確定申告って何なんだぜ?
「確定申告」ってよく聞くけど、何をどうして何が起きているか分からないキッズも多いんじゃないかな?
自分が何をやっていて、何が起きているのかわからずに行動するよりも、
なんとなくふんわりでも分かっていた方が色々と捗るので、
少しずつでも知識を入れていこうね!!
とはいえ、確定申告のことは国税庁に聞くのが一番かも!
サイトを見てみよう!
わ~~バカバカ~~~!!文字ばっか~~~!!!
分からせようとする気が皆無~~~~!!!!
というわけで、例によって例のごとく超ざっくり説明するよ!
「もっと詳しく知りたいな~」っていう人は、
先人が色々と本や動画、ブログなんかで説明してくれてるから、
自分で色々探してみてね!
そもそも、税金って何なんだぜ?
サークルの会費みたいなもんだよ。
君が出したゴミを処理したり、道路を舗装したり、生活に関するあちらこちらに掛かるお金(他にも色々あるよ)は、
税金という、日本国民サークルの会費で賄われているんだ。
「それを皆で負担すっから、ワシが代表して集めさせてもらうわ!ガハハ!」
ってのが税務署たちなのさ。
50種類くらいの税金を、あの手この手で請求してくるし、持っていくよ。
確定申告って何なんだぜ?
「国税」と呼ばれる種類の税金を納めるために、
「去年1年間で、これくらいお金をもらい、これくらい経費として使って、これくらい残りました!」
というの申告するイベントのことだよ。
(申告:義務として告げることだよ、そこに報告しない自由は無いんだ…悲しいことにね)
たくさん自分の手元に残っているほど、
「おっ、あなた余裕ありますねえ~☺
みんなのために、ちょっと多めに出してくださいね☺」
って、税金が持っていかれるよ。
(「儲かってるなら奢ってくださいよ~!」って、キッズのみんなも言ったことあるんじゃないかな?そういうことだね!)
自分で自分のお財布事情を報告するわけだから、
嘘ついたりすることもできちゃうわけなんだが、
それがバレた暁には しこたま怒られるし 罰金とられるから 正直に申告しておこうね!
国税ってなんなのさ!
国税は以下の7種類だよ。
・所得税(1月1日から12月31日までの1年間にあった所得に対して課税される税金)
⇒これが皆に関係するところ!
いくら稼いだの?いくら使ったの?いくら残ってるの?
残ってる分に税金かけるよ、よろしくね!っていう話!
・法人税(事業活動によって得られた所得に対して課税される税金)
⇒会社を立ち上げてる人に関係するよ!
(たぶんそういう人はこの記事読んでないから 特には触れないよ!)
・消費税(商品・製品の販売やサービスの提供といった取引に対して課税される税)
⇒いつも買い物の時に払ってるからOK!……ではなくて、
自分のサービス、商品に消費税を乗せてお金を受け取ってる人に関係するやつ!
1年間の売り上げが1000万円超えたら関係してくるよ!
(この辺の計算は 肉丸はお手上げなので、なにか質問がある人には税理士さんを紹介するね!)
・贈与税(個人から年間110万円を超える財産を貰った場合、貰った個人が負担する税金)
⇒「ほら、使いなさい」と誰かから貰ったら発生するやつだよ!
(なんで税金が発生するんや~!!)
・相続税(相続や遺言で遺産を受け継ぐ際に、遺産総額金額が大きいと課税される税金)
⇒親や配偶者が死んだ時に、遺産を相続すると なぜか税金をとられるよ!
お金だけじゃなく、土地に対しても税金がかかるから要注意だ!
この辺りの対策をちゃんとしないと 相続税で爆死したりするらしいよ!!
・酒税(酒類に課せられる税金)
⇒うるせ~!!!黙って飲ませろ!!!
(我々演劇人の確定申告には関係ないね)
・印紙税(契約書や領収書などの文書を作成した場合に、印紙税法に基づきその文書に課税される税金)
⇒もう、ほんと謎!なにこれ!!
5万円以上の領収書発行すると200円の税金とられるの!んもう!!
ワイは確定申告しなきゃアカンのか?
確定申告をしなければいけない人は以下の人たちです!
(対象となる人の分類は、こちらのサイトから引用しています)
① 給与収入が2000万円を超える人
「会社員は確定申告しなくていいや~~ラク~~」というわけではありません。たくさん稼いだら会社では手続きしてくれなくなっちゃうみたい!大変だね!
② 複数の会社などから給与をもらっている人
アルバイトを掛け持ちしているキッズのみんなはここに該当するよ!
2か所以上のアルバイト先でそれぞれ税金を引かれている場合、大体は税金を納め過ぎている状態になっているので、確定申告することで税金が還ってきます!
ただし、全部合わせてもお給料が20万円行ってないよ~!っていうお小遣い稼ぎキッズたちは確定申告しなくてもいいよ!
③ 給与所得がある人で他の所得の合計が20万円を超える人
副業をしているサラリーマンや、働きながら年金をもらっている人は、
お給料以外の所得(収入ー必要経費)が20万円を超えたら確定申告しようね!
20万円ぴったりだったら確定申告しなくてOKだよ!!
「普段はOLでお給料をもらっている私が、同人誌を作ったよ!
100万円売り上げたけど、印刷費で90万かかっちゃってるから、
儲けは10万円なの…」という場合、
所得は10万円なので、確定申告する必要はありません。
④ 個人事業者で所得税額を納めなければならない人
フリーランスのキッズはここ!
所得金額によっては申告義務から外れるんだけど、生活できるレベルでお金を貰っている場合は 多分対象になってるよ!
