詠月、十日目。

9月、長月

何てのが主流の呼び名のこの月

けど呼び名がまだまだ沢山あるらしく

調べた中で1番文字の形が好きな

この呼び名を採用しました

今日は日記です。



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お早う、
深夜2時、
私に『お早う』と声を掛けてきたのは
永らく疎遠になっていた、鬱だった。

"疎遠になっていた"訳じゃない、
"遠ざけていた"誰ものように。

使い古しの布団に横たわったまま、
『またお前か』なんて言葉を返す

"嫌な奴が来た"なんて思っても
鬱というのは直ぐに心の隙間を見つけて滑り込んでくる。

落ちる
堕ちる
散る

どんどん考えを深めて
どんどん悪い方向に向かっていって
心なしか、
ミゾオチ辺りがズンと重くなった気がして

クーラーもつけていないのに寒気がしたりして。

人間とは浅はかな物で
どれだけ外面を固めても
結局内面、自分が一番な訳で

それは家族であっても、
恋人であっても、
友人であっても。

"自分はそんな事無いよな"
なんて思ってみる。
コンマ数秒。
そこらの誰よりも、
自分が可愛いと思っている事に気づく

人間嫌いになりつつある。