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劇団ドラマティカACT3〜カラ降るワンダフル!〜を観に行ったよ

行ってきました!初劇団ドラマティカ。

配信期間終わってないのになんで書いてんだよって感じなんですが、普通に見る時間がなくて買えないのでもうとりあえず記憶を全部書き出そうと思った次第です。今も移動中だし。

今回は大阪公演の10/29と10/31、両方ソワレのみの合計2回観劇しました。

いやーー濃かったなーーーー………笑

内容もさながら、私のやらかしが結構でかくてなかなか忘れられない期間になりました。

何をやらかしたかと言うと、ツイート見た方は知ってるんですが、私もともとは10/29のマチネを取っていたんですね。
それがなぜかてっきりソワレ取ったもんだと勘違いしておりまして。
気づいた時には遅刻どころの時間じゃなかったので、マチネすっぽかして(本当にすみません)ソワレにスレスレ当日券で入るというファインプレーをさせていただきました。

まあその当日券で取った席が元々の席の1億倍見やすいところだったのでめちゃくちゃよかったです。本当に。

10/29ソワレは見切れ下手側前方、10/31ソワレはこれまた見切れ上手側前方。なのですごくいい感じに満遍なく観れてよかったです。強いて言うなら1回くらいセンブロで観たかったけどまあ…財力がないので見切れで我慢しました。

実は10/31も元々は行く予定してなかったんですよね。私が舞台観る前に追加することってほぼないんですが、岸本さんが9/30をハロウィンだと勘違いする本当に意味がわからない謎ハプニング(?)を起こし、これは何か振られるかも…!とまんまと追加。心做しか10/31はジャックのオタクが多かったように思います。まあ特に何もなかったんですがそれもまたよし。

私、ドラマティカは半年くらい前友達にACT1を見せてもらってからACT1にズブズブになってしまい、ずっと囚われすぎてACT2もまだ見られていないんですが(笑)稽古レポートやインタビューでハチャメチャコメディ作品って何回も言われてるのを見て"あれ"とはまた毛色の違うドラマティカが見られるのか…!とわくわくしておりました。

大正解。とんでもねえ。なんだあれは。

ネタバレに関しては自分から踏みに行くことはないけど流れてきたらちょっと読む、くらいのスタンスなんですが、ジャックに関するフォロワーさんのツイートで「ドM、メンヘラ、ストーカー気質」って出てきた時はさすがに目を疑いました。

ガチだった。

いや、舞台観てて推しが急にさ。
女王様〜が〜好〜き〜‼️‼️‼️‼️‼️🎶🎶🎶🎶
って歌い出したら誰だってその場で吹き出すでしょう。めちゃくちゃ吹いたわ。しかも「ドM、メンヘラ、ストーカー気質」って揶揄されてるのかと思ったら歌の中で自分で言ってる。そんな名誉的ではないことを自分で言うんじゃない。だから虐げられるんじゃないの?まで考えてしまった。

けど彼にとってはそれがご褒美なんだよな…キショい…キショすぎる…。めちゃくちゃ好き…。

ビジュアル公開時は、お堅い感じだな〜やっぱり漣ジュンだし真面目キャラなのかな〜とか呑気に考えてたけどまさかこの角度から来るとは。完全に死角でした。真下からぶっ刺された感じする。

「恋の素晴らしさを布教するために配布しているステッカー(自分で発注したらしい)」なるものと称して赤いハートのちっこいステッカー出してきた時はこいつ小学生か?って思ってしまったけど、それも含めてこの世界のハートのジャックのおかしさなんだなあと。

