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どんな人でも、飛び立てる。

【今回、私が育てた人の中でも、世間から見放された人の話を載せます】

私は、いろいろな人と出会い、育てきました。

挨拶から、飲み会の幹事、最低限のマナーや最低限の接待などいろいろ教えてました。

その中でも、出来の悪い今でも付き合いがある方のお話をします。

その人との出会いは、私が働いていた会社で異動をしてきて出会いました。
【会社名などは、伏せさせて頂きます】

噂は、聞いていました。
その噂が、「とんでもなく仕事が出来ない」と言う事だけではなく、ストーカーの要素もある事でした。

私は、噂はあまり信じないタイプなので、話してからわかる事だと思い、話を半信半疑に聞いてました。

実際、会って話すと、とんでもなくどうしようもない奴でした。
まったく、敬語が使えませんでした。

それどころか、バイトをしたことなく高校卒業してすぐに、社会人になったのです。

「敬語を使いなさい」と注意しても、「敬語を使った事が無い」と言い始めました(笑)

「部活は、やっていたのか」と聞くと「テニスをやっていた」と言っていました。
その時に、「先輩に敬語使わなかったの」と聞くと、「使ってない!」
と言われました(笑)

その男性は世間では、ゆとり世代だと言われる年代でした。

私の上司やパートさん達は、すでに諦め教育を止めてしまいました。

でも、私は諦めませんでした。
なぜかというと、その人の為にならないし、私自信の成長も兼ねて、教えるのです。

どんな人でも、必ず羽ばたけます。
私は、信じて行動をしました。

まず、私は言葉遣いから直すことにしました。

どう直したか❓
私が飲み会の席でブチ切れました。

なぜ、飲み会なのか❓
仕事の手を止めることなく、仕事に支障が出ません。
そこの席に、上司もいました。

だけど、上司には「筋を通して、教育するので目をつぶってください」と話してありました。

そうする事によって、二人で話す事が出来ました。
「他人に、本気で怒られたのは初めてだ」と言っていました。

親にも怒られないみたいです。

次の日から、しっかりと敬語が使えるようになっていました。
そこで、私は確りと褒めました。

褒める事によって、相手も叱るだけでは無いんだなと思います。

まったく、仕事ができず4年経っても、1年目並の仕事でした。

本社の方々に、とても嫌われてました。

なので、対策をしました。

1、本社の方が来たら、必ず挨拶に行かせました。
【挨拶は、基本中の基本だからです】
やはり、初めは無視をされてました。

2、今度は、私と一緒に挨拶をさせました。
なぜ、そうするのか?

上司は、その出来損ないの男性が嫌い過ぎて挨拶もまともに、できない事も忘れてる可能性もあります。
【本当は、無視とかはいけないですけど!】

だから、私は上司【部長、課長、専務、常務】などに話をします。

部長!A君挨拶も、出来なかったのに出来るように、なったのご存知ですか❓
もし、「分かってる」と言われても、私はありがとうございます。お気づき頂いて嬉しいです。と言います。

この言葉で、機嫌が良くなります。
そうすると、Aくんも褒められます。
【成長したな。これからも、頑張れよ】と言われます。

これで、課長が来たときも挨拶に行けば、挨拶を返してくれるようになります。

次に、私がやった事は、職場【チーム】のコミュニケーションです。
職場でも、彼は、やはり仕事が出来ないし、態度がBIGすぎてしまい嫌われてます。

まずは、基本の挨拶をさせます。

その次に、チームメンバーの趣味や好きな事を聴きます。

その次に、Aくんの好きな事を聴きます。

そうしたら、みんなで雑談をして、Aくんの趣味の話に持っていきます。

そうする事で、必ず一人や二人興味を持ってくれる方がいます。
【パートのおばさんをまとめるのにも使えます】

そこで、大体チームの中は良くなります。
Aくんも溶け込みやすくやります。

そうすると、Aくんはウキウキになります。
鼻高々になります。

そこで、確りと注意をします。
ゆっくりと直させます。

1歩1歩ゆっくりと!
いっぺんに、言ったり物事をやらせると絶対に出来ません。
なので、1歩1歩させます。

現在もAくんは、その会社で働いています。
もう、12年になります。
いろいろありましたが、出世もしてます。

それに加えて、私と彼女で立ち上げたテニスサークルのコーチをしてもらってます。

私は、現在その会社を辞めていろいろな事にチャレンジをしてます。

辞めるまでに、沢山の人が私の教育を受けにきました。本社からは、教育場として出来ない人が送られてきました。

今となっては、いい思い出です。

どんな、人でも頑張れば出来ます。
教える方も経験が無くっても教える事が出来ます。

固定概念に縛られず、考えを広く持ってください。

どんな方でも、羽ばたけます。
諦めないで下さい。

私は、これからも人に教えて行きます。

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