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一緒に遊んでいた女の子は、実は女神でした 11

〇〇)…ついに来たぞ…
十二宮全ての宮を突破し、とうとう教皇の間へとやってきた〇〇と美空

美空)んん〜!ドアが固くて開かないよぉ〜

〇〇)任せとけ…”ペガサス•流星拳”‼︎
ドゴォォォン!
〇〇)空いた…!

教皇の間へと入った〇〇と美空。
??)ようこそ教皇の間へ

〇〇)…お前が教皇…!!
教皇は、仮面と冠を取る
美空)…っ!貴方が…教皇、七瀬…!!

七瀬)…せや…2人ともこの十二宮で犠牲を出しながらも、ようここまでやってきた…貴方達こそ、真のアテナの聖闘士や
〇〇)何を言ってる…?!

七瀬)要件はわかっとる、アテナを救うためにはまずやらなければいけない事がある。
〇〇)…そんな事はどうでもいい!お前を和の所へ連れていくぞ!

美空)待って!〇〇!
〇〇)”ペガサス•流星拳”‼︎
しかし…

〇〇)流星拳が効かない…?!
七瀬)…アテナを助けたい気持ちは私も同じや…でもな?私にはどうする事もできへんのや…
美空)…え?

七瀬)この先にある、アテナ神殿のアテナの巨像が持っている黄金の盾…それをアテナの方へかざせば、アテナは…元通りに…うぅ…!!

〇〇)教皇?!

七瀬は頭を抱える
七瀬)ななは、大丈夫やから…早く…
〇〇)わかった…行こう…美空…
美空)うん…

2人はアテナ神殿へ向かおうとしたが…
七瀬)…待て
〇〇)!!
美空)!!

七瀬)死ねえ!!

〇〇)…っ!

美空)〇〇!危ない!…ああああっ!!!
〇〇)…み…く?

七瀬が放った攻撃を美空が〇〇を庇い受け止めたのと同時に美空は断末魔のような声を上げた
〇〇)…美空…!?美空!おい美空!起きろよ!
七瀬)ククク…

〇〇)貴様…‼︎
〇〇が見たのは…
〇〇)教皇の髪の毛が白くなって…

七瀬)…ふふふ
〇〇)教皇!どういう事だ!どうして美空を!!
七瀬)アクイラも、貴様の仲間と同様あの世に送ってやったのだ…
〇〇)なんだと?!
七瀬)私はお前達を苦しみから解放してやろうと思ってるんだぞ?

〇〇)お前…まさか…二重人格?!
七瀬)ふふ…貴様もこの女と同じ場所へ送ってやる…
七瀬は法衣を脱ぎ捨てる

七瀬)我が身に纏え、ジェミニよ!!

七瀬はジェミニの黄金聖衣を纏った
七瀬)…ククク…
〇〇)美月の言う通り、お前はジェミニの黄金聖闘士だったのか!
七瀬)そうだ、アイオロスを美波に命じして討たせたのもこの私だ…!

〇〇)…美空…
〇〇は動かなくなった美空を柱の方へ横たわらせ、近くにあった布を美空の顔に被せる

〇〇)美空達の仇、取らせてもらうぞ!
七瀬)…フン!死ねペガサス!”アナザー•ディメンション”‼︎
〇〇)なっ!異次元に吸い込まれる?!

〇〇の前に広がるのは異次元空間
七瀬)そうだペガサス、お前は永遠と異次元を彷徨うのだ…!フハハ!!

〇〇)うわぁぁぁぁぁ!!
その時…

七瀬)…っ!!なんだと?!
〇〇)がはっ…あれ?俺は異次元空間にいたはず…
七瀬)誰だ…!?

一輝)…鳳凰座、フェニクス一輝。
〇〇)一輝?!
一輝)貴様か…奈央を殺したのは

七瀬)殺した?フン、あれは双魚宮で絢音により殺されたのだ、私ではない!
一輝)だが、命令したのはお前だ…妹の仇は俺が取る!
七瀬)ふふふ…そうか…なら、ペガサスの五感を奪ってお前の相手をしてやろう…まずは味覚からだ!!

〇〇)…っ!!
七瀬は次々と〇〇の五感を剥奪していく
〇〇)…くそ…!

七瀬)…さぁトドメを刺してやるぞ…喰らえ…”ギャラクシアン•エクスプロージョン”‼︎
〇〇)うわぁぁぁぁ!!
七瀬)さぁ星々と共に砕け散れ!

〇〇は地面に叩きつけられる
一輝)〇〇!
七瀬)ふん…死んだか…さぁ、次は貴様だフェニクス!
一輝)…っ!

七瀬)はぁぁぁぁ!!!
一輝)…っ!
ドゴォォォン!

一輝)ぐわ…!
七瀬)フン、この程度か…笑止…!?
一輝)さぁ幻覚を見ろ…!
____________________________
七瀬)…っ!

七瀬が気がつくと、玉座に座っていた
七瀬)…ここは…
ギィィィィ!!

教皇の間の扉が開くと、〇〇達が教皇の間へと流れ込んできた
七瀬)なっ…!!

そこには美空や奈央、紫龍、氷河の姿もあった
七瀬)…(これが幻覚か…)
しかし、その後ろから

七瀬)…っ!!

そこに現れたのは危篤状態に陥っているはずの和。
七瀬)なに…!!黄金聖闘士共よ!奴らを排除しろ!!

