【第18回特典】2020年度試験対策厳選問題~調査・診断編

問題

木造住宅の住宅診断において、2階洋室の部屋の中央部分にのみ、床の下がりが計測された。 原因の推測に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。

① 床梁がたわんで、下がった可能性がある。

② 床の施工精度が悪く、新築当時から下がっていた可能 性がある。

③ 建物全体が傾斜して、下がった可能性がある。

④ 床梁の乾燥収縮により変形し、下がった可能性がある。

無題

解答

正解 3

解説

① 適切である。クリープ現象(木材に荷重がかかることにより生じ るたわみ)が生じた可能性がある。

② 適切である。施工時の軸組材の加工精度や組み立て精度が悪く、 新築当時から床面が下がっていた可能性がある。

③ 最も不適切である。建物全体の傾斜には、地盤の不同沈下など 東西や南北といった方向性がある。2階洋室のみの床中央部の 傾斜からは、建物全体の不同沈下は推測できない。

④ 適切である。床梁や床下地などの木材の乾燥収縮が生じること で、割れや変形が生じ、床面が下がった可能性がある。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?