【第28回特典】2020年度試験対策厳選問題~調査・診断編
問題
外壁サイディング材およびシーリング材の診断に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
1 開口部のない壁の中心付近のサイディングにひび割れが生じていたが、ひび割れ上にサイディングを留めている釘があったため、施工時に釘打ちで割れた可能性があると診断した。
2 サイディング目地のシーリング材は、押した感触がやややわらかく弾力があり、指先に何も付着しなかったため、著しく劣化していると診断した。
3 サイディング張り塗装仕上げの外壁表面を触ると指先に埃のような白い粉状のものが付いてきたため、外壁仕上げの劣化と診断した。
4 サイディングとシーリングの接着面において剥離が見られたので劣化症状として報告した。
解答
正解 2
解説
1 適切である。サイディングの場合、施工時の釘打ちで割れた可能性がある。
2 最も不適切である。指で押して弾力を感じる程度にやややわらかく、表面に付着物が付く軟化やチョーキングなども生じていないため、正常なシーリング材の状態である。
3 適切である。白い粉状のようなものが付く状態をチョーキングという。塗装表面の劣化の一つである。
4 適切である。サイディングとシーリングの接着面における剥離は、シーリングの劣化と考えられる。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?