思い出話

急にノスタルジックな気持ちになったので書き留めてみる。昨日田中圭くんが出ていた「ありえへん∞世界」スペシャルの圭くん出演部分をチラッと観たんだけども。紹介のところに「無理な恋愛」クリップが出てきてね。圭くんの幻の(?)グルメのお話の中にも、無理な恋愛主演の堺正章さんが出てきてね。2008年のドラマなんですけど、当時リアルタイムで観ていて、(細かく言ったらすでに海外にいたので必死で動画探して観ていた。そして出てすぐDVDセット購入。)特にストーリーに感銘を受けたわけじゃないんですけど、全体的な雰囲気の好きなドラマで、そしてまあ何より、当時チュートリアル徳井さんのファンだった自分を思い出してキュンとする。

っていうかそうか、堺正章さん主演だったんだ、って所でちょっと眼から鱗だったり。なんか主演は徳井さん夏川さんだと思ってた。いや徳井さんの役フラれてるし。マチャアキ主題歌も歌ってるし。どう観ても堺さん主役なストーリーなのに、その辺りは自分で無かった事にしてたのか。どういう見方してたんだろう。(私の)記憶の捏造って凄いね!

確か徳井さん、連ドラほぼ初で、その後映画とかもどんどん出るようになって(いだてんも出てたね!)、でもこの頃は芸人さんだし漫才師だし、恋愛ドラマでどんな演技するんだろう!ってワクワクハラハラして観た記憶があります。そしてやけに生々しい演技にやられた(まあヒモ役だし。なんだろう、人生経験が生きてたのかな。失礼が過ぎるな私)。未だに好きですあの役。かわいいクズ。一貫してクズ役が好き、なのか。

で、圭くんね!居た記憶はある。ドラマの中ではかわいらしい若い子!なんか元気だな!って印象しかないけど。うっすらドラマの番宣番組で、徳井さん格好いいんすよ!演技もうまくてずるいっすよ!って言ってた記憶もある。それで、当時は徳井さんに思い入れてたから、ずるいってどういう事?って思った記憶もあるわ。

今になってみたら、きっと当時圭くんは役者一筋でコツコツやってる最中で、徳井さんは関西から出てきて急に大きな役を飄々とこなしてすげえな、って意味だったのかなあとか思うけども、私はその当時は徳井さんだって関西で長く下積みしてるんだし(まあ徳井さんの何を知ってるわけじゃないけど)花開いて当たり前じゃない、この若者は急に何を言い出すんだ、とかぼんやり思っていた(ごめんて)。

後もう一つこっそり告白すると、私チュートリアルのファンになる前は関ジャニのファンだった時期もあったので、

色んな意味でエモーショナル、いろんな意味でキュンキュンした「ありえへん∞世界」だったんですよ。なんか私の過去(の推したち)が現在につながっている(はい?)!みたいな感慨にふけってしまった。

そしてみんな歳を重ねていい男になっている。昔よりずうっと。そのことにすごーくときめいた。

見えない場所で、それぞれに努力を重ねて干支一周分の人生経験を重ねて今にたどり着いてるんだなあ、と思って。それがいい形で花開くべき時に花開いてるんだなあ、って。悔しかったり思うようでなかった時、伝わらなくてもどかしかった時を経て、腐らず続けてきたから、それぞれに自分らしく輝いている今があるんだろうな。って事になんか感動してしまった。

自分はどうかな、というパンドラの箱も開けたくなりますけど。12年で何か成長したんかな。12年前のフラストレーションは解消されたのかな。あの当時の想いは昇華されたかな。

ちょっとそんなことまで思って、ひえーってなりつつ、きっかけをくれた推しの皆様にしみじみありがとう、と思う新月。




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