
・覚醒剤ドッキリは絶対ダメ。ターゲットも警察官も迷惑極まりない








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