昨春旅記④〜ルート編⑵〜

前回は2019年の1月から2月末までのヨーロッパ旅行の行程について書きました。今回はその後のアメリカから日本へ帰国するまでのルートについて書きたいと思います。
マドリードからポルトガル航空でニューヨークのニューアーク空港に行きました。ニューアーク空港は厳密にはニューヨーク州ではないそうで、市内まで電車と地下鉄を乗り継ぎ30分程度かかりました。初心者にはやや難しかったです、ただニューヨークは空港がいくつかあり、そのいずれもシャトルバスやタクシーなどあるようなので、お金に余裕があればそれも一つの手だとおもいます。
ニューヨークへ着きその日はバスで2時間ほどのフィラデルフィアで宿泊する予定でしたので、タイムズスクエアからほど近いバスターミナル(非常に大きく騒がしく、ヨーロッパからアメリカに来たことを実感しました笑)でgreyhoundというバスに乗りました。なおバスターミナルが大きいためチケット売り場などで確認する必要があります。greyhoundはアメリカ長距離バス最大手で、かなり色んな方面へのバスがあります。乗り心地はflixbusよりも悪い印象です。道路がボコボコでかなり揺れたし、車内もやや古く臭いが気になりました。ただ車社会のアメリカにおいて飛行機の値段、所要時間等比較しながら賢く使えばかなり便利だと思います。
その後同様にしてフィラデルフィアからニューヨークに戻ってきて、数日滞在したのちに、同じバスターミナルから今度はカナダのトロントに向かいました。
トロントまではかなり距離があり、本当に半日ほどかかるため、深夜便を利用しました。早朝に国境を越えましたがその際にはもちろん出国審査的なのがありましたが、ESTAのカナダ版は特に必要ありませんでした(登録はして行きました)。その後すぐナイアガラの滝で停車しました。車内からはあまり見えなかったですが、日本人大学生が数名降りて行きました、日帰り旅行で行くのに丁度良い距離なのかもしれません。
トロントには朝10時頃に着きました。バスターミナルは中心地にあり24時間空いていそうで便利でした。トロント滞在後デトロイト経由ミシガン州のシーダーラピッズ行きバスに乗りました。これもかなり距離があり、改めてアメリカ、カナダのスケールの大きさを実感しました。このgreyhoundのバスはおよそ50$程度だったと思います。
シーダーラピッズ近辺に数日滞在後、知人の車にてシカゴまで送迎してもらいました。シカゴもかなり市内が大きく車があれば、国際免許があればと感じました。その後シカゴ中心地から地下鉄で最終駅のオヘア空港まで向かいました。シカゴの地下鉄は中心地では地上も走っておりその高架下が風情がありとても良かったです。
オヘア空港で空港泊したのちに、早朝の便で北西部のシアトルに行きました。もちろんこの距離はバスでは40時間とか長すぎるため空路がおすすめです。アラスカ航空だったと思います200$など格安ではありませんが、直前に予約したことなど考慮すれば仕方ありません。
シアトル郊外のオマハ空港は都心と羽田ほどの距離感だったような気がします。電車も空いており比較的乗るのが簡単でした、また市場などがある中心地に直接着くため便利です。2019年4月ごろから成田からの直行便もスタートしたようです。
シアトルで数日滞在したのちに、マリナーズスタジアム近くのバスターミナルからポートランド行きのバスに乗りました。この区間はバスで行き来する人も多いのか比較的バスの本数が多かったです。
ポートランド到着後中心地に向けて徒歩で向かいました。それほど距離もなく昼であれば怖くないのですが、路上生活者がバスターミナル付近に多く、昼からウォッカで泥酔しているグループもいて夜間はすこし怖いかもしれません。
ポートランド滞在後トロリー的なので空港に向かいました。これも中心から出発しており便利です。またポートランドの空港は非常に綺麗(確かアメリカ国内空港ランキングで1位でした)で、レストランでプライオリティーパスが使えて30$分の食事ができる非常にお得感がありました。ご飯も美味しかったしテイクアウトも可能です。
ロサンゼルスへアラスカ航空で向かいました。その際LAX空港に昼到着だったのですが、日差しがニューヨークやシアトルとは全く違い、海行きてえと感じました。(なんか小学生の夏休み宿題みたいですみません。)
ただLAXから市内のドミトリーに行くまでがとても大変でした。電車の駅に行くまでに駐車場を彷徨い、バスを数回乗り間違え、電車からバスへ乗り換える際も30分バスが来なかったり、バスも数回乗り換えなければいけなかったり、、。結局宿まで3時間以上かかってしまいました。二人以上ならUberなど割り勘すべきです。LAが他のどの都市よりも車社会であることを痛感しました。
ロサンゼルス滞在後は中心駅近くのバス停からサンディエゴに向かいました。2〜3時間程度所要しました。アメリカの他の都市はflixbusがありませんでしたが、この区間のみ通っていました。もしかしたらドイツ資本?のflixbusは今後アメリカに進出する計画があるのかもしれません。
サンディエゴではいくつか到着地が選べたのですがどこも不便な立地でした。その中で私はアザラシがいるラホヤビーチにほど近い到着地を選びました。
サンディエゴ数日滞在後、メキシコの国境近くの街ティファナにトロリーで向かいました。アメリカ側の国境ギリギリまでトロリーが通っており、島国に住む私としては違和感しかありませんでした。
ティファナへ日帰りで行った後サンディエゴのオールドタウン公園から出るサンフランシスコ行きのgreyhoundバスに乗りました。
この頃になるとアメリカでも高速バスが得意になってきました。ただどこの都市でも一人一台のような印象を受けました。次に行く時にはやはりレンタカーでグランドキャニオンや66号線沿い、フロリダ、カンザス州あたりも行ってみたいなと思います。

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