【第20回特典】2020年度試験対策厳選問題~調査・診断編

問題

木造住宅のコンクリート基礎のひび割れに関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。

① クラックスケールによって、ひび割れの幅を測るが、クラック幅が0.5㎜以上のものを「著しいひび割れ」と評価する。

② コンクリート内部の鉄筋のかぶり厚さが不足していても、コンクリートのひび割れの原因とはならない。

③ 接着系アンカーの施工が原因で、ひび割れることがある。

④ 水セメント比が大きいことは、コンクリートにひび割れができる原因の一つといえる。

無題

解答

正解 2

① 適切である。クラックスケールは、ひび割れの幅を測定する調査道具である。そして、クラック幅が0.5㎜以上のものを「著しいひび割れ」と評価する。

② 最も不適切である。かぶり厚さが不足すると、中性化の進行により内部鉄筋が腐食することで鉄筋の体積が膨張し、コンクリートのひび割れ、欠損等の原因となる。

③ 適切である。接着系アンカーはコンクリートに穴を開け薬剤で固めることから、施工の過程でひび割れが生じることがある。

④ 適切である。水セメント比とは、セメントに対する水の重さの割合である。コンクリートはセメントに対して水を減らせばひび割れが少なくなるが、水が多いとひび割れも多くなる。

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