七瀬の前に黄金聖闘士が現れる…しかし
七瀬)…どうした?!なぜ向かってくる!!私は教皇だぞ!
『もう、罪を重ねるな…』
七瀬)黙れ七瀬!!


七瀬)はっ!!

七瀬が気を取り戻すと、七瀬はたくさんの汗をかいていた
一輝)鳳凰幻魔拳。この技は相手の精神をズタズタにする。
七瀬)…くくく…なかなかやるじゃないかフェニクス…なら、私もこの技をくれてやろう…”アナザー•ディメンション”‼︎

一輝)何?!うわぁぁぁぁ!!
七瀬)ふふふ…

一輝を異次元に送った七瀬
〇〇)…っぐ…
七瀬)まだ死にきれぬか…よかろうなら人想いに殺して…なに?!
〇〇)…七瀬、俺の五感が全て失われたとしても俺の命ある限り、俺の小宇宙は高まり続ける!喰らえ…”ペガサス•流星拳”‼︎

七瀬)ふん!その高速拳で私を倒すつもりか?!
〇〇は高速拳を撃ち続ける
〇〇)うおおおお!!
七瀬)無駄だ!…なに!?流星拳の速度が…!これは…!
〇〇)うおおおおお!!
七瀬)馬鹿な…ぐわぁぁぁぁ!!

〇〇の拳により、七瀬は吹き飛ばされた
〇〇)…やった…教皇を倒した…5人のうち生き残ったのは俺だけ…だが、五感を失った俺にどうやってアテナの神殿まで辿り着けば…
『〇〇!』

〇〇)和?

『あきらめないで!アテナの神殿はすぐそこだよ!』
〇〇)…和、五感を失った俺には見えないよ…あれは…!

〇〇)あれは…まさか和が俺を導いてくれているのか?もう少しだ…アテナ神殿まで行けば和の命を救える…!
ドスッ!
〇〇)うっ…!
七瀬)馬鹿め、あの程度で私を倒せるとでも思ったのか?私を追い詰めたのは褒めてやろう。しかし、完全に息の根を止めなくてはな!喰らえ!なっ!!
〇〇は、華麗にかわして七瀬の背後に回る

〇〇)もう一度力を貸してくれ…俺の小宇宙よ!アテナよ!
七瀬)…っ!
〇〇)”ペガサス•ローリングクラッシュ”‼︎
〇〇は七瀬共に天高く飛び上がった
そして、火時計が目に入る

〇〇)火時計が…消えかかっている…!
そして地面に落下する
ドゴォォォン!

七瀬)ぐわっ…!
〇〇)ぐっ…(早く行かなければ…全てが終わる)
〇〇は力を振り絞り、立ち上がる

七瀬)させん!うっ…〇〇!早く!
〇〇)七瀬?!

七瀬)火時計が消えかかっとる!はよ行かんとアテナは死んでこの世界は…黙れ!ぐっ…〇〇の邪魔はさせへん…ええから、はよ行け!!
〇〇)…ありがとう…七瀬!

七瀬)…貴様はどこまでも私の邪魔ばかり…待ってろ今ペガサスを!!
一輝)待て!

炎が広がり、炎の中から一輝が歩いてくる。
七瀬)…っ!
一輝)フェニクスは地獄からも蘇る。覚えておくんだな
七瀬)…

一輝)喰らえ!フェニクス最大の拳!”鳳翼天翔”‼︎
七瀬)なっ!ぐわぁぁぁ!!!
七瀬は柱に突き飛ばされる

七瀬)…っく…
ゴゴゴゴゴゴ…
一輝)…なんだ…?!
七瀬)ペガサスがアテナ神殿へ…これ以上戦いが長引けば…?!
戦いの影響で天井が崩れ始めていた

七瀬)最後に教えてやろう、井上和はこの地上を治める器ではない!
一輝)なに?!
七瀬)冥界にはハーデス、そして海のポセイドン、太陽神アポロ、そしてアテナの姉のアルテミス!あらゆる神々がこの地上を狙っているのだ!
一輝)なんだと?!
七瀬)これらの神々にあの女が立ち向かえる訳がない!だからこそこの世界の救世主は私なのだ!

一輝)馬鹿な!
七瀬)これ以上は無駄だ…お前もここで死んでもらうぞ!
七瀬が天井に向けて、高速拳を撃つと教皇の間は崩壊し始める
一輝)何?!
七瀬)さらばだ!!

七瀬は崩壊する教皇の間を後にし、〇〇の後を追う。


〇〇)見えてきた…あれが…アテナの巨像…
〇〇はアテナ神殿へ辿り着いた

〇〇)この盾をアテナにかざせば…でも、和はどこだ…?


美月)…火時計が消える…!

祐希)…そんな…!

咲月)…和…!

咲月)急いで〇〇!

〇〇)…くっ…どこにかざせば…
七瀬)させるかぁぁぁぁ!!!!
その時アテナの盾から光が発せられた

七瀬)なっ!!
七瀬は光をかわして、〇〇に攻撃した
〇〇)ぐわぁぁぁぁ!!

〇〇は盾を持ちながらふらついた後、地面に倒れ込んだ。
七瀬)…ふふふ…はははは!!これで地上は私のものだ!ふはははは!!

七瀬の笑い声が響き渡る。
そして

祐希)火時計が消えた…
紗耶)それじゃ…この子は…!?

咲月)…和…!
和)…

咲月が和の手を握りしめると…
和)…痛い…痛いよ…さっちゃん…

咲月)…和‼︎

To be continued…

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