うつ病闘病記①

前回はダイエットのお話の中に、チラッと、うつ病の事を書きましたが、今日から何回かは私が5年目に入る、うつ病と戦ってきた様子を書いていきたいと思います。

<うつ病>
と聞くと、何か特別な人がかかる病気だと思っていました。まさか自分が、その病気になるとは夢にも思わず………
今はコロナ鬱 と言われているように、新たにうつ病になる方もおられるかも知れませんので、少しでも、役に立てば幸いです。

2015年4月
父が亡くなり、高齢の母がひとり暮らしになったので、私は週に1回~2回は、電車とバスを乗り継いで、片道1時間かけて、実家に通い続けていました。
母はお料理は好きで、生協で沢山注文しては、食べきれずに、捨てられずに、台所はいつも散らかっていました………

それで私は朝から実家に行き、まずゴミを片付け、冷蔵庫の中や、テーブルの上を片付けて、洗い物をすると、もうお昼……

母の手料理を食べて、楽しく話をしてから、掃除機を掛けたり、衣類の整理をしたりすると、もう夕方になりました。

実家に行かない日は、母と毎日2時間は電話で話し、それは娘として、やり甲斐のある日々でした。

それと平行して、旦那の義理の叔母さんが、近所にひとり暮らしされていて、(血の繋がったきょうだいや、姪達、また戸籍上の息子もいるのに……)
何故か、私1人がお世話しなければならないようになり、度々入院されると、着替えを持参して洗濯する日々でした。

また、私の伯母(母の姉で、子供が居なかったので、私を娘のように可愛がってくれた)も、グループホームに入り、寂しがるので、毎週少し遠かったけれども、顔を見に行っていました。

そんな毎日が3年ぐらい続いていて、知らない間に心身共に疲れていたのでしょう……

いきなり背中と腰が痛くなりました。

5月には、急性胃腸炎で初めて3日間、寝込んでしまいます。その後もなかなかスッキリしなくて、長年通った実家や、グループホーム、旦那の叔母さんの所に行くのをお休みさせてもらう事に………

それでいっぺんに気が抜けたのか、腰痛はどんどん酷くなり、整形外科では異常なし!!
なのに、ロキソニンも効かなくなり、やがて眠れなくなって行きました………

眠れなかった事は、それまであまり無かったので、焦りました~

マットを変えたり、枕を変えたり、ビタミン剤を飲んだり、リラックスする音楽を聞いたり………

いろんな事をしましたが、眠れず、また食事も美味しくなくなり、好きだった甘い物も受け付けなくなります。

夜になると、「今晩もまた眠れないのでは………」と不安になり、緊張して手足から汗が流れて、全く眠れず、内科に行ってみました。

動悸、息切れ、胸の痛みもあり、いろんな検査をしてもらうも、異常なし………

漢方薬と、緩い睡眠導入剤を出して貰いましたが、少ししか眠れず、毎日お腹も下痢が続いて、どんどん痩せて行きました。

毎月2回行かなければならない、近所のお墓参りも1人では行けなくなり、年老いた母にわざわざタクシーで来て貰って、何とかお参りしていました。

その頃には、腰だけでなく、足も痛み、体がフワフワした感じで、5分も歩けなくなります。

早く元気にならなければ………と、焦るけれども、体はますます弱っていきます。

そんな時、ネットで、同じような症状の方のブログを発見したのです☆☆☆

真っ暗闇に、光が射したようでした(๑^ᴗ^๑)

それが、うつ病だったのです。

<2015年6月29日>
初めて心療内科へ行きました。そして、カウンセリングの後、若い先生でしたが、ゆっくり話を聞いて下さり、うつ病の症状の中に、腰痛や背中痛がある事や、食欲不振、不眠症もある事が分かり、それに合うお薬を出して貰えた時の安心感は、今でも覚えています~

体の痛みにも効く、抗うつ薬 サインバルタ そして、不安感を和らげて、眠りやすくする 抗不安薬 メイラックス が処方されました。

その日の夜は何ヶ月ぶりかに、夕食が美味しく食べられました。

整形外科でも、内科でも、異常なしで不安だらけだったのが、藁をも掴む思いで、やっとたどり着いた心療内科~

うつ病 と診断されて、とにかく久しぶりに熟睡出来た日でもありました。

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