一緒に遊んでいた女の子は、実は女神でした　4

〇〇)くそっ…どこにも抜け道がない！

美空)…あっちなんてどうだろ？
〇〇)さっき行ったわ！

教皇の間を目指す〇〇達はあやめが作り出した空間により双児宮を抜けられずにいた。

〇〇)…氷河と奈央があやめを倒すしか…
美空)…そういえば、紫龍は？
〇〇)…紫龍…そういえばいないな…

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あやめ)ほら！あやの事捕まえてみなよ！

奈央)くっ…

異次元空間を自由に行き来するあやめ。
氷河がどこかへ飛ばされてしまった事で奈央1人だった

奈央)…うぅ…
あやめ)ほら！

ﾄﾞｽｯ!
奈央)きゃっ！！
あやめ)…もう1人の人いなくなっちゃったからやる気無くしたの？

あやめはニコニコしながら問いかける
奈央)…負けない！はぁぁっ！
あやめ)甘い

あやめが異次元空間に入ろうとした途端、あやめの腕に鎖が巻き付く

あやめ)なっ…！
奈央)…これなら…私は貴方に着いていける！
あやめ)くそっ…なら、あやが貴方を異次元送りにしてあげる！！喰らえ！”アナザー・ディメンション‼︎”

奈央)うわぁぁぁ！
異次元空間に吸い込まれる奈央、しかし…

ｶﾞｷｨｨﾝ！
あやめ)…バカな！鎖を柱に巻きつけた？！

奈央)…苦しんでる和の為にも！負ける訳にはいかない！！
あやめ)…この小宇宙…まさかセブンセンシズに？！

奈央)喰らえ！”ネビュラ・チェーン‼︎”
あやめ)ぐっ…うわぁぁぁ！！！

奈央からの攻撃により、あやめは柱に激突
あやめ)…そんな…

奈央)…はぁ…はぁ…やった！私！黄金聖闘士を倒したんだ！

奈央があやめを倒した事により、あやめが作り出した迷路のような空間は消滅した
〇〇)…あれ？
美空)…迷路じゃなくなった…て言う事は！奈央達がやってくれたんだ！
〇〇)俺たちも先を急ごう！

_____________

その頃、紫龍は1人で第4の宮巨蟹宮へとやってきた

紫龍)…ここが…‼︎
紫龍は背後に人影を感じ、振り向こうとするが…

？？)動かない方がいいよ？
紫龍)お前…何者だ…？

？？)…ふふふふ

すると足元に人の顔が浮かび出てくる
紫龍)これは！？

？？)この顔は皆んな、あの世に行けずに永遠とここら辺を彷徨ってる人達。
〇〇)…紫龍！

丁度そこへ、〇〇達がやってきた
美空)…うわ！何これ！キモっ！
奈央)…紫龍！氷河知らない？！

紫龍)わからない…それより、今はこいつに集中しよう…
〇〇)…お前…

？？)私はこの巨蟹宮を守る黄金聖闘士、蟹座キャンサーの史緒里。
〇〇)…お前が…黄金聖闘士？
史緒里)そう…私は死を司る聖闘士、そしてここに浮かび出ているのは、死人の顔達。

美空)私たち、この先に行かないと行けないんです…通してもらえませんか？
史緒里)…
〇〇)…なんとか言えよ

史緒里)通してあるのは良いけど、その前に…貴方達を冥界に叩き落としてあげる

〇〇)なっ…！！
紫龍)冥界だと？！

すると、まさに死人と呼ばれるゾンビみたいなものが〇〇達に縋りよる

美空)…な…なにこれ！
奈央)離れない…！

史緒里)ふふふ…
〇〇)くそっ…どうすれば…！
紫龍)氷河がいれば…こんなの楽勝なのに…！

その頃…第7の宮天秤宮では…

氷河)…早く12宮を突破して、教皇の間に辿り着かないと…アテナが…和が死んでしまう！
蓮加)…

氷河)…頼む！蓮加！ここを通して俺達に協力してくれ！

すると蓮加はため息をつく

蓮加)私がどうしてわざわざ宝瓶宮から出てきたかわからないの？
氷河)なんだと…？
蓮加)私たち黄金聖闘士は、神に近しい存在。例えアンタら青銅聖闘士が束になろうと、私たち黄金聖闘士は倒す事はできない…それに誰1人、この12宮を突破した人はいないの。多分、私1人でも12宮は突破できない…だって、処女宮で詰むもん。