そもそも題材がデタラメな世界(?)だし、帽子屋も白うさぎも三月ウサギもネムリネズミもイモムシもジャックもチェシャ猫もアリスも、全員変なやつなわけなんですよね。

大まかなストーリーとしては、どこからかデタラメな世界に落ちてきてしまったアリスがまずは帽子屋、そして白うさぎ…と一人ずつ仲間を増やして仲良くなっていき、完全にその世界に馴染んでしまう訳なんだけど。アリスはいわばよそ者なわけで、現実世界のアリスは辛い現実から逃げたくて落ちてきてしまった。元々はもとの世界に戻る方法を見つける、という体で仲間に協力してもらうはずだったんだけど、その核心にデタラメな世界のアリスが近づくほど逃げたくなって先延ばしにしてしまう。それを察した仲間たちがひと芝居打って、「君のいるべき場所に帰った方がいい」とアリスの背中を押す。合間に現実世界での回想シーンを挟みつつ、アリスはもとの世界に戻る決断をしてめでたしめでたし。という感じ。(長)

これの何がめちゃくちゃ良いって、帽子屋とアリスの関係性なんですよね(号泣)(爆泣)。最初帽子屋とアリスの掛け合いを数分観て、これは帽アリ……!!と一瞬で正解を導き出してしまった。まあCPとしてこの2人は成立はしないんですけどね。

最初にときめいちゃったかも…ってなる初心なアリスをからかう帽子屋。薬で小さくなれたけど先に進む扉の鍵が開けられないアリスをからかう帽子屋。かと思えばほかの仲間がアリスに近づいたり触れていたらちょっとむくれる帽子屋(脳内補正かかってるかも)………。愛しすぎる。

個人的に肝だと思うのが、デタラメな世界の登場人物は現実世界の登場人物とリンクしているじゃないですか。白うさぎ、三月ウサギ、ジャックは恋を応援してくれていた学校の友達。イモムシは先生。チェシャ猫は結果的にトラウマの原因になってしまった想い人。でも、帽子屋だけが現実世界には存在せずデタラメな世界における物語の案内人という立ち位置。
これ、帽子屋を現実世界に存在させないことでアリスのひと晩の夢の中だけの存在にして、自分を誰にも重ねずただ"帽子屋"として覚えていてほしい、ってことじゃないのかと考えてしまいました。物語の案内人である帽子屋にしかできないことだと思うんです。

それこそ(これはツイートもした)(ツイートしたけど何回でも言います)ラストのキス未遂だって、あれアリス目瞑ってるじゃん!!期待してるじゃん!!!!でもすんでの所で止めて、「照れるなよ」って茶化して終わるあたりとんでもなく切なくて苦しい。いやこの舞台観て苦しいとか言ってるの私くらいだと思うよ。
この「照れるなよ」に何が隠されてるかって、アリスには当然現実世界に逃げずに向き合うべき相手(想い人)がいるわけで、それを帽子屋は全部知ってる(と仮定する)。だからこそ、夢の中の存在である自分には揺るがずに向き合うべきひとのところへ帰ってほしい、という帽子屋の願いが込められていたらとんでもねえなと。でも自分のこと忘れてほしくないからキス未遂はしちゃう!いじらしいね。やべー男。

アリスはアリスで記憶戻ってるのに拒否らないのマジで何?って感じだけど、この世界でいちばん最初に出会って自分のこと振り回しつつも助けてくれてた信頼があるし、あと普通にときめいてるし、帽子屋以外の登場人物は現実世界とは別の人間だからアリスとしてなら…って思ったんだろうな。お前現実とデタラメで性別違うけどな。

アリスのまわりの登場人物とリンクしている現実世界のキャラの立ち位置も面白い。いつもガチャガチャうるさいけど大事な時は結託してアリスの背中を押す白うさぎ、三月ウサギ、ジャックが友達なのもわかるし、基本寝てるのにアリスの名前考える時とかぶっ通しで起きてたくらい大事に思ってるネムリネズミがいつもそばにいて寄り添ってる飼い猫ちゃんなのもわかるし、普段仲良いけど大事な時蚊帳の外にされてたイモムシがなにも知らない先生なの面白すぎるんですよね。