⑤ 同族会社の役員やその親族などで会社の給与の他に、貸付金の利子不動産の賃料収入などの所得のある人
え~~なになに~~?もうわかんない~~~!!!
とりあえず会社以外に不動産とかで家賃収入とかある人~~!!
⑥ 給与から所得税を源泉徴収されていない人
普通は生活できるくらいのお給料をもらっている場合、本来は雇い主が税金を引いた状態でお給料を払ってくれているはずなんだけど、それをやってもらってない場合は確定申告してくださ~~い!
⑦ 給与などの源泉徴収について災害減免法の適用を受けている人
地震とかで色々大変だった人は、税金払うの待ってもらえたり色々あって、計算し直さなきゃいけないので、確定申告おねがいしま~す!
⑧ 退職所得について20%の税率で所得税を源泉徴収され、その税額が本来納めなくてはならない税額より少ない人
退職金にも税金がかかるんだけど、中には税金を払いすぎちゃってるキッズもいるんだって!!払い過ぎたから返して~~!って人も確定申告が必要だよ!
確定申告ヤダヤダ~!!!会社員羨まし~!!!!
と、思うだろう?
でもね、我々には「必要経費」という概念があるんだ!!
「確定申告を職場でやってもらっている民」にはない概念、
それが「必要経費」!
これを上手く使うことで、
収める税金を少なくすることも出来ちゃうんだ!
(税金めっちゃ払いたい~!って人は 気にしなくていいと思うよ)
収入?所得?経費??は???
収入も所得も似たような意味なんだけど、確定申告においては混ぜるな危険!
ちゃんと違いを覚えておこうね!
・収入
お仕事によって自分のところに入ってきたお金
・必要経費
事業(自分のお仕事)に関する支出
私生活に関するお金は 経費に入らないよ!
・所得
「収入-必要経費」で残ったお金
これが多いほど、確定申告した後に持っていかれる税金や保険料が大きくなるよ!
事業主は使えるお金が増える?
会社員など、お給料制度で働いている人は、
すでに税金がひかれた状態で お給料を貰っているんだ。
便宜上、
職場で確定申告をやってもらっている人を「会社員」、
自分で確定申告している人を「自営業」と呼ぶね!
同じ1万円をもらうと考えて、
会社員と自営業では、次のような違いが出るよ。
会社員
「自分で事業をもっているわけではないから、1万円がまるまる『所得』!
1万円から『所得税』を引かれて、9000円もらったよ☺本でも買おうかな~」
自営業
「1万円売り上げたよ。このお金全部使って資料用の本買おう!全部使ってしまって、『所得』はないから、『所得税』は引かれません」
ということで、
会社員は9000円しか使えないのに対し、
自営業は10000円を使うことができました。
これが、自分で確定申告する民の最大のメリットかと思います。
バナナはおやつに入りますか?衣装は必要経費に入りますか?
「何でもかんでも『必要経費』に『入れちゃえ』……ってコト……?」
いいえ、違います。
『仕事にしか使ってないし、仕事に必要なんです!』
というお金、それが『必要経費』です。
「このメイク道具、舞台にしか使ってません!」
というのであれば、自信を持って経費に入れましょう。
税務調査という抜き打ちイベントのときに、
税務調査官に「これ、プライベートでも使ってますよね?」と言われた時に、
「ギギギ、ギクーッ!!」となってしまうようならやめましょう。
使う割合によって、一部を経費として入れられたりもします。
その辺は、「これ、プライベート用ですよね?」とツッコまれた際に、
あなたがどう答えるか次第って説もあったりなかったり。
「会社を経営していない個人事業主には、税務調査なんてこないよ!」と主張する人もいますが、そんなことはありません。(確率としては低いですが)
なので、しっかりお仕事用とプライベート用は分けておきましょう!
ちなみに肉丸はマジで仕事の時以外メイクをしないので、
誰にどうつっこまれても「仕事用です」と心の底から言えます。
これ、経費になるの?どうなの?
っていうのは、ググれば出てくることが多いので、色々調べてみてください!
参考:芸能人で確定申告が必要な人・経費で落とせるもの【保存版】
自宅で配信をしているキッズたちは、家賃の一部も必要経費にできます。
が。
「自宅兼事務所(スタジオ)」のようにしている場合は、
「この部屋は仕事用にしか使ってません!!」
って言いきれる使い方をしているかどうかで、
経費にできるかどうかが決まりますので、混ざっているところは経費に含んではダ~~メ~~!!!
参考:フリーランスの自宅兼事務所の家賃を経費にする判断基準と計算方法。
「自宅兼事務所だから、家賃は全部経費にいれちゃえ」って人いるけど、
それは出来ないってことです!
【やっておこう】今はよく分からなくても構わない、領収書を取っておけばそれでいい
とりあえず言えることは、ありとあらゆる領収書(レシートでもいいよ)を取っておきましょう。
証拠がないと経費にも入れられないのでね!!
お菓子の空き箱でもなんでもいいから、とりあえずそこに貯めておきな!
(1/1~12/31までで一区切りなので、違う年のものを混ぜないようにしましょう)
【やってみよう】もうちょっと出来る人は、銀行口座も分けておこう
プライベート用と事業用の銀行口座が一緒になっていると、
なんだかもうしっちゃかめっちゃかになりやすいです。
事業用に1つ口座を作っておいて、
「仕事に関するお金の出入りはここからしか起きない!」ってしておけば、
お金の管理がしやすくなるよ!
(お財布も分けようね、めんどくさかったら事業用口座に連結しているデビットカードを持つと良いよ)
おすすめ銀行口座は『ステップ1・ネットバンクを開設するんじゃ』に書いてあるよ!見てみてね!
…準備運動はこれくらいでいいだろう…
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