氷河)…蓮加…？
蓮加)…氷河…悪い事は言わないから、今すぐにここから立ち去れ！
氷河)…それはできない…！

蓮加)…アンタならわかると思ったのに…
氷河)…？！

蓮加は両手を組んで、両腕を上に上げた

氷河)…あれは…まさか？！
蓮加)…アクエリアスの蓮加、最大の拳…

蓮加の両腕は水瓶の形、そのものだった

氷河)…！！
蓮加)くらえ…”オーロラ・エクスキューション”！！

氷河)うわぁぁぁぁぁ！！！

氷河は吹き飛ばされる
蓮加)…オーロラエクスキューションは、絶対零度に近い冷気。そして、絶対零度は-273度に達し全てのエネルギーを停止させる。

氷河)…ぐっ…がは…
蓮加)…ごめんなさい…でもこうするしか…

蓮加は今にも力尽こうとしていた氷河の身体に近づく

蓮加)…他の黄金聖闘士達に無惨にやられるよりは…

蓮加は片手で氷河を氷漬けにする。
蓮加)…氷河…どうか、安らかに…

……
その頃…

〇〇)くそ…

〇〇達は相変わらず苦戦を強いられていた
しかし…
紫龍)…〇〇、美空、奈央…お前達は次の獅子宮に行け

美空)何言ってるの？！

紫龍)…獅子宮の黄金聖闘士は、美月だ…美月ならおそらく…！

〇〇)なるほどな…2人とも！急ごう！

〇〇と奈央、美空は巨蟹宮を突破しようとする

史緒里)…逃すかぁ！！
ｽﾞﾄﾞｫｫﾝ！

史緒里)…！？
紫龍)史緒里、貴様はの相手はこの俺だ！
史緒里)…ふぅん、黄金聖闘士に1人で挑む気なんて…ホント…馬鹿よね！

紫龍)うおおお！

紫龍は史緒里に飛び掛かるが…史緒里は人差し指を突き立てて
史緒里)…”積尸気冥界波”！！

紫龍)…ぐっ！何！？身体が吸い込まれる！？
史緒里)積尸気冥界波は、肉体と魂を分断して黄泉比良坂へと叩き込む…！落ちろ！黄泉比良坂へ！！

紫龍)ぐわぁぁぁぁ！！！

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その頃…

和)…う…うう
桜)…和大丈夫？

和達は、祐希を伴って双児宮まで来ていた

祐希)…ムウ！あそこにジェミニ黄金聖衣が！
ムウ)…これは…

ムウは、倒れているあやめを見つけた
ムウ)…確か彼女は白銀聖闘士…

咲月)白銀聖闘士？それじゃ、ここに倒れてる人は黄金聖闘士じゃないって事なんですか？
ムウ)…やはり、美月の言う通りかもしれません…

和)…美月…
ムウ)しかし、そんな美月の小宇宙が先程から小さくなっている…
祐希)え？！ムウ！どういう事？！

ムウ)もしや…美月の身に何かあったのでは…

…

〇〇と美空、奈央は獅子宮に辿り着こうとしていた

美空)あそこを登れば、獅子宮だよ！
奈央)…でもなんか変…
〇〇)…あぁ…獅子宮から怒りの小宇宙を感じる…

美空)でも美月さんは、黄金聖闘士の中で和をアテナって認めた人だよ？！
〇〇)…とりあえず、急ごう！

To be continued…