そう順々に結びつけて考えていった時に、ひとこともセリフのない現実世界のアリスの想い人である女の子のことになります。

完全にオタクの妄想だし幻覚なんですが、きっとあの女の子アリスのこと普通に好きだと思うんですよね。
現実世界の登場人物とデタラメ世界の登場人物、完全にとは言わずとも少し人格が似たところがあるじゃないですか。
そこから辿るとあの女の子、きっとチェシャ猫みたいに明るい子で、普段から現実世界のアリスともそこそこ仲良くしてたんじゃないかと。
そうじゃないとわざわざ呼び出しに応じたのに逃げられて怒らないわけない。笑

もう観てからだいぶ経ってるから記憶が曖昧なんですけど、確か友達が「待ってるんじゃないの」的なこと言って背中押すシーンあったと思うんだよな……気のせいかな………その後女の子が来てくれたのは覚えてる。

これは女の子がチェシャ猫みたいに明るい子だと仮定して書くんですが、アリスって現実世界でもデタラメ世界でもタイプがわかりやすいというか…自分のこと振り回してくれる人が好きなんだろうな。本人は絶対不本意だろうけど。

さっきから仮定しかしてない。すみません。行間や余白を永遠にこねこねし続けるの楽しいね。

あと急に話飛ぶんですけど、日替わりもだいぶ面白かったな〜と思い出しました。急に。
大阪2公演だけだから正直あんまり期待してなかった…というか、大体こういうので地方公演が続いたりすると同じの2回連続とか結構あるじゃないですか。観劇した回どうしがちょっぴり離れていたのもあるかもしれないけど、両方めちゃくちゃ面白かった。特に帽子屋とジャック(これは所謂推し贔屓)。

確かクリスマスはどう過ごす?のくだりで帽子屋さんが毎回違うのをぶっ込んできてて、10/29ソワレはオタクが10000人いたら9999人惚れるみたいな声でアリスに「一緒に過ごそう」って言ってた。横に凪砂担のお姉さんがいらっしゃったんだけど断末魔の悲鳴あげててほほえまだった。私はここで帽アリに目覚めました。
10/31ソワレは「小さくなったブーツにおしるこ入れて……」ってうんちゃらかんちゃら言ってたけどよくわかりませんでした。
他にも中島み…きのとある曲の一部分鼻歌で歌ってたり、松田岳さんって結構綱渡りな日替わりやる方なんだな〜と見ててめちゃくちゃ面白い役者さんでした。

であとジャックの日替わり、ソロ曲の入り直前に「いくで」て言ってたのめちゃくちゃ沸いてしまいました。初見で「いくで」って言ってたの聞いたからてっきり大阪公演ずっと言ってるもんだと思ってたらちょうどその日から始まったものだったらしく。岸本さんってあまりアドリブや日替わりやるイメージないから余計にびっくりでエー!?!?って声が出てしまい反省。周りの人も結構だいぶ沸いてたから許してほしい。
あんまりそれ以外にレパートリー思いつかないからそこからはデフォルトの「listen」に戻したりするかな〜って思ってたら今度10/31ソワレでは「聞いてってや」になってたのは本当にめちゃくちゃ笑ってしまった。多分いちばん悲鳴あがってたと思う。両方ねっとり言ってたのもだいぶおもろいんだよな。

配信見る時間が本当にないのでそこまでこねこね出来なかったんだけど内容についてはこれくらいかな〜。岸本さん繋がりのフォロワーさんと初めましてできたりご飯行ったり、ドッタバタだったけど楽しい期間でした。

スペシャルサンクス・フォロワー

音源配信が来年の7月なのマジでいつだよ!って感じなんだけど多分あっという間なんだろうな〜。早く女王様BIGLOVE曲聴きたい。

ドラマティカACT3の感想としてはこの辺にしておきます。読んでる人いないか。

まとめられてすっきり!改めて30公演もお疲れ様でした〜!!大阪公演長くてありがたかった。いいハロウィン過ごせて幸せ者です